表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
100分の2の青写真《ブループロット》〜不便な時代もいいとこあるじゃんっ!!〜  作者: 優月菜


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
108/179

第百八話 直希の詮索?


「三枝さん、大丈夫かね?」


薫子は高見沢教授の話を聞きながら、口にサンドイッチを入れるのを忘れたまま、いつの間にか目からは涙がボロボロ出ていたらしい。


「この話を……多分、琥原くんは私にしようとしてくれたのに……私、もっと話せる気持ちになってからでいいよって言ってしまって……」

「で、ケンカしちゃったのかな?」


「いえ、違います……」

「そうか……僕達にも分かるほどに君達の様子がおかしい。そんな時に丁度いい機会を与えてしまったのかもしれないな」


薫子が泣き止むのを待ったかの様に高見沢教授が薫子に聞いた。


「直希君は稲垣光希にそっくりなんだが、君、直希君を見てどうだった?」

「え?助教授ですか?」


「うん」

「え……と」

「ハンサムとか、素敵とか思わなかったのかい?」

「あっ、そうですね。物腰が柔らかくて穏やかにお話をされる方だとは思いました」


「それだけ?」

「えっと、はい」

「君は琥原君にしか反応しないのかな?」

「それはどう言う意味でしょうか?」


「普通の女性は、まずは彼の容姿に惹かれる。そして肩書き、若くして助教授ということ。またあの稲垣光希の息子であり、母親の裕子さんのバックには財閥が控えている。彼は所謂(いわゆる)御曹司なんだよ。仕事なんかしなくても多分一生優雅に暮らせるほどのね。興味は湧いたかね?」


薫子はまだ涙が乾いていなかった潤んだ目のまま

「建物にしか興味がない女子大生なもので、その凄さが分かりません。すみません」


「まあ、そうだろうね」

高見沢教授は笑うも、急に固い表情になって話を続けた。


「ただ今回のこの一年生の特別講義については、私の憶測に過ぎないが、直希君は元々、君の事を探ろうとして作った機会だと思えるんだ」


「先程の講義がですか?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