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勇者を利用する者たちの冒険  作者: とり飼ジン
魔帝界 篇

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第173章 巨大ロボ降臨!


 オルガはサイガを安全な場所に置いた後、魔帝王の幹部たちが眠ている場所に到達する。

そこにはアウラ、ヴォワゴレレが見ていた。


「お前らなんで降りてこないんだあ?」


「私はパスだよ。あの集団に私の悪夢は通じない」


「私は行く資格はない」


「まあーどうでもいい」


 オルガは奥の方に目線を向けると他の幹部たちも起き上がって高みの見物を決めていた。

ルギアラは椅子に座り勇者たちの戦いを探知で感じていた。


「オルガ、気が付いているな」


「ああ?……。ああ」


「世界の崩壊が近いねぇ~」


「ヴォワゴレレ、お前のストックでも止められないのか?」


「ムリに決まっているだろう。アレは止めれるとか止められないとかの次元の話ではないのは知っているだろうが」


「王でも止める事が出来なかった……。そもそもあのクソ猫が手を加えたからって早まるか?」


「何が言いたいんだオルガ?」


「都合がよすぎるって事だよ」


「フッ……。勇者が生まれたからこうなった」


「ヴォワゴレレ、クキチはどこにいる」


「気が合うね、私もあアイツに用事が出来たところだよ」


 ルギアラ、ヴォワゴレレの意見にデラーズ、リヴァナラも気が付いていた。


「俺も行くぜい!! いい加減アイツにはウンザリしていたんだ!!」


「シンノスケ、いや、勇者の仲間が我々の部下の毒を取り除いたらしいがクキチの事だまだ何か仕掛けているに違いない。私はそれをどうにかします」


 アウラの元にヴォンズが近づく。


「ア、アウラに、ぼ、、ぼ、僕はし、従うよ」


 そこにステンバーが白目を向いているロヤアマーンを引きずりながらみんなの元へ近づく。


「どうやら、まとまったようだな」


「ステンバー。 そいつはまだ眠ってるのか?」


「普段役に立たない奴だが、今はコイツの力は使えるだろう」


「魔力を与えて者の体を操る力か」


 ヴォワゴレレはアイマスクを外して立ち上がり幹部皆の目を見る。


「それじゃ~こんな事を言うのは初めてだけど、魔帝界をみんな救ってやろうか」


 そこにいた皆はヴォワゴレレから発したとも思えない言葉に耳を疑った。

だがそれはそこにた者達の団結を強くする一言だった。

とそこにビダルが城にいる者達を連れてきた。


 幹部に使える者達がそれぞれ集まり無事を安堵していく。


 リヴァナラはビダルにクキチの場所を聞いた。


「アイツなら多分、地下の研究室だと思う。 勇者の体と力を狙っていやがるからなあ。あの勇者を調べようと動いていたらしいが素性が分からなかったらしい」


「俺も調べた事があるがあの勇者は聞けばよおお、勇者になる前に侍女だったが勇者になったその日に侍女をクビになっていたらしい。それがその日に勇者とかど~言う運命だって話だぜい」


