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100分の2の青写真《ブループロット》〜不便な時代もいいとこあるじゃんっ!!〜  作者: 優月菜


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第九十三話 助教授からの話って?


稲垣助教授室。


ドアは開け放たれていた。

助教授用と思われる大きな机の前が小さめの応接室の様になっており、縦目に応接セットが配され右側手前の一人掛け用ソファに直希は腰を下ろして待っていた。


「よく来てくれたね、三枝さん。さあこちらにどうぞ」

対面側の広めのソファに誘導された。


「女子学生さんと二人きりは流石にまずいから、櫻井君も中でいつもの作業を続けて。ただしドアは閉めてね」

「はい」

櫻井はドアを閉めると手慣れた様に大きな机から少し離れた隣の小さめの机の席に着くと電算機に何やら入力を始めた。

カタカタとキーを押す音だけが響く。


荷物を膝に抱えたまま緊張した面持ちの薫子を見て直希は思わず笑みを浮かべると、

「安心して、取って食おうとしてる訳じゃないんだから」


「あの!先程は申し訳ございませんでした!」

「何のことかな?」

「まずは男女の違いについての問答と……また先生が、問われた答えとは言えない様な質疑をお返しした様になりまして……」


「君は面白い人だね。僕の方が態度を改めるべきところを先に謝ってくるなんて」

直希は笑いながら言うも薫子は低頭のまま

「目上の方に対して取るべき態度ではなかったのは私の方ですので、然るべく、ご処分なり何なりお受け致しますので……」


「そんな事で僕が話があると言ったと思ってるの?三枝さんは」

「え?」

「あの時は本当に失礼な事を言ってしまって申し訳なかった。この通り」


薫子に対して直希は膝に手を置き深々と頭を下げた。


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