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100分の2の青写真《ブループロット》〜不便な時代もいいとこあるじゃんっ!!〜  作者: 優月菜


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第三十六話 普通のデート?⑤【鎌倉散策②】


二人は今、成就院に向かう階段を登っている。


階段の両脇には紫陽花が植えられている。

「後少しで門に着くんだけど、その前にちょっと脇に寄って振り返ってみて」


後から登ってくる観光客のことを考えての祐希の思いやりを感じつつ薫子は振り返る。


「わあ……」

今、息を上げながらも登って来た道を振り返ると紫陽花の花々が海にまで続いているのかのように見える。


「紫陽花が咲いてるうちに、カコちゃんに見せてあげたかったんだよね」

「今日はお天気もいいから青空と海が一層綺麗に見えますね」


『それを嬉しそうに見てるカコちゃんの横顔も風に揺れる髪も綺麗だよ』と思った祐希だった。


成就院を拝観したあと、極楽寺への坂道を登る。

その時、鶯《うぐいす》のさえずりか聞こえた。

「え?この時期にも(うぐいす)っているんですか?」

「鶯はね、渡り鳥じゃなくて同じ場所にいる留鳥(りゅうちょう)なんだよ、春夏と秋冬ではいる場所を多少移動することはあるけど、初夏にも普通にさえずるんだ」


「今のは?鳴き方が違うんですけど」

ケキョケキョとずっと鳴いている。

「あれは谷渡りって言って、仲間同士危険を知らせる鳴き方なんだって」

「私達、警戒されてるんですかね?」

「もしかしたらね」

祐希がニヤリとした。


その時

「あれ?雨だ!ちょっと急ごう」

と二人は小走りに先を急いだ。


江ノ電の極楽寺駅。

「ちょっと雨も降って来ちゃったし、ここから電車で江ノ島に行ってみない?」


「江ノ島?近いんですか?」

「江ノ電使えば景色を観ながら二十分くらいかな」

「乗ってみたいです」


江ノ島に移動することになった。


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― 新着の感想 ―
鎌倉や江ノ電、江の島は昔デートで行きましたが、とても懐かしいです!もう遠い過去てますが(笑)
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