第23話『沈黙の谷に響くスベリ声──スベリ王、爆誕』
──“腹筋崩壊村”をあとにしたヨシオ一行は、伝説の“スベリ谷”へと足を踏み入れる。
ヨシオ「空気、重っ……笑いが死んでるって感じだな」
リリィ「ギャグ禁止の雰囲気が漂ってるわ……これは危険ね」
エリュ「ここでスベったら、ただの寒いやつになる……最も過酷な試練よ」
■谷の中心、スベリ石像の封印
谷の中心には巨大な石像── その名も《スベリ王:スベンディウス十三世》。
村長(※腹筋崩壊村からの出張)「気をつけなされ……彼はかつて“世界一ウケない男”と呼ばれ、全ての舞台を凍らせたのだ」
ヨシオ「芸歴何年だよ……!」
村長「2000年」
リリィ「長いッ!!」
■封印解除、そして地獄の時間
石像の目が光り、轟音と共にスベリ王が動き出す。
スベリ王「ふふ……久方ぶりのステージだな。我が“ギャグ”で世界を……凍らせよう……」
\ギュウウウン……/
スベリ王「いま何時? そうね、時そば。……アレ? 時計壊れてる!? どゆこと!?!?」
……あたりに静寂。
ヨシオ「やばい……こいつ本物のスベリ魔神だ……!」
リリィ「むしろ笑ってしまったら負け……!」
■笑ってはいけないスベリ決戦
スベリ王「じゃあ次! ドラゴンに乗って学校行った話するね! 通学路が火の海でさぁ! ゲラゲラッ……!」
\ヒュンッ/
スベリ波動が放たれる!
リリィ「くっ……寒気が……ッ! 鳥肌が! 凍死しそう……!!」
ヨシオ「負けてたまるか!! 反ギャグ結界、展開ッ!!」
■ヨシオ、真ギャグ発動
ヨシオ「俺のターン! “エリュが読書しながらスケートしてたら、本が氷になって転ぶ”ギャグ、どうだ!」
エリュ「なにそれ」
スベリ王「フッ……甘いな。俺のはもっとスベる」
ヨシオ「じゃあスベり勝負だ!! どちらが“ウケなさすぎて伝説”か、決着つけようぜッ!!」
■最終決戦:スベリ王 vs ヨシオ
スベリ王「では我が奥義……“シーン・オブ・デス”を見せよう……」
\ドドドド……ン……(シーン)/
草木が枯れ、空気が止まり、時間すら凍りそうな“スベリ”が炸裂。
ヨシオ「くっ……だったら俺も全力だ!! 見せてやる、これがギャグ勇者の真骨頂──」
『ある日、パンが転んで言いました。「イテテ、バタッ」……バターだけに!』
\……/
……あたりに静寂。
……。
……。
突然、スベリ王の口元がピクついた。
スベリ王「……ふっ……ふはっ……ふははははは!!!」
■勝利と、スベリ王の改心
スベリ王「やられた……! そのスベリに……負けた……! お前のほうが……ウケなかった……!」
ヨシオ「って勝ち方イヤすぎだろ!!!」
スベリ王「これからは……お前を師と仰ごう……スベり師範ヨシオ……」
■新たな力、そして旅立ち
リリィ「ごめん、もう寒すぎて正気に戻れないかも」
エリュ「スベリ耐性が上がった気がするわ……でも代わりに感情が死んだ」
ヨシオ「こうして俺たちは、スベリ谷を制した……。次なる目的地は、笑いと涙の“カオス劇場”──らしい」
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