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160.GIL鯖5日目(前編)

【メタノヴァGIL】5日目 独善的な正義【フロムヒア2期生】

 4,827人が視聴中

 ↑1554 ↓ □

【黒森玲音/Myrkviðr】チャンネル登録者数21.4万人









「玲音、今暇?」


○【お、白鷺】

○【しらさぎー】

○【お】

○【京歌ちゃんきた】

○【お】


警察署の前でぼーっと立っているとフロムヒア同期の白鷺京歌が近寄ってきた。



「暇だが」


「じゃあパトロールでもいかない?飲食店でもまわりながら」


「あぁ全然いいぞ。我、ちょっと今リアルご飯食べてるから運転は京歌に任せていいか?」


「いいよ」


○【もぐもぐ中です】

○【同期の絆】

○【白黒コンビだ】

○【やったぁ】

○【交流!】


京歌のパトカーの助手席に乗り込んでシートベルトを締める。

同じ警察というジョブではあるのだが、GIL鯖が始まってから京歌と話すのは初めてかもしれない。



「どこ行きたい?」


「ん...ずずっ...まかへる」


○【食っとるw】

○【なんかすすっとんなぁ】

○【この時間帯に...】

○【飯テロだ】

○【お腹空いてきたなぁ】



「何食べてるの?」


「家にあったカップ麺。これが一番早い」


「玲音毎日食べてない?体壊すよ...」


○【これが一番早いと思います】

○【ママ...】

○【京歌ママ】

○【ほんとにそう】

○【もっと言ってくれ】


それはそうなんだけどねぇ...。

一人暮らしだと料理するのも面倒くさいし会社員時代からずっと愛用しているカップ麺が一番楽なんだよね。



「大丈夫だ。我の体は高濃度のマナを凝縮してなんたらこうたらだから」


「また適当な設定を作って...」


○【なんたらこうたらw】

○【適当言うなw】

○【草】

○【適当言われてて草】

○【固まってない設定言うなw】


あとのことは将来の私に託す。



「全然話変わるけど、そういえば『八咫烏』っていう新しいマフィアできたらしいよ」


「へぇ、じゃあ4つ目か。誰のところだ?」


○【明後日で終わるのに】

○【へぇ】

○【そうなんや】

○【ふーん】

○【何色だろ】


今のところ存在しているマフィアは3つ。


赤がユメセカイ1期生の猫崎まおさんがボスの「にゃんにゃんふぁみりー」

白がoddball所属のさかさんがボスの「坂本一家」

青がRabidRabbit所属のSUGARさんがボスの「Bitter Valentine」


この3つが集団犯罪を行ったり、3マフィア間で抗争を行ったりしている。



「えっとね...ヴァルチャーさんと四月一日頼さんと...」


「ふんふん...」


「あと...瀬良先生ね」


「ん?!ゴホッ!...え!?りつさ...ゴホゴホッ!」


「ちょっと大丈夫!?」


○【リツさん!?】

○【リツ先生?】

○【まじかw】

○【心配が勝つ】

○【思いっきりむせたな】


気管にネギがっ...!!



「はぁはぁ...だ、大丈夫だ。え...それ本当に?」


「え、えぇ...まだ集団犯罪はしてないらしいけど」


○【すげぇメンツだ】

○【メンツがえぐすぎない?】

○【配信界の顔やんけ】

○【リツさんてっきりソロかと】

○【魔王様と同じくらいびっくりした】


リツさんのことだから気ままに個人で何かしてるんだろうなぁとは思ってたんだけど、まさかのマフィア...?


