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私の器
ステンレス 器の中の 水とキズ
機械の息と人手の小息
一つこの器に幾つの傷跡がついているのだろう
一つこの器には幾人の御手がたずさわっているのだろう
一つこの器は地の大神の分御霊である
器の中の水はきれいに写る
器の中の水はきれいに見える
この水はきれい
見た目か ある
においか それもある
柔らかい それもある
安全だとどうしてわかるのか
いちいち測らない
なぜか安全で
昔からそうだったから
誰かのおかげで
一体何が安全だと思っているのだろう
とにかくありがたい
誰かのおかげで
安心安全に水が飲めること感謝を捧ぐ
底にあるキズは規則的模様
グルグル
チョンチョン
ほんの小さな傷跡が重なり合い統合されている
一つだって蛇行していないキズに機械と人と
何者かの息遣いを感じる
色が描けていたってする
ステンレスの中は塗装されていないのに変なの
線が傷跡の色を見せる
キズは七色に変化するの面白い
光る器それもニブイ
じっーと見ている私の器
すめらすめら
かわるかわる
うれしうれし
たのしたのし
ありがたいありがたい
愛する愛する
出会いに感謝出会いに感謝
杉乃中かう 拝




