第17話 世界7不思議No.6『オリンポスの雪男』の“真実“
「対価は・・・だ。」
私はその時契約してしまった。ジョーカーと。
のちにこの契約が私を苦しめるとも知らずに。
私はアビスの攻撃を難なくかわすことができた。
「一族魔法」
魔法はアビスに直撃した。
「その魔法は!?どうしてお前が持ってるんだ!まさか、そういうことか!」この魔法がどうかしたのだろうか。
いや今はそんなことどっちでもいい。
契約による強化は数分で効果が切れるから。
「この魔法に全力をかける。」私はいま持ちうる全ての力を勇者の聖剣に込めた。
「俺も負けるわけにはいかない。ここで俺が負けたら計画が終わる、魔族とエルフそして虐げられて来た種族のための計画が。だから、俺は絶対に負けられない。ラピュータ連合のためにために。」魔王アビスも自分の全ての力を自らの剣に込めた。
『勇者最終斬』
『魔王最終斬』
勝負は一瞬だった。
勇者が少しだけ魔王よりも剣を振るう速さが速かった。
「グハッ。」魔王は血を吹いて倒れた。勇者の全力の一撃はさすがの魔王でも回復できなかったらしい。
「勇者、最後に俺から予言するぜ、“お前はいずれ帝国を裏切る“お前は占いができるんだろ、今度自分の運命を占うといい、お前がやがて帝国を滅ぼそうとする者たちの一員になっている未来が観えるはずだ。」不吉なことを言ってアビスは消えた深淵の闇の中に。
ガガガガガ
という音と共に山が動き出した。
ペインが地下室でボタンを押したのだ。
「速く急がないと。」ストロベリーは地下へ急いだ。
その頃アーサーたちは、
「どういうことだ!世界7不思議No.6『オリンポスの雪男』の正体はシャドーの魔力の結晶だろ。俺はこの目で見たんだぜ。」ティッチは信じられないようだった。無論俺もだ。
「あなたたちはわかっていないのね。シャドーの魔力の結晶はただこの不思議の名を借りただけの模造品。真の『オリンポスの雪男』はもうすぐ現れる。」そう言っている間にも山は動いていた。そして新魔王城も浮いていた!?
「これはどういうことなのじゃ!こんな巨大な建物が動くなど、膨大な魔力が必要なはずだ。」テオフラトゥスも驚いている。
「この装置は私たちエルフが創ったもの。神の技術で。その上に新魔王城を創った私たちには3種の神器の一つがあるから。」そういえば、この一週間でこんな巨大な建造物を造るなんて不思議だと思ってた。
「何!?三種の神器じゃと!?あれは確かに大戦中に破壊したはずじゃ。あんなもの誰も所持すべきではない。」
「あれはただの偽物。私たちが持ってるのは本物。そして私たちが今から復活させようとしてるものも本物。」その目には人類への復讐の灯し火が宿っていた。
そしてオリンポス山上空。
魔王城が浮上し、山が割れていくのを見ている者が二人、
「よかったよ。彼女が僕との契約を守ってあれを起動してくれて。」ジョーカだ。
「いや、まだわからないぜ。あれを出現させても起動させるかはまだ。」もう一人はシャドーだ。
「あれが起動されればラグナロクが始まり世界は終わるだろうが、お前の目的はなんなんだ?ラグナロクで世界が滅んだとしても。」その時ジョーカーが人差し指を口に当てた。
「シー。それは僕の計画が成功した時に教えるよ。その時に君が生きてるかは別だけどね。」ジョーカーは悪魔のような笑顔で言った。
ガガガガガン
山が完全に割れた。
そして中か現れたのは。
「三種の神器が一つ、『雪男』」『雪男』そう呼ばれたのは山ほどの大きさの超巨大ミサイルだった。雪色をしており、機体には『雪男』
『オリンポスの雪男』の正体は世界を滅ぼせるほどの強大な力を持った純白の超巨大ミサイルだった。
用語解説
三種の神器
全て揃うと世界を思うがままに創れると言われている。あまりにも教大すぎる力のため帝国が全て破壊したとされていたが、帝国が破壊したものは偽造品であり本物の三種の神器は封印されていたり、誰かが所持したりしていた。現在わかっている時点での三種の神器は新魔王城を創る時に使ったもの、そしてオリンポス山から出てきた『雪男』。なぜそんな名がついているかはまだ謎だ。三種の神器が導く未来とは・・・。
次回もお楽しみに。




