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100分の2の青写真《ブループロット》〜不便な時代もいいとこあるじゃんっ!!〜  作者: 優月菜


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第百四十話 いったい何が起きてるの!?


数学演習の授業の後、数週間、直希から連絡がなかった。



講義の時の、薫子に対する祐希に医務室に付き添うように促した嫌味な発言は何だったのか?

むしろ祐希と話す機会を作らせようとしたのか?


あの日の電話の主が誰なのかも分からない。

薫子からの連絡を直希は本当に待ち続けているのかもしれない。


祐希とも平行線のままだ。

月子が言った通り全部忘れてしまえたら……と何度も思う。


それでも月子と話し合って必ず祐希と話をとにかく一度きちんとすること!を目標にすることにした。


十一月二十二日 土曜日

大学から戻った時間に合わせたかの様に、薫子宛に贈り物が届いた。


送り主は稲垣裕子。

赤坂の夜の時に会った支配人(マダム)が直接運んで来た。


「ご無沙汰しております、三枝様。この度は誠におめでとうございます」

「え?何の事でしょうか?」

「あらやだ。ご婚約のことでございますよ」


「は?」

「あらあら、まだ内緒でしたかしら?では、お届け致しましたので(わたくし)はこちらで失礼申し上げます」


慌てて去って行ってしまい中身が何かも分からない。


「婚約?誰と誰が?」

箱を開けると海外ブランドの白いワンピースドレス、バッグ、靴、アクセサリー一式と裕子からの手紙が入っていた。


明日、直希の論文の書籍化された本の出版記念パーティーを自宅で催すので薫子に是非贈ったドレスで着飾って出席をして欲しいと言った内容だった。


サイズは前回あの店で至る所を測られまくったので、合わない訳はない。

それでもいきなり前日に贈ってくるのは解せなかった。


そして何気なく自宅の住所を見て驚く薫子。

大学から程近いお屋敷街の一角だった。


先に仕事から戻って来た母に相談した。


すると

「そうだ!行きなよカコ」

「え?」

「琥原くんも出席するはずだから、捕まえて話をしてきなよ」

「あぁ!そうだよね。お兄さんのパーティーだもんね!絶対、出席するよね?」


「琥原くんに会うだけの為に普段着で行く!」


心に決めた薫子だった。


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