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2-3 フローラ盗賊団 (後編)

盗賊視点


やっと眠りについたようだ。


そういうのはこのフローラ盗賊団の副団長ことマルスである。


マルスはフローラ団長と幼少の頃からの友人で、いつも二人で悪さをしたり、宝探しーとかいって遠くの山に探検にいったりした仲である


そんな2人も大きくなって、仲間も増え今では人々からフローラ盗賊団って言われるほどの大きい組織になった。



昼間、すごい装飾のされた高価な剣をぶら下げた旅人をみつけて今回のターゲットにした。


最初は貧弱そうでちょろそうだなぁって思ってた。

隙をみて襲おうと茂みに隠れていたのだが、ナイフが飛んでくる。

しかしナイフは軌道がずれ朝って方向に飛んでいく。


たしかに気配に感づかれた。

だが幸いなことにその場に居合わせたゴブリンが気配主だと勘違いしてくれた。


最初に見たときはちょろいと思ってたけど、ゴブリンとの戦闘が始まり目つきが変わった。

あれは強者の目だ。

案の定そのあとのゴブリンとの戦闘はすごかった。


これは自分一人じゃ無理だと判断し、一旦拠点に戻り団員の中でもとくに手練れなメンバーを4人引き連れた。



『おやびん、おいらに殺らせてくださいっす。』


そういうのは自分のことを一番に慕っているヨルである。


『任せた。だが無理はするなよ。』


ヨルは自分が鍛えた一人である。自分とフローラは産まれながら両親が無く、ヨルも幼少の頃に両親に捨てれたみたいでそんなヨルにどこか親近感がわき兄弟のように接した。


ヨルは団員の中でもとくに隠密が得意でこういったことはお手の物である。



ヨルが気配を消しながらそーっと近づく。

そして1m付近まで近づいたときにナイフをスッと出し胸に突き刺す。


ヨルの顔にヤッターという喜びの顔になる。



だがこのときマルスはタケルのことを忘れていた。








主人公視点


ナイフ突き刺して喜びを隠しきれない盗賊の一人。


だがタケルは盗賊たちの後方のいた。

そう、タケルは昼間やったみたいにスキルを使ってこっそり後ろの方に移動していた。



タケルはさっと飛び出し、近くにいた盗賊の一人と相見える。


相手は持っている剣で対応しようとするが、聖剣(キャリー)で剣ごと切り裂く。剣はスパッと綺麗に真ん中から切れ落ちる。


切られた相手は痛みにもがき苦しみ倒れ込む。

どうやら切り口が浅かったようだ。


そして倒れてる盗賊は無視し、次に近くにいた盗賊を剣の風圧だけで吹っ飛ばす。

次の盗賊は自分と目が合うと恐れをなして逃げ去る。


残ったのはたぶん盗賊たちを指揮しているリーダーと自分の分身にナイフを突き刺した盗賊である。


リーダーと睨み合う…


『化け物染みた強さだな。』


盗賊リーダーが話しかけてくる。


『自分は普通人なんだけどね。』


そしてタケルはフェアリーフェザーと唱え一瞬にしてケリをつける。


盗賊リーダーは何が起きたのか理解が出来ずに地面に倒れ込む。


体からジワーっと血が流れ出る。

傷口を押さえ、立ち上がろうとするが体に力が入らない。


そしてトドメを刺そうと盗賊リーダーに近づく。

すると自分の目の前に人影が映る。


そいつは自分の分身を突き刺したやつである。


タケルはどうしたものか考えてると、その盗賊は何を思ったのか土下座する。


『こんなことを言える立場じゃないのはわかってる。だけどどうかおやびんを殺さないでほしいっす。』


『自分の命を狙っておいてそんな虫のいい話はないと思うが。』


『おいらはどうなってもいい。だからおやびんだけは助けてください。


タケルは考える。こまま見逃してもいいのだろうか。また違う人が犠牲になってしまうのではないかと。


『オレのことはいい、ヨルお前は逃げろ。』


盗賊リーダーが怒鳴る。

だがヨルと呼ばれた盗賊は動こうとしない。


『はぁ、わかった。見逃してやるからもういけ。』


タケルはため息を履いてからそういう。


『いいのか?』


『二度は言わん。だけどもう他の人を襲うのはやめろよ。次同じような悪事を働いてるの見かけたら今度はためら無く切り捨てるからな。』


『あぁ、わかった。約束する。今後は真っ当に働くと。』


ヨルはこれでもかってくらい頭を何回も下げ。盗賊リーダーとその場を去る。



『タケル様よかったのですか?盗賊の言うことです、約束を守る保証なんてどこにもないですよ?』


たしかにそうである。その場の方便だったかもしれない。だが


『なんだろうなぁ、あのヨルって人を信じてみたくなってなぁ。それに突き立てたナイフ、致命傷は避けてたみたいだし。』


それでも下手したら死んでたかもしれないのであれだけど。

まぁ自分もまだまだ甘いってことだなぁ。







『よかったです。おやびん。』


そう言うのはヨルである。


『そのまま置いていけばいいものを。』


ヨルがマルスに肩を貸し、歩いてる状態である。


『オレたちが真っ当に生きると思うのかね、あのお人好しさんは』


『でもまぁせっかく助かった命なんだし、おやびんとならどんな仕事だって出来そうな気がするっす。』


そうだなぁ、ヨルそしてフローラと一緒に……



ドサッ。


ヨルが倒れる。それに伴いマルスも倒れる。


一体どうしたんだと思いヨルの方を見る。

ヨルの背中にナイフが突き刺さっているのである。


『おやびん逃げてください!』


ヨルはそう叫んだが、相手が剣でヨルの頭を貫きヨルはしゃべらなくなった。



『いけないなぁ。煩いのは嫌いだなぁ。』


『くっ、お前は…』


『いろいろとありがとね。おかげで助かちゃった♪』


その者は子どものような笑みを浮かべこちらを見下ろす。


『それではご苦労様でしたー。』


そう言うとマルスの背中に剣を刺した。


(フローラ…逃げて….。)


そうしてマルスは起きることのない眠りに沈んでいった…。



なんか無性に新しい物語が書きたくなってきた(^^;;

なんとかキリの良いところまでもっていきたいところ。

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