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2-2 フローラ盗賊団 (前編)

思ったより長くなったので二回に分けたいと思います。

ポポランを目指して道なりを歩いていく。

道中ちょこちょこモンスター(ゴブリン)に出くわすが前回みたいに仲間を呼ばれる前に蹴散らすので問題なく進んでいく。


進んでいると木や茂みが覆い茂る森の前までくる。


『わぁ、すごい深い森ですね。薄暗いし何か出そう。』


キャリーのいうとおり、昼間だっていうのに暗くて気味が悪い。


森を迂回した方がいいかなぁって考えたけど、最短ルートの方がいいし森の端が見えないからこのまま真っ直ぐ抜けることにした。


森の中は思った通り暗くジメジメとしている。


『こんな湿気てたら錆びちゃうよー』


時折キャリーが自分を人のように話すから忘れがちだが剣なのである。ってか伝説の剣は錆びるのか?

そんな疑問を頭に浮かべながら森を進んでいく。


『タケル様タケル様、あそこに珍しいキノコが生えてますよ?きっと美味しいはずですからいただきましょう』


『いやいや、食べるの自分だから。きっと食べたら変な幻覚みちゃうから。』


見た目が黄色で紫の縞模様になってるキノコってどう考えても食用じゃないよね?



ただでさえ薄暗かったのが日が暮れて真っ暗になってきた。


『うーん、今日中に森を抜けれそうにないし今日はここで野宿かな。』


そういい、泊まる準備をする。隣で宿屋に泊まりたいだの言ってるけど無いものは仕方がない。


小枝を集めて焚き火の用意をする。

火属性の魔法なんて持ってないから、いつもアイテムポーチに携帯している火炎玉を取り出す。

これは水晶玉みたいになっていて叩きつけて割れると火が広がる仕組みになっているアイテムである。


小枝を敷き詰めているところに火炎玉を投げつける。小枝に火が移って焚き火の出来上がり。



焚き火が出来てしばらく休息をしたあと夕食の準備をする。

夕食は野菜とクリームスープを煮込んだもので野菜が柔らかくなれば完成である。


焚き火でグツグツと野菜を煮込んでいく。柔らかくなり過ぎても嫌だし硬いのも嫌、ほど良い柔らかさになるように念入りにチェックをする。


タケルは基本めんどくさがり屋だが料理にたいしては結構うるさい方で真剣そのものである。


いい感じの柔らかさになり隠し味にいくつかスパイスを入れる。

そして軽くかき混ぜ、皿に盛り付ける。


うーん、クリームスープとスパイスのいい香りが胃を刺激する。



そして一口、口に運ぶ。

口に入れた瞬間野菜とクリームの旨味が広がり幸せな気分になる。


続いて野菜を口に運ぶがこれもなかなかに美味しい。


気がつけばスープは無くって満腹になっていた。


『ふぅ、食った食った。もう食べられない。』


『うぅー、わたしも食べてみたいですぅ。』


キャリーは恨めしそうにタケルに話してくる。



満腹になってしばらく休息をし、毛布にくるまり胡座の状態で目をつむり眠りに入る。

タケルはダンジョンや外ではこういう風にして眠るのである。


いつ何時でも隙を作るなってじいちゃんが言ってたなぁ。

まぁいつも気張ってたら体がもたないからこういうときしかしないけど。




何時間か過ぎて妙な気配がする。

これは今日の昼間に感じた気か?

相手に起きていることを悟られないように目を閉じたまま気を探る。


相手は3…いや更に後方のほうに2人、合計5人か。


気配を察知しにくかったことから結構な手練れだと推測する。


追跡して、寝たところを襲う手筈だったみたいだが残念だったな。



どうやら今夜はぐっすり眠れそうにないや。

そう心の中で小言をいいつつもワクワクしている自分に気づかずにいるのであった。



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