「話はそこまでだ、そろそろ動くぞ! 事実いまは、時間が無いのだから」


 幹部と幹部を従う者達は話を始める。



 ●●●



 アラシュがリリネッド以外の者に重力を掛けるもクロウが逆の魔法で防ぐ。


「お前の技はすべて俺が防ぐわ (まあ、長引くとヤベェ~けどな)」


 クロウの時間制限があることは仲間達は気が付いているので先にナギが動き出す。

シンノスケがナギを上に投げ飛ばして宙に浮いているブラックエンティドラゴンに近づく。

ナギは刀を鞘から抜くと同時に斬撃を飛ばした。


 ブラックエンティドラゴンはナギの斬撃を直撃するも無傷で終わった。


「なんじゃ。 結構、本気で飛ばしたのに傷つくのじゃあ」


 ブラックエンティドラゴンはナギに向かって突っ込んで行きナギは刀で防ぐ。

そこにリリネッドが大きな鳥のシャドウを作ってその上に乗ってナギを捕まえて上に乗せる。


「大丈夫?」


「助かったぞ、リリネッド」


「倒せそう?」


「お主は何もしない気か?」


「でもナギがやるんでしょう?」


「お主もやるのじゃあ!!」


 ブラックエンティドラゴンの肩にのるザクタマはリリネッド達が乗る場所に着地する。


「勇者、一騎討にゃあ」


「え?」


 ザクタマは背中に羽を生やして右腕を首ながらドラゴンに変えてリリネッドを加えながら鳥の背から降ろす。

ナギがそうはさえないと言って防ごうとするもブラックエンティドラゴンが襲い掛かり邪魔されてしまう。


 地面に叩き付けられるリリネッドは一バウンドして転がり倒れる。


「いててて」


 ザクタマは体の一部をドラゴンに変えて攻撃して行く。

剣で防いでいくリリネッドは攻撃を出す隙が無く防御を繰り返す。


「(勇者は死なないなら精神を壊すのみにゃあ。 にゃあの特殊能力はまだあるにゃあ。 にゃあは両手を相手の頭に置くことでその人物の思い出したくない記憶や悲し追憶などを呼びが選らせて膨らませる。さあ、勇者はどんな顔で泣き叫ぶのかにゃあ!!) 」


 と勝確を決め込むザクタマの真上から影が現れ、上を見てザクタマの思考が止まり、目が点となった後、叫びその場から離れる。


 そこにいた者たちは皆がその現れた者に目を奪われた。


 機械仕掛けの体にガッチャンと鳴らす音にキュイーーンと不思議な音。目は赤く光る。その6階ほど建物ぐらいの高い巨体のそれはドラゴンも掌で握りつぶせるほどの大きさ。


「おいおい、どこの誰だ!? 機動戦士を呼んだのは!!」


「なんですかアレは?」


「機関車みたい」


「なんじゃ、また面白いのが出て来たのう」


 その巨体の体に『飛』という文字が書かれているのを見つけてクロウはボソッと言った。


「ショーの機体だと」


「(ショー?)」


 クロウのその一言にシンノスケは気になったが今はあの機体をどうするかを考える。


「クロウ、アレをどうしますか?」


「俺の推測が有ってればアレには攻撃するな」


「なぜ?」


「アレというか、ロボには攻撃を反射し、攻撃した物をロックオンしてどこまでも追ってくる追跡ミサイルとか撃ってくるし、小型戦闘機を大量に出して同じ性能を持つから攻撃は出来ない。性格の悪い奴が作った者だろう」


「詳しいですね」


「そうだと思うだけだ。べ、別にあんなロボなんか知らないんだからね」


「なんで、ちょっとめんどくさい奴になったんですか?」


「で、どうする? アラシュって奴も口開けて驚いているぞ。もう呆然として銅像の様になってるぞ」


「ハァ~……さあ、クロウ。 これをどうにかしましょう」


「どれから処理すりゃあ~いいんだよ。あのロボか? ラスボスか? それとも一番楽そうな猫にするか?」


「それと」


「ん?」


 シンノスケは上を見る。

隕石は少しつづだが形が見えて来ていた。


「やっぱアラシュって奴をからか? アイツの結界を壊さん限り脱出が出来ないからな」


「やはりそうなりますか」


 話す二人だったがアラシュが気をしっかりと持ち始めた。


「クキチの奴だな」


 ロボは周りを見渡した後、目から赤い光線を放ち周りを爆散していく。


 皆がどうにかしようかと考えているとリリネッドは剣を振り被り足首を斬りつけ、影から鳥を作り上に乗り、ロボに剣を突き刺しながら真上に飛びながら斬りつけ首元まで来たら横に剣を振り顔を飛ばす。


 ロボは大爆発を起こし倒れた。


 みんながすんなり倒してしまった事で何人かは少し寂しい表情をしていたがリリネッドはそんなことを気にしないで地面に着地する。


「機関車じゃないならいいや」


 リリネッドは続けてアラシュに剣を投げつける。

アラシュは剣を避けようとしたが剣は寸止めで止まりそのまま剣が落下して右肩に剣が入って腕を斬り落とす。


 アラシュが当惑している隙にクロウがサッと横に移動して斬られた腕の肉内に手を突っ込んでアラシュの命の球(コア)を抜き取る。


「き、貴様ァあああ!!」


「これで結界は消える。俺達は出れる。魔帝界の旅は終わりだ」


 アラシュの体は崩れ落ちて消えて行った。

ほぼ同時に結界も消えた。


「ふぅ~。終わったな」


 クロウが安堵していると地面におもいっきり着地して雄たけびを上げるブラックエンティドラゴン。


「少しだけ忘れてた」


「クロウ、私は疲れた」


「もう少し頑張れよ。 あと一押しだろうが」


「うっえぇ~」


 足りが話す中でも魔帝界の崩壊は近づいていた。


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