第135章 本能寺の変 リバイバル
襲い掛かる魔物を相手にシンノスとジェムンが戦っている最中にある事に気が付いた。
そう重要な人物がそこにいなくなったのだ。もうご存知でしょう。そうそれは……。
「アレ? 女王は?」
「さっき、ルギアラが抱えていなかったか?」
ジェムンは遠くにいるルギアラに声を掛ける。
「お~い、ちょっと話がるんだが」
「遠くにいる声」
「女王がどこに行ったか知らないかあ?」
「遠くにいる声。遠くにいる声遠くにいる声遠くにいる声」
「わかった、ありがとう……。さて、どこにいったんですかね」
「いや、言っている場合じゃないよ!」
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エンセは壁や天井が壊れた城の中の王室に戻っていた。
王室にある奥の部屋の物置の中でエンセは探し物をしていた。
「たしかあ~ここに閉まった記憶が・・・。あった!!」
エンセは一つの絵本を手に取る。
その絵本のタイトルは『きぼうのえいゆう』と書かれていた。
絵本の内容は、英雄と呼ばれている主人公が天空界に忍び寄る悪と戦うお話。
全24巻でプレミアがつくほど大昔に出たお話。エンセは子供の頃、寝る前に読み聞かせとして覚えていた。
「確か、5巻のこのあたり」
と探していると王室の方で何者かが落ちて来た。
扉の隙間から王室の方を見るとそこには、ナギとハクラクが戦っていた。
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燃え盛る炎の中で男が一人、傷つきていた。
その男の前に数人の兵士とリーダー格が立つ。
「信長、最後に言い残す言葉があるのなら聞いとく」
「そうだなあ~。やっぱり、お前の頭は金柑頭だよ」
織田信長は明智光秀に命を取られ、天下も取られた。
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ナギはハクラクと戦闘しながら背後から襲ってくる魔物を相手しながら戦う。
「なんじゃ!? 一人で戦うのが怖いのか? 前もそうじゃったなぁ。お主は何をしようとも最後まで一人で出来ない奴じゃったなあ~」
「お前に何がわかるのだよ。欲と本能で暴れまくる某軍なお前に何がわかるのだよ!!」
「解りたくもないのじゃよ、お主がどんな気持ちで、どんな考えでワシの横にいたのかなんてどうでもいいいゃろ。過去じゃあ。お前も秀吉の猿もどいつもこいつもこんな世界に来よって。どんな因果か知らぬが、同じ時間、同じ歯車に動く者同士、もう争うのは辞めんか?」
「信長、お前は言ったのだよ。俺が天下を取った時、戦を終わらせると。だがお前は戦を終わらせるどころかさらに戦を増やしたのだよ」
「すまぬが、ワシはそん名はもう捨てたんじゃ。今は、ナギじゃあ。勇者の背を守る者。天下なんて安っぽい物ものに興味がないただの平和を目指す冒険者じゃあ」
ナギの前向きな発言とゆるぎない真っ直ぐな言葉がハクラクの胸を押しつぶした。
「じゃあー何か、お前が俺にやられたの天下を降りたかったからか? 上に立つが嫌になったからなのか!! 答えろ!! 信長ァァァアアア!!」
黒い翼を全面大きく広げたハクラクは自身が持つエネルギーを全身に流し込み血、肉、骨に行き渡せた。同時に古代の力も全面に湧き出させた。
みだり手にボーガンの様な物が装備され羽が矢の様に設置してナギに向かって放つ。
放たれた矢を刃で弾き繰り返す。止まる事がない矢を手を止めずに弾き続ける。そして下がることなく一歩、また一歩と前に進む。
「男なら刀で戦えよ!!」
「お前は女の子だ。刀で斬りつけるのは心が痛む」
「嘘つけ!! さっきまでガンガン斬りつけてきたろうが!!」
ハクラクは空間をの穴を作り出し、その穴に矢を無数打ち、ナギの背後に放つ。
ナギは刀から魔力を使って放出してシールドを作り出してガードする。
さらに空間に穴を作り、矢を投げる。
そのたった数秒のコンマ秒の隙にナギはどこからか取り出した火縄銃をハクラクに撃ち込む。
一握りの弾丸が脳天に撃ち込まれる前にそれと同じサイスの空間の穴をあけ、ナギに返した。
弾丸の弾を弾くことが出来なかった為、刀の頭に矢をぶつけて弾丸弾いた。
「本当にしつこい奴だ! まだくたばらないのか!」
「お主が諦めない限り、ワシも諦めない」
ハクラクのエネルギーが底を突きそうになる所で矢を辞めて、刀に変えて蹴り込む。
ナギは体力が付きそうだったが根性で乗り切り、ハクラクの刃を防ぐ。
「もう一度、お前を斬る。そうしてこの俺が本当の本当の!!」
「なあー、明智よ。時代は違う。世界が違う。それなのになぜ、天下を目指す? もうこの世にはこの世界には天下はないんじゃあ。いい加減に目を覚ませ。お主はもう明智光秀ではないのじゃぞ」
