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『転生したら村人Cだったのに、なんで俺が世界救ってんだよ』  作者: 甲斐悠人
本編

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33/155

第33話『目覚める記憶、笑いの向こうに見えるもの』

──夜、神鍋の余韻冷めやらぬまま──


ヨシオ「……なんだこの感覚……。胸がざわつく……」


リリィ「ヨシオ? 大丈夫? なんか顔色……」


ウケール「鍋に込められていた“古代の記憶”が、奴の脳に直接アクセスしておるな」


エリュ「アクセスってパソコンじゃないんだから……ていうか大丈夫なのそれ!?」


──ヨシオの視界がぐにゃりと歪む──


【回想:かつての世界】


???「ヨシオ……これは君に託す“記憶の鍵”だ。転生しても忘れるな」


ヨシオ(誰だよお前!? )


???「いつか、おどける心で世界を救え。笑いを絶やすな……」


──視界が戻る──


ヨシオ「……はっ!! ……なんか、変な夢……」


リリィ「すごい汗……本当に大丈夫なの!?」


ヨシオ「あぁ、たぶんな……。俺って、元の世界でも……“笑い”を武器にしてたんじゃないかって……」


ウケール「ふむ……真実に近づいたな。鍋だけにな」


エリュ「それ今ボケてる場合!?」


◆


翌朝──


ヨシオ「ってことで、次のクエストは“記憶の遺跡”だ!」


リリィ「はやっ! もう次!? ていうか“記憶の遺跡”ってどこよ?」


ウケール「……古文書によれば、鍋の神がいた神殿の裏に“禁じられし地下区画”があるとか」


エリュ「絶対ろくでもないのが出てくるパターンじゃん!」


──一行は再び神殿へ──


【禁じられし地下区画】


入り口の扉には、なぜか“爆笑”と大きく刻まれた石碑。


ヨシオ「これは……笑わないと開かないとかいうやつだな?」


ウケール「試しに、渾身のギャグを披露してみるがよい」


ヨシオ「よっしゃ。“唐辛子が空を飛ぶ理由は……怒って飛び出したからだァー!”」


──沈黙──


リリィ「……」


エリュ「……」


扉「……カチャン」


ウケール「開いた……!? まさか、そんな寒いギャグが通じるとは」


ヨシオ「おい! それはそれで傷つくぞ!」


◆


地下にて、ヨシオたちは奇妙な装置と“記憶の結晶”を発見。


記憶の結晶「──記録再生──」


幻影の人物「ヨシオ、お前の笑いが人を救う日が来る。その時、迷うな──」


ヨシオ「……またあの声だ。くそ、誰なんだよ……」


リリィ「ヨシオ……その人、きっとあなたを信じてるんだよ」


エリュ「そーゆーの、なんかズルいよな。胸にくる」


──そして結晶は砕け、次の地の名が示される──


《目指すは“万象の笑劇塔”──世界最大の舞台都市!》


ヨシオ「笑わせて、救って、俺たちの道を進むだけだ」


ウケール「次も笑いと友情、そしてちょっとのアホさで乗り切るぞ!」


「面白かった!」




「続きが気になる、読みたい!」




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