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100分の2の青写真《ブループロット》〜不便な時代もいいとこあるじゃんっ!!〜  作者: 優月菜


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第二十二話 カッコよすぎる彼④


上野公園の方に歩みを進む始めた二人。


「結局レオさんにご馳走になっちゃいましたね」

手繋ぎの照れ隠しで薫子が先に言葉を発すると祐希が答える。


「あそこでの押し問答も返って他のお客さんの手前もあるからね……次に来た時に皿洗いとか手伝うから大丈夫!」


「よく来るんですか?次に来る時には私もお手伝いする気で来ますから言って下さいね」

「もうカコちゃん本当真面目すぎ」

「でもご馳走になったのに……」


その後すぐに祐希は話を変える様に

「そう言えば上野は、わりと前からしょっちゅう来てたけど、レオさんの店を知ったのは高二の秋ぐらいかな。ちょうどお店を開店したばかりの頃に見つけてすごく美味しかったから常連になってた」

「常連さんはもしかしてメニューのほとんどを知り尽くしてますか?」


「近いかも……俺美味しいのは分かってるんだけどガーリックが効き過ぎてるのは苦手で、レオさんの料理はほんのりだから好きなのかも……で上野に来たら寄るのが当たり前になっちゃって」

「私もガーリック苦手で、自分で作る時はほとんど使わないかも……」


「そっか、それでも美味しいから好きな味なんだ」


「え?」

「カコちゃんのお弁当、買い弁と違うんだよなーって、いつも思ってて何が違うか分からなかったんだよね。そっか調味料の使い方が違うんだね!店のしょうが焼きとか唐揚げとか絶対ニンニク入ってるもんな……それか」


『胃袋掴まれるってこう言うことかー』とぼんやりしてると、薫子が不思議そうな顔をして、祐希な顔を見上げた。


その時後ろの方から女性の声が聞こえた。


「祐希!祐希!ちょっと待って」


上野公園まで後少しのところ。

二人が振り向くと、背の高いスラっとしたショートヘアの綺麗な女性がベビーカーを押しながら小走りでやって来た。


「桜さん?!産休中でしょ?大丈夫なの?走ったりして」


祐希がその女性に声をかけた。


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