「いいや俺は!!」
「どいつもこいつも」
ナギは秀吉をアイを思い出していた。
と同時にあの戦を思い出す。あの炎の中を思い出す。
「お前との戦いはつまらん。この世界のお主と本来の力のお主と、お主の魂と戦いたかった」
「ほざけ!!」
「さらばじゃあ、明智光秀。この世界の名を聞いとらんかったわい」
ナギは刃を一度、引きながら突きでハクラクの喉ぼとけに討つ。
倒したと思ったナギだったがハクラクは不気味な笑みを浮かび上がらせる。
ナギは刀をハクラクの体から抜こうとしたがビクとも動かなかった。
「つまらない? なら本気にさせてやるよぉおお!!」
ハクラクは体を大きくなり筋肉も太くなり、
「ゴリラじゃな」
「ああ!!?」
ハクラクはゴリラに似た姿になった。
「ゴリラではない。これは授かった力だあ!!!」
「醜い姿だから使わなかったんじゃな。わかるぞ、昔のお主は頭はハg」
ナギが言い終わる前にハクラクが太くなった腕で攻撃を仕掛ける。
「減らず口も叩けなくしてやる」
ナギは刀を鞘にしまい、居合の構えをする。
「こいよ!!」
余裕を見せ両手を広げるハクラクにナギは睨みを聞かせながら刀を抜き斬りつける。
良い太刀筋の刃がハクラクの腰もとを狙ったが何かが邪魔して刃が当たらなかった。何もないまるで反発しているような感じを刀から通じたナギ。
「こんな姿だがパワー系だけではない。俺に向かってくるものはすべて反射する。攻撃は俺に当たらない!!!」
ハクラクは刀を握りながらナギを太い拳でぶん殴る。
すっ飛ばされたナギは壁に叩き付けられ喀血した。倒れるナギに続けてハクラクは壁の方へと投げ続けた。壁、床、天井へと投げつける。
「信長、いや今、ナギと言ったかな? 貴様の力はこんなものなのか? 本気を見せろぉぉぉおお!!!」
ハクラクは刀を握りながら太い拳をナギに向う。
片膝を付きながらナギは一息をした。その瞬間、刀から全魔力がナギに注ぎ込まれた。
その瞬間、ナギの全身が薄い青色の光に包まれ、頭には2本の角の様に逆立った。
「鬼!?」
鬼の様に見える姿になったナギはゆっくりとハクラクの方にに歩き出す。
「防御を強くせい」
「何をそんなことをしなくてもこれは自然と」
目に見えないほどスピードで刀を抜いて斬りつけハクラクの左腕を吹き飛ばした。
ハクラクは驚き尻もちをする。自分の左腕が無くなったことに動揺してしまった。
「(なぜだ!! 反射は絶対だと! 女神がそう言っていた! 天空の血の力も刀の力も、古代の戦士の力もあるのに何故だ!! どれも通じない!! どれも奴に勝つことができない!!)」
「お主に頼みがある」
「うぉぉおおおお!!!」
「猿のあったら伝えておいてくれ」
ハクラクは動揺と恐れから自身のありったけの血を右腕のボーガンの矢に詰め込んで放つ。
矢は空間の力、反射の力、古代の力を組み合わせており、弾くことも避けても確実に狙った相手に当たるまで狙い続けるそんな力を持つ矢がナギに向かっていく。
「俺の全魔力で作った矢に俺が使える力を付与した。もう逃げる事もできない!!!」
「あの世で合ったら3人で飲もうとな」
ナギは向かってくる矢を斬りつける。
「(馬鹿め、刃は当たらな。当たる前に矢は避ける。消えろ!!)」
ハクラクの想定は違い、矢はナギの刀に当たり真っ二つにしてそのままナギは斬撃を飛ばして、ハクラクに直撃して六芒星のような斬り傷が浮かび上がった。
「な、なぜ?」
「ワシの刀は魔力関係を無効化する力を持つ。魔力で出来ている矢なんぞ」
「フッ」
ハクラクは喀血して白目を向いて仰向けで倒れた。
「キャラ設定を忘れた時点でお主はワシに負けていたのだよ」
ナギはその場から移動しようとしたが足が動か無くなって倒れします。
「ありゃ、驚いた。結構、体に来ていたようじゃな。仕方がない少しだけ休もうかの~」
独り言をしているとそこに腹立つ顔で見下すクロウが立つ。
「なにしてんだ~お前」
「クロウ」
「そんなところで倒れていたら、また置いていくぞ!」
「なんじゃとお!!」
「アイツをちゃんと見てないと先へ先へと進んで一いっちまう。足を止めるな。休みたかったらアイツと一緒に休もうぜ」
クロウは手を差し伸べる。ナギは口角を上げて笑う。
「そうじゃな」
差し伸べられた手を握り立ち上がるナギ。
「よし、ナギ。いまから言う場所へ来い」
「来い?」
目の前に立つクロウは分身体である事を伝えて地下の地下までの穴をあけたからそこまで来てくれと伝えたのであった。
「それとあそこの扉の奥にいる女王も連れて来いよな。じゃあまた」
「お、おい……なんじゃ、楽しくなってきたじゃないかい」
ナギは女王と共に地下で待つクロウの場所へと向かう。




