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100分の2の青写真《ブループロット》〜不便な時代もいいとこあるじゃんっ!!〜  作者: 優月菜


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第四十四話 普通のデート? ⑬【ワタシも告白④】

まず口を開いたのは豊だった。


「カコ、他所様(よそさま)から貰った手紙を読まずに何ヶ月も放って置いたって月ちゃんから聞いたけど、何でかな?」

「自転車ですれ違い様にいきなり前カゴに入れていかれて、知らない人からだし、何が何だか分からなかったから」


「知り合いじゃないんだね?」

「自転車でいつも激走してるから、対向車がいても顔なんて見てないし、他校の人ってことしか分からない」


「月ちゃん、これは仕方ないんじゃないの?」

「でも、こんなに沢山の人の気持ちを無下にしたってことが、そもそも私には分からないのよ……」


「勝手に前カゴに入れて行っちゃうんだよ!」

「でも、こんなに沢山になる前に何で相談してくれなかったの?」

「何を相談するの?」


「ちょっと人から聞いた話によると……今時は手紙を書いた人がカコから返事がなかった事で悪意をもってしまって、後をつけたり、待ち伏せしたり、嫌がらせしたりする事もあるらしいのよ」

「考えてもみなかった……勝手な事されて迷惑としか思わなかったから」


「お母さん自身としてはね、カコが中身も見ないで、そのままにしてある事がまずはどうして?って思ったの。年頃の女の子だったら知らない人からだって、お手紙貰ったらトキメクもんじゃないの?」

「え?お母さんはそうだったの?」


「こんな何通も貰った事ないから……って言うか簡単に手紙書き過ぎよね!今の子は」


『論点ズレたよね?』

薫子と豊は目が合って頷く。


「とにかく、カコが怖い目に合わされても嫌だから明日からこれ使って学校に通うこと」

月子からバスの通学定期券を渡された。


「え!バス!?今更?何時発に乗ればいいのかも分からないのに?」


「早く起きればいいことでしょ!もう今日は寝なさい!今日はもう勉強禁止。それと明日から毎日学校の帰りに小さいおじいちゃんの道場に寄ってから帰って来なさい。」

「何で?帰りが遅くなっちゃうじゃん!」


「はい、早く寝る寝る、おやすみ!」


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