第11話 魔王誕生 終焉への第一歩
祝日スペシャル
今日は2話投稿します。
時間帯は1話目=朝
2話目=夜
です。
楽しみにしてください。コメント待ってます。高評価YOROSIKU!
「クロコダイル、私のせいで。」アルテミスは泣いた。俺たちもだ。一緒に戦っていたクロコダイルが死んだのだから。おそらく俺たちはもうじき死ぬだろう。クロコダイルすぐに会いに行くからな。
「もう誰も死なせない。」
アルテミスの目がその時赤く輝いた。
「復讐の紅よ、悲しみの雨よ、全てを滅ぼす光となれ。」
『悲しみの紅雨』
アルテミスは倒れた。そして魔法により魔獣神は紅い光になって消えていった。
俺は魔獣神が
「ア・・リガ・・ト・ウ・オレヲ・・コロ・・シ・テクレ・・テ」
と言ったのを確かに聞いた。
バキバキバキ
空間が割れる音がした。町からだ。
「何があったんじゃ。わしの少し回復した魔力でワープする。振り落とされぬよう気おつけるんじゃ。」
「移動」
町は滅んでいた。瓦礫と人々の死骸が転がっている。
だが何よりも俺が目を止めたのは
「アビス!。」そこには頭に王冠を被り圧倒的な魔力を持ったアビスがいた。
「こんにちはアーサー。俺は魔王アビスだ。あのときお前らに邪魔された計画はついに達成された。どうして俺が魔王なのか話してやろう。」前とは違う圧倒的な覇気を纏っていた。
今日から明日へ時が移るタイミング。
ちょうどアーサーたちが魔獣王を倒した時。
アビスはこの町に結界をはった。中にいる人間全員を捕食する結界だ。
その時結界内にいた人間は全て喰われた。
その知らせを受けたアリッド大陸の強者がこの町に集った。
その中でも1等級の実力者、テオフラトゥスとフォルテそしてティッチには刺客を差し向けた。
そして残った1等級以下の者たちを殺し、喰った。
アビス討伐部隊は壊滅した。
生き残ったのは勇者パーティー、討伐騎士長そして刺客を退けたフォルテとティッチだけだった。
そしてさらに強者を喰らいアビスは魔王へと覚醒した。
時計は2を示していた。
「どうだ。分かったかアーサー。お前たちはまんまと俺の作戦に引っかかり魔獣神と戦っていたんだぜ。」アビスが話終わった頃生き残った数人が集合した。
今生き残っている者は俺たちを抜くとフォルテ、ティッチ、勇者。その三人だけだった。
「無事でよかった。魔獣神と戦ってるのに助太刀できんくてすまんかったな。」フォルテは全身ズタボロだった。
「よく頑張った。少年。俺はティッチだ。ここの戦いが終わったら俺の弟子にならないか?この戦いで片足を失ってな、若者の育成係になろうと思ったんだ。」ティッチは歴戦の猛者という感じでどことなく覇気を感じた。
勇者は虫の息だった。それと勇者は俺と同年代ぐらいの女性だった。こんな時に思うことではないのだがめちゃくちゃ可愛かった。
「魔王の鉄槌」
魔王の攻撃が飛んできた。
「お前たちに未来なんてないんだぜ。お前らも喰らって俺は絶対魔王を超えて目的を果たす。」
「お前の好きにはさせない!」
「魔力切れのお前に何ができる。」
「確かに俺は何もできないかもしれない。でも、誰かが殺されるのを黙って見てるわけにはいかない。」
アビスはその時俺にとどめを刺そうとしたその時。
「これ以上誰も傷づけさせない。たとえ私たちが全員死のうとあなたを倒す。」勇者が魔法を放とうとした。
[自爆]
「残念だったな勇者。」そう言って魔王アビスは転移で逃げていった。
バーン と大爆発 と思ったがどうやら魔力切れで放てなかった。
魔王城
「アビス。どうしてお前が魔王を名乗ったんだ。魔王はマグナ・マギ様ただ一人だ。」
「我々新生魔王軍は失踪中の絶対魔王マグナ・マギ様は死亡したと判断した。なので俺がじき魔王に名乗り出たというわけだ。」
「何だと、あのお方にがぎってそんなことはない。」
「我々究極九魔将が争い合ってどうするんだ。帝国の力が弱まっている今こそ我らで人類を滅亡させる時だというのに。」
「そうか。ならば俺とペインは究極九魔将から抜ける。今こそ俺の目標を達成するチャンスなんだよ。」
用語解説
魔王
魔族を統べるもの。絶対的な力を持つ。魔王になるためには質の良い人間をたくさん喰らう必要がある。昔は魔王は魔法使いの王という意味だったらしい。魔王になった者は膨大無魔力を手に入れる。




