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日本の今はてんてこう舞い
土鍋炊き ふつふつ香る 吹き出口
ほのかなる米 阿波と消え行く
何でもかんでも神性視するんじゃない
迎合すること統合していくこと見極める
ひたと向き合い残すものといらないものと差分けしていくことだ
今の過程は楽しいか嬉しいことか
喜ばしいこと無限に湧き出づるはこれぞ三草
苦いが美味いのう
米とぎのにじるは使いよう
米の浸水半刻前に白身なる面白や
土鍋を拭き移して火にかける
ここまでにも生命の輝きありがたい
ひたと向き合い色んな声が聞こえ候
わたしは無我夢中で勤しんでいたのでわからないがこれぞ充実していたのはわかる
聞こえていたかもしれない
ただずっと今にいたようだ
ぼっーーーと土鍋を監視
ふつふつとわいてきた
あっという間
ぼこほこいう吹き出口
フタがなる
火口を弱火に落とし吹きこぼれる気泡を見続ける
ふつふつ…ふつ…
三十の時越え火口を消す
しばし待たれよふらふら二十分蒸らす
どれどれ蓋開け見ればほのか香る米の味
想像上の出来米完成前に泡と消えゆく
あわや凪ここへ来て上がる食卓の味
お袋の味
三千年苦難の幸ぞ これが美味い
すめらすめら
かわるかわる
うれしうれし
たのしたのし
ありがたいありがたい
愛する愛する
出会いに感謝出会いに感謝
杉乃中かう 拝




