第31話『告白禁止!?町を揺るがす恋愛条例』
ヨシオたちが笑いの神殿から戻ると、町には妙な張り紙が。
『【恋愛条例:第108条】恋愛行為、特に告白は禁止とする。違反者は町外追放とする。──町長より』
リリィ「……何コレ」
エリュ「恋愛、禁止……? え、ええええっ!? 私、このタイミングで告白しようと思ってたのに!!」
ヨシオ「そっちもかよ!」
そんな中、仲間たちと宿屋で作戦会議。 だが、仲間のエリュが神妙な顔つきで口を開く。
エリュ「この条例、どうやら“感情魔法”によって町の人々の思考が歪められてるっぽい」
ウケール「ふむ……古代魔術『マナ・インヒビター』の応用じゃな。対象の感情を抑圧する術式……!」
ヨシオ「……感情を支配する魔法、か。絶対に放っておけねぇ」
◆
翌日── 町の中心、告白禁止条例を制定した“代行町長”が人々の前に現れる。
代行町長「恋とは弱さの象徴。混乱をもたらす。不要な感情だ。だから禁止にしたのだ」
民衆「バンザーイ! 恋愛廃止バンザーイ!」
ヨシオ「こいつ……完全に操ってやがる……!」
町の中心に乗り込むヨシオと仲間たち。
代行町長「止められるものなら止めてみよ。恋愛に汚染された者どもよ!」
ヨシオ「だったら見せてやるよ! 俺たちの感情の“強さ”ってやつをな!」
【ヨシオ:魔法技発動】
ヨシオ「《煌閃爆笑・第零式──心の閃光》ッ!!」
ヨシオの体が光に包まれ、背後に仲間たちの幻影が浮かぶ。
リリィ「今度はギャグじゃない……! 本気の魔法……!」
ウケール「仲間との心を束ね、己の感情を爆裂させる魔術……“魂爆魔法”か……!」
エリュ「ヨシオ……あんた、いつの間にそんな魔法を……」
ヨシオ「仲間がいたから、使えたんだよ」
──ズゥゥゥンッ!!!
眩い光とともに感情の抑圧が砕かれ、町の人々が正気に戻る。
町人A「俺……どうしてリリィさんに花束渡せなかったんだっけ?」 町人B「わ、私、あの人のこと……好きだったのに……涙が……」
代行町長「くっ……我が魔術が……この程度の感情で……ッ」
ヨシオ「“くだらねぇ”と思われても、笑って、泣いて、照れて、惚れて……全部が俺たちだ!」
──代行町長、逃走。
◆
その夜──
宿屋の屋上で、ヨシオと仲間たちが乾杯。
エリュ「……ありがと、ヨシオ。あんたと仲間でよかった」
リリィ「うん、ほんとに。これからも一緒にバカやって、強くなろう」
ウケール「友情という感情こそ、最大の魔力なり」
ヨシオ「ったく……お前ら、照れるだろ。さぁて、次はどんなクエストが待ってるかな……」
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