リツさんのマフィア姿......いいなぁ。



「玲音...警察抜けて瀬良先生のマフィアいこうとしてないよね?」


「エッ!?ゼンゼンシテナイガ?!」


○【草】

○【いこうとしてるやん】

○【草】

○【乗り出しすぎだろ】

○【草】


たしかに一瞬闇落ちも頭によぎったけど、こういう交流鯖くらいリツさん断ちした方がいいのかもしれないな。リツさんも他のいろんな配信者の人と交流したいだろうし。



「いや...まぁでも、あんまり粘着しすぎてもな」


「あれ...意外と良識あるのね。てっきり玲音は瀬良先生関係になると急に頭がおかしくなっちゃうのかと」


「言いすぎじゃないか?」


○【いや】

○【草】

○【まぁ合ってる】

○【大体あってる】

○【草】



「まぁ推しと適度な距離を保つのも良識あるファンのマナーだからな」


「この前、作業通話中に瀬良先生とオフコラボするにはどうしたらいいか聞いてきた人の発言とは思えないけどね」


「ちょッ...表で言わないで!?リツさんに聞かれたら私ほんとにキモイと思われる!」


○【キャラぶれてるw】

○【草】

○【魔王様、"我"ですよ】

○【瀬良先生関係は素でまくりだなw】

○【公式設定:魔王様RP中二病なので】


ただでさえリツさんに私の限界っぷりを晒してるのに、これ以上私の痴態を知られたら...流石にいろいろとまずい。



「でも大丈夫?瀬良先生捕まえれるの?」


「それはもちろんだ。流石に公私混同はしない」


「瀬良先生に『ねぇ...玲音。僕のこと逃がしたらなんでもしてあげる』って言われても?」


「それはもちろん。逃がす」


○【草】

○【即断即決】

○【はっや】

○【逃がしとるw】

○【迷いないなw】


そりゃ推しになんでもしてもらえるなら正直社会人時代の貯金も差し出せる。



「はぁ...どうすんのよ...」


「だが大丈夫だ。安心しろ、京歌」


「今の話を聞いてどこに安心すればいいわけ?」


○【安心材料0なんだが】

○【草】

○【安心できないが】

○【草】

○【草】



「リツさんは純情な人だからそういうことは言わない」


「厄介ファン...」


○【草】

○【解釈違いやめてw】

○【瀬良先生はそんなこと言わない!!!】

○【草】

○【厄介だw】


いやでも待てよ...?

もしなんでもしてもらえるならリツさんに掌の上で転がされるボイスとか取ってもらうことも可能か...?



「はぁ...まったく。私の同期はまともな人はいないわけ?」


「それはそっくりそのまま返させてもらうが」


○【白鷺も...】

○【2期生全員なのよ】

○【白鷺はまとも面してますけども】

○【京歌ちゃんは生ものカップリングの鬼だろうが】

○【ちょっとなにいってるかわかんない】


2期生みんなどこかで自分がこの中だと一番マシだと思ってる節があるからな。



『あーあー、こちら四季波~』


「あ、歌詠先輩だ」


「なんだ?」


○【お】

○【無線だ】

○【なんだ】

○【四季波かよー】

○【なんだろ】


ちょうどカップ麺を食べきり、1軒目のお店に到着する寸前で歌詠先輩からの無線が届いた。



『山岳地帯をパトロール中、金密輸中のマフィアを発見。応援求むー』


「お、集団犯罪ミッションか」


「玲音、歌詠先輩のいる場所にマークつけてもらっていい?」


「わかった」


○【金密輸だ】

○【さぁがんばるぞ!】

○【いくぞ!】

○【集団犯罪きちゃ】

○【どこのマフィアやろ】



「そういえばどこのマフィアなんだ?」


「たしかに...玲音、聞いてみてくれない?」


『あー、こちら黒森。歌詠先輩、どこのマフィアかわかるか?』


『んーとねー...ちょっと近づいて確認するー。こらー犯人ー!名を名乗れー』


○【草】

○【武士かな?】

○【無線入ってるんよw】

○【草】

○【草】



『犯人確認。護衛がヴァルさんと頼くんでトラックが瀬良先生でーす』


「ッ...!?」


「息飲まないで?」


○【まさかのw】

○【草】

○【タイムリーだな】

○【おお!】

○【リツさん!!】



「やっぱ...飲食店行ってからにしないか?」


「何バカなこと言ってるのよ」


○【草】

○【草】

○【限界ファンガ】

○【逃がしちゃうからね】

○【草】


まだ心の準備が...。



『こちら白鷺、黒森急行します』


「あぁ...!なんてことを」


「しょうがないでしょ。ハンドル握ってるの私なんだから」


○【警察やからね】

○【草】

○【しょうがないね】

○【草】

○【草】


せめて...せめて私が現場に到着するまでは捕まらないでください、リツさん!



「リツさん...頑張れ...」


「なんか小っちゃい声で応援してない?」


○【草】

○【警察官?】

○【汚職w】

○【草】

○【ほんとに逃がしかねないなw】



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 白と黒で警察でパトカーって時点で、狙ってんなー。と思ったけど、その後の1話も伏せない素早い伏線回収を見逃しかけて焦った。
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