第142章 賢者を使用する者との冒険 ①
この物語に、勇者は登場しない――。
この世界の中心にある大きな規模で立つ国。中央国ー。
中央のそびえ立つ教会の様な建物それがこの国の城である。
城の回りは兵士や戦士の家族や関係者、裕福な者たちが住み、国の境界線を跨ぐと12区の街がある。
そこを7人の隊長が率いる中央国騎士団が守っている。
壁などでは囲まれておらず、大きな柵が設けられ常に監視が配備されている。実力者が魔術で作っている強固なセキュリティで守れる。
そんな国内から東区側の街で3人の盗賊が指名手配されていた。
夜、街の明かりを手ごまにするかのように飛び回っていた。
このは3人の姉妹の一人、エリの物語であり、二人目の主人公だ。
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「おお、神よ。おお、神よ」
エリはハナが差し出した朝食に涙を流しながらナイフとフォークをもって言った。
お皿の上には枝豆の豆が4つ置かれていた。
「ハナ姉、このご飯、何?」
「何ってお豆だよ~。私は~~~ダイエット中う~~だからあ~~た~べてないよぉ~」
「ハナ姉は食べなくてもいいからだから別にいいけど。私は育ち盛りなんですけど」
「うん? ああ~~~そ~~かあ~~エリちゃんはああ~~成長がああ~~遅くなってるか……」
「ハナ姉!!」
「大丈夫だよお~~、エリちゃんはまだまあ~~~だ途中でえ~~膨らむのがあ~~」
「もういいから!! ハナ姉はゆったり話しすぎなんだよ」
「ん?」
「そういえば、サヨ姉は?」
「そこにいるう~~~?」
ハナがゆったりと指を差した場所に部屋の角の植木の横の暗い場所で体育座りしてこちらを見ていた。
「エリちゃんは痩せているからちゃんと食べないとダメ。ハナちゃんはダイエットできな…」
3人が話していると部屋の窓に閃光弾が投げ込まれた。
発生するまえにエリは素早く動き豆を平らげたあと、姉二人と共にその場から少し離れた場所に瞬間移動して状況を見る。が、既にその場所に魔術の魔法の攻撃が張っていた。
エリは数秒間で攻撃を防ぐ。それと同時にすきまから鋭い弾丸が撃ち込まれていた。弾はエリは顔面に当たる前にサヨがクナイで射線を変える。エリは魔術で弾丸の射線の元の位置を特定して指を差して、ハナがその位置を狙って瓦礫を使って素手でぶん投た、あとに3人は固まって防御シールドを周囲に張る。
「お姉ちゃん達、気を付けて!」
「こいつら何?」
「政府う~~じゃあ~~ないよねえ~~」
「それ以外って事はハンター?」
ハンターとは、国が特定された獲物を狙う者の事を言う。
捕らえた者は生きてようが死んでようが本物であれば賞金額が貰える。
「でもお~~、私達はあ~~いつの間にい~~特定されたのお~~?」
「顔は見えないようにしているはず」
攻撃してきた者は一人、モンスターの顔の着ぐるみを被った者が杖を取り出して3人のいる場所に向かって魔力の大砲を放つ。だがそれをいとも簡単に防ぐエリ。
「とりあえず別の場所に移動するよ、お姉ちゃん」
エリはその街の端に一瞬にして移動する。
いなくなった3人の位置を探すく、魔力の痕跡を探す。そんな彼の元に仲間が現れた。
「モンフィル、急に動くなよ」
「悟られる前にやる。ハンターの基本だ」
「だが、やりすぎだ。3番隊が来るぞ!」
「そうだな、アイツらが来たら面倒だ。さっさと捕まえよう。ボスの機嫌が悪くなったらそっちの方が面倒だ。行こうゾノノロ、場所はわかった」
「ああ」
「待って! 行く前にあそこの串カツ屋、寄っていい?」
「おまえ」
二人は追う前に寄り道をすることにした。
●●●
エリ達は人混みがない場所で態勢を整えていた。
エリ、ハナは戦闘準備し、サヨは隠密で姿を消しながら敵の正体を探る。
「相手がだれであれ、私達の邪魔をするならどけるだけ」
そう言ったあと、スっと横に現れるサヨはエリに声を掛ける。
「わかった。敵が誰なのか」
「早い」
「ハンターなのは予想通りだった。所属は『クレナ』の組織」
「『クレナ』って」
