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100分の2の青写真《ブループロット》〜不便な時代もいいとこあるじゃんっ!!〜  作者: 優月菜


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第三十五話 普通のデート?④【鎌倉散策①】・加筆・修正あり


高徳院。


鎌倉大仏を拝み、胎内拝観をする。

鋳造の跡を見て当時の技術の高さに感心したり、

昭和に入ってからの修理の後にプラスチックを見つけて不思議な気持ちになったりと薫子は結局そう言うところが気になってしまう自分がおかしかった。


人と行き交うのも大変な狭い階段なので一方通行で上り下りすると背中の高い位置にある窓のようなものを

「ここから鋳造の時の土を出したんだって、今は明かりとりに使ってるけどね」

祐希が教えてくれた。


その後、大草鞋(おおわらじ)を見る二人。

「大仏様にこのわらじを履いて日本中を行脚し、万民を幸せにしていただきたいって、茨城の小学生達が三年に一度作り替えてはお大仏様に奉納するって、千九百五十一年からずっと続いてるんだって」


「あんな大きいものをどうやって作るんでしょう?

藁を足指に掛けて編んだりしたものを使うんでしょうか?でも太さが違いますよね……」


「草鞋の作り方知ってるの?」


「草鞋とはちょっと違うんですけど……おばあちゃんがあまり布を縒って長い紐にしたもので草履ぞうりを作ってくれたことがあって、お家の中でスリッパ代わりに使ってたんです」


「そうなんだ、器用な(かた)だね」

「色も考えてくれて、鼻緒だけは布を混ぜないで紅いのにしてくれました……懐かしいです」

「いつ頃の話?」

「幼稚園くらいですかね……足の親指と人差し指の間を空けると健康にいい!とか言われて」


『幼稚園児か……カコちゃんどんな感じだったのかなぁ、可愛かったんだろうなぁ』と祐希の妄想が広がる。


「モノづくりが好きなおばあちゃんでも、あの大きさは無理ですよね!」


薫子はそう言って笑った。


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― 新着の感想 ―
草履ににた草履ってそれは草履なのでは(笑)
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