第132章 裏切者が選んだ道は正しくも悲しむ末路は絶対に良い物ではない
大量の偽モンスターは中庭を暴れだす。
と同時にザクタマはドラゴンの姿へとなって、サカルタツムは大量の花びらを一塊にしながら自身の回りに身に纏う。遠くから骨の姿のセイウチとバードが中庭に集まる。
「おいおいおいおい、大怪獣大集合だな」
クロウがそう呟くと慌てながら近づいてくるリリネッド。
「クロウ、クロウ!」
「どうしました? 勇者様、ついに頭がパーになりましたか?」
「あそこ見て!」
リリネッドが指を差す場所には城の上で崩れそうな場所で今にも落ちそうになっている天空国の女王のエンセ。と同時その近くで爆発が起きて壁をぶち破って、オルガとルギアラ、っそいて大量のアンデッド、魔物が飛び出してきた。
「おいおい、いきなり怒涛の動きするじゃ~ねぇかあ。ケツでもあるのか」
「どうしたらいい?」
そんなリリネッドの問いにクロウは優しく頭にチョップする。
「いい加減、自分で考えなさい。お前は勇者だろうが」
「う~~~~~ん……じゃあ~クロウ、いい案を考えなさい」
「はいはい、そうなるとは思ったよ」
リリネッドの近くにクロウ、シンノスケ、多少の傷を負ったナギ、オルガ、気を取り戻したルギアラ、サカルタツム。
彼等の前に、イトウダ、ハクラク、ザクタマ。そして囲む様に偽モンスター、魔物、アンデッド、骨のモンスターの2匹が立つ。
「これだけの敵、なんか盛り上がらない?」
「クロウってたまに馬鹿になるよね」
「こらこら、そんな言い方は行けませんよリリネッド」
「こ奴は元々バカじゃぞ」
「お前ら勝手な事をべらべらと」
4人が遊んでい中でオルガとルギアラがいつの間にか助けていたエンセ、ジェムン、そしてガウトを抱えていた。
「あらら、城が半壊してんなああぁぁああ。ルギアラ、てめぇーの所為でもあるぞ」
「記憶が正しければそれはに。サカルタツム、お前の仕業だ」
「俺じゃないぜい」
「さて、勇者! この状況どうすんだ?」
「それはクロウに任せてるから。 ねぇ」
「ねぇっじゃ~ねぇーよ。お前が放棄したからだろうが……。兎に角、敵さんもいつまでも待ってはくれないだろうし」
クロウはいろんな思考を巡らせる中、ガウトはギリギリ矢のエネルギーの心臓の傷をエネルギーで塞ぐ。ただそれも限界はあった。ガウトはそれを感じ取り、最後の力を振り絞ってこの状況を打破する思考を思いつきエネルギーで作った鳥を数匹呼び出してそれぞれの飛ばした。
その鳥に触れるガウトのこれまで知っているい情報が流れて来た。その瞬間、クロウの考えが決まった。
「よし、勇者も天空人も魔帝人もよーく聞け!!」
魔物や偽モンスターが襲い掛かる。中、クロウが魔力を使って周囲を囲むシールドを作り出して攻撃を防ぐ。オルガとルギアラはクロウの指示に従うのが嫌なのか文句を言いだした。
「なんでてめぇーに従わないといけねぇーんだああ!!」
「コイツと同じ思いをするのは不快が私もだ」
「まだ説明もしてないのか文句か!? 批評家かお前らわ!! 外のアイツらに餌を与えてやろうか」
「やれるもんやってみろやあああぁぁぁぁあああ!!!」
クロウはシールドに人一人の穴をあけて、ルギアラはオルガを外に出した。
「おいてめぇ~ら!! ふざけるな!! 入れさせろ!!」
「お前が出たいと言ったではないか」
「ルギアラ、てめぇ!!」
とふざけているとイトウダがシールドを壊した。
爆風と共にイトウダは自分自身とそっくりのドッペルを無数に作り出した。
「今度のドッペルは本物そのもの、いやもう俺自身だ」
イトウダのドッペルは黒い翼を生やして羽のエネルギーを飛ばす。
ハクラクも同時に動く、ナギは誰よりも先に相手になる。
「リリネッド、すまないがワシは離れる」
「え」
「絶対に戻る。今度は離れたりせぬよ。リリネッドの前衛はワシしか務まらぬよ」
そう言ってナギはハクラクを連れてその場から離れた。
「ナギ!!」
「リリネッド!!」
リリネッドが叫び上げると同時に二人のイトウダのドッペルが刀を構えながら攻撃を仕掛けて来た。
対応しようといた時、目の前に一塊の花びらでイトウダのドッペルの2体を倒すサカルタツム。
クロウは息を引き取りかかっているガウトを見る。ジェムンの怪我を魔術で助けているシンノスケの方を見るも横に首を振って助けられない感じを出した。
「リリネッド、今回は急ピッチでやらないといけないことがある」
「なるはやで」
「まず、骨のモンスターをどうにかすること。他の場所にも3匹ほどいるらしいからそっちもどうにかしないとだな。その次にあの男だな。魔物や似非モンスターは後回しだ」
「ケッ! この国がどうなろうがどうでもいいが、下の地上の奴らが危険な状態になるのはごめんだ。骨のモンスターは俺が相手になる」
「なら、もう一匹を相手にしよう」
「ルギアラ、あんな相手、一瞬で終わる」
「じゃ~お前達に任せる。リリネッドはイトウダを。俺は猫ドラゴンを相手にしつつ、シンノスケのサポートをするそれで行くぞ」
「でも、クロウ、この落下をどうにかしないと」
「シンノスケがこの男を治した後、俺はこの落下をどうにかする」
「わかった」
リリネッドがイトウダに立ち会おうとした時、ドラゴンの姿のザクタマが飛びながらリリネッドを掴んで真上に飛び上がった。
「仕舞った!!」
掴まれながらリリネッドは問題ないという表情していた。
困ったクロウの肩を優しくポンと叩いてサカルタツムは優しい顔を見せてドラゴンを追う。
「アイツには他にやってもらいたことがあったがまあいい。シンノスケ、あとどれぐらいで終わる?」
「あと少しです」
ルギアラとオルガは骨のモンスターを相手に戦い向かって行った。
クロウとシンノスケ、そして眠るジェムン、怯えるエンセは敵に囲まれていく。
「さっさと片づけるか」
クロウはヤレヤレという気持ちで杖を取り出した。