「うん、お父さんの知り合いだよね。目的は少し変えよう。『クレナ』と『お宝』を見つけよう」
「わかった。ハナ、暴れていいよ。もう来てるから」
3人が上を見るとクレナの仲間のスリジ、ウミノミが上から攻撃を仕掛けて来た。
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3人が住でいた場所は自然が広がる草原の道の先にある崖の近くの家。
そこで平和に暮らしていた。
15年前、大雨の日。父であるゴウダは大きな傷を負いながらい赤ん坊を抱きながら帰って来た。
「サヨ、ハナ!」
「お父さん、なにその子?」
「すまない、この子を任せる。それと…」
ゴウダはパンパンで血が付いたメモ帳を渡して、息を絶えた。
二人は父の死と父が残した物を目の前にして立ち尽くしていた。
「ウォオオオ」
エリは変な泣き方をして、二人は少し心を落ち着かせた。
それから5年、サヨとハナは父が残したメモ帳に書かれた殴り書きのメモを解読した。
「お父さんは宝を探していたらしい。そのカギとなるのが」
「このこお~~」
「この子は宝と同繫がりがあるのかわからないけど、お父さんが命に掛けて託した物」
「私達でえ~~とかないとねえ~~」
二人は父の書斎室で血が付いたメモ帳を書き直し、読み直し、資料が散らかっていた場所で考えているとそこに純粋無垢な笑顔を見せるエリが近寄る。
「どうした? エリ」
「お腹あ~~、空いたあ~~?」
「うへへへ」
二人が曇る表情をエリの笑顔で晴れる。それが彼女らの毎日だった。
だからこそメモ帳の謎を一部、解いて困惑していた。それは8年の年月が過ぎていた。
「この世界の絶望が救うカギがどこかに隠されている…そんなの」
「私達でえ~~どうにかできない~~よお~~」
心配する二人を他所にエリはいつものあたたかい笑顔を見せる。
「大丈夫だよ、お姉ちゃん達は頭いいからどうにかできるよ。ニシシシ」
毎年、笑い方が違うエリに二人はまた曇る心が腫れていく。
そして6年が過ぎてエリは世界の数人しかいない賢者になった。それも最年少で。
中央国も認める最高の賢者へとなったエリは世界の境界線の手続き無しで移動できる許可とすべての者に祈りをささげてもいい許可も得た。
だが、それはすべてサヨとハナの計画通りだった。エリには賢者になれるそしてを見ぬいていた。
だからこそ、エリは。だからこそサヨ、ハナはー。
「お姉ちゃん達、ごめんね。早く賢者になれるはずだったのに遅くなって」
「問題ない。私達も上級職になれた」
「タイミングう~~もばっちりだあ~~よお~~。そお~~れえ~~にい~~」
3人は一枚のチラシを見る。そこには『勇者の剣を抜く者を求む!』を見る。
「行こう、賢者で勇者になれたら、世界の謎が解けるかも。お宝も探せるかも」
だが城にたどり着くも、勇者はとある少女に抜かれた。
近道できた『お宝』が遠のいた。それは絶望ではない。逆に3人は嬉しかった。
なぜなら、父・ゴウダが見て来た世界を見る事が出来ると思ったのだ。
ゴウダのメモ帳を調べている中でわかった事があった。それはゴウダは世間体的には考古学者としていたが実は諜者で、探りを入れている仕事をしていた。
別の組織にいてそこに情報を流していたらしい。その中で『お宝』を見つけそれが組織によくないことにつながったのか殺されたと推理した、エリ達は『お宝』と父を殺した『犯人』を捜すべき世界を旅…いや冒険を始めた。
●●●
クレナはどこかと連絡をしていた。
『ゴウダの住処には何も残っていなかったと?』
「ええ、いろいろと連絡が遅くなり申し訳、ございません。家は燃やされ子供たちは姿を消してました。ですが世界最年少の賢者がゴウダの娘であることが分かりました」
『そうか、なら仕事を早く済ませよ、クレナ』
「はい」
『いい連絡を待つ!』
連絡は切断した。クレナは部下のモンフィルに話す。
「奴らを逃がすな。かならず捕まえろ」
「はい」
モンフィルはサッといなくなった。
「かならず、捕らえる」
この物語は賢者・エリのホンの一部の冒険の話




