第33話『目覚める記憶、笑いの向こうに見えるもの』
──夜、神鍋の余韻冷めやらぬまま──
ヨシオ「……なんだこの感覚……。胸がざわつく……」
リリィ「ヨシオ? 大丈夫? なんか顔色……」
ウケール「鍋に込められていた“古代の記憶”が、奴の脳に直接アクセスしておるな」
エリュ「アクセスってパソコンじゃないんだから……ていうか大丈夫なのそれ!?」
──ヨシオの視界がぐにゃりと歪む──
【回想:かつての世界】
???「ヨシオ……これは君に託す“記憶の鍵”だ。転生しても忘れるな」
ヨシオ(誰だよお前!? )
???「いつか、おどける心で世界を救え。笑いを絶やすな……」
──視界が戻る──
ヨシオ「……はっ!! ……なんか、変な夢……」
リリィ「すごい汗……本当に大丈夫なの!?」
ヨシオ「あぁ、たぶんな……。俺って、元の世界でも……“笑い”を武器にしてたんじゃないかって……」
ウケール「ふむ……真実に近づいたな。鍋だけにな」
エリュ「それ今ボケてる場合!?」
◆
翌朝──
ヨシオ「ってことで、次のクエストは“記憶の遺跡”だ!」
リリィ「はやっ! もう次!? ていうか“記憶の遺跡”ってどこよ?」
ウケール「……古文書によれば、鍋の神がいた神殿の裏に“禁じられし地下区画”があるとか」
エリュ「絶対ろくでもないのが出てくるパターンじゃん!」
──一行は再び神殿へ──
【禁じられし地下区画】
入り口の扉には、なぜか“爆笑”と大きく刻まれた石碑。
ヨシオ「これは……笑わないと開かないとかいうやつだな?」
ウケール「試しに、渾身のギャグを披露してみるがよい」
ヨシオ「よっしゃ。“唐辛子が空を飛ぶ理由は……怒って飛び出したからだァー!”」
──沈黙──
リリィ「……」
エリュ「……」
扉「……カチャン」
ウケール「開いた……!? まさか、そんな寒いギャグが通じるとは」
ヨシオ「おい! それはそれで傷つくぞ!」
◆
地下にて、ヨシオたちは奇妙な装置と“記憶の結晶”を発見。
記憶の結晶「──記録再生──」
幻影の人物「ヨシオ、お前の笑いが人を救う日が来る。その時、迷うな──」
ヨシオ「……またあの声だ。くそ、誰なんだよ……」
リリィ「ヨシオ……その人、きっとあなたを信じてるんだよ」
エリュ「そーゆーの、なんかズルいよな。胸にくる」
──そして結晶は砕け、次の地の名が示される──
《目指すは“万象の笑劇塔”──世界最大の舞台都市!》
ヨシオ「笑わせて、救って、俺たちの道を進むだけだ」
ウケール「次も笑いと友情、そしてちょっとのアホさで乗り切るぞ!」
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