第10話 クロコダイルの最期
今回が記念すべき第10話です。
これからも応援よろしくお願いします。
「復活させてくれてありがとな。これが真の太陽王の魔法だ。」
復活したシャドーは子供のような姿だった。
「さあ、速く。入口の老賢者、死にそうだぜ。」
シャドーに急かされた俺たちは彼から受け取った魔法を放った
『太陽王の魔法』
『玉輪王の魔法』
すると封印の間に一つの魔法が出現した。
俺はその魔法をつかんだ。
『封印』
バキバキバキ
俺たちの魔力では魔獣神を封印することはできなかった。
ドーーン
不運なこと魔獣神の技によって俺たちがいた封印の間が破壊されてしまった。
「「「うわぁぁー落ちる。」」」
俺たちが地面に激突しそうになった時・・・
「影移動」
シャドーの魔法で魔獣神の影に移動した。
「今だ。行けー!」
『太陽王の魔法』
「鰐王」
この魔法何処かで・・・
思い出した。
この魔法はさっきのクロコダイルが放ってた魔法だ。
『錬金王』
テオフラトゥスが放った魔法で魔獣神が金になり、クロコダイルの魔法で皮膚を守っていた金色の体毛を貫き俺の魔法でとどめを刺す。
完璧な作戦だった。
もし魔獣神にあんな能力がなければ俺たちは勝っていただろう。
「グアアアー」魔獣神の心臓を貫いた。
だが、
グギュルグギュル
魔獣神は心臓を貫かれても蘇った。
「そんな!」俺たちは驚いたがシャドーは知っていたようだった。
「魔獣神は死なないぜ。だから封印するしか手はないのさ。俺があいつを封印するからお前らは弱らせてくれ。」
そう言ってシャドーは封印の間を直し始めた。
「こうなったら一か八かだ。」
「太陽王剣」俺は太陽王の魔法を纏いながら攻撃した。
「よし。うまくいったぜ。」
ヒョイッ
魔獣神はいともたやすく攻撃を避けた。
俺の最強の一撃が・・・
だが魔獣神に隙ができた。
「今だ!」
『錬金王ノ魔法』
「鰐王の顎」
「大龍水」
魔法は魔獣神に直撃した。
『|封印シール》』
魔獣神の周りに封印球が広がり魔獣神を包む。
「これでやっと終わったんだ。」
俺たちは勝った。
バリバリバリ
何か音がしたが聞かなかった事にしよう。
せっかく勝利の余韻に浸ってたのに。
「魔獣神が復活した!」勘違いじゃない。
詰んだ。
「グオオオー。」
魔獣神の雄叫びに魔獣たちは集まってきたが、魔獣神の砂漠化の能力で砂と化した。ちょっとかわいそうだ。
俺は近づいただけで砂になりかけた。
「わしの結界が解けてしまったのじゃろう。もう打つ手がない。」それでも俺もまだ諦めたくない。
『太陽王の魔法』
呆気なくかわされた。だが少し気になったことがある、魔獣神の体は少しボロボロだ。回復を続けている魔獣神にそんなことはあり得るのだろうか。
いや砂漠化だ。
常に魔獣神は砂漠化の影響を受けている。
復活した時からずっとボロボロだから多分あってる。だとしたら魔獣神は辛くないのだろうか。自分に近づいたものは全て砂になる、そして自身は不死の肉体を持ち常に砂漠化と回復を繰り返している。もし俺が魔獣神だったら辛い。俺はこの時魔獣のことを可哀想だと思った。本当に魔獣は人を喰らうだけの感情のない生物なのだろうか。俺には魔獣神が泣いているように見えた。いや、気のせいだろう。
「アーサーなにをボーッとしておるんじゃ。砂漠化するぞ。」おっと俺が考え事をしていたら魔獣神の攻撃が始まっていたようだ。
「結界ははりなおした。じゃがわしはもう魔力切れじゃ。あとは任せた。」
「任せて。今の私の全力で行く。」アルテミスは今ある魔力全てを込めて魔法を放った。
「大水龍」
「そんな!」アルテミスの全力の一撃はかわされてしまった。
「全員もう魔力は空っぽだ。もう打つ手がない。」その時アルテミスへ砂嵐が来た。
「しまった。」その時アルテミスをクロコダイルが庇った。
「お前は生き残れ。俺はあの時あんたが救ってくれた命だ。ありがとう、最期に理想の魔法使いを思い出せたよ。」クロコダイルは砂になってしまった。アルテミスを庇って。
用語解説
勇者
世界を救う者。魔王を討ち倒し世界に秩序をもたらす存在とされている。勇者にしか使えない強力な魔法があるそう。勇者は世界に一人しか存在できない。今の勇者はストロベリー・ケイク。




