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Snake Skin  作者: 中野震斗
S1Violence and finaldestination
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第五十八話静けさを殺して

連載再開します!!

(何だよこの握力!!)


この岩瀬と言う男は途轍もない握力を有している。それは流石の蛇山も圧倒するほどだった。


「そろそろかな…」


握力が維持するのは精々三十~二十秒ほど、岩瀬は思った以上に持続力がない。


(手首の関節が…)


手首の関節がかなり痛い、想像以上に腕全体が動かなくなってしまった。


「どうする?もうお前は腕使えねぇなあ!」


そう言い放ち岩瀬が拳を振りかざす。あまりスピードがない拳だったため、簡単に避けることは出来る、だが片腕が使えないというのはかなり痛手だ。


「何とかなれ!」


岩瀬の眼前まで近づいた蛇山は岩瀬の腹部を蹴り上げる。


「グッ!!」


岩瀬は腹を抱え、そのまま後ずさる。そこで蛇山は気づいた。

(こいつ握力以外そんなに強くない…!)


「だったら!」

後ずさる岩瀬の顔面に頭突きをする。


「頭がぁ!!」


そのまま額から血を流す岩瀬に対し今度は脛を思い切り蹴る。流石にこれは大ダメージだったのか岩瀬は何も言わずその場に膝を着いた。


(ヤバい!!ここままじゃ…)


岩瀬が思考する間もなく蛇山が顔面を蹴り上げた。腕を使えないながらも岩瀬を攻撃した蛇山だったが一瞬のうちになんと岩瀬が立ち上がった。


「てめぇなんざにやられるほど…幹部はやわじゃねぇよ!!」


自分が握力自慢なことを忘れているのか拳の連撃飛ぶ、しかしその拳はガードがしずらい状況の蛇山でも簡単に避けられるほどだった。


(いつになったら使えるんだ…拳…)


そしてよけ続けるしかないこの状況、そこに謎の人物が岩瀬に向かって飛び蹴りをした。


「うわ!!誰だ!!」


顔面を蹴られた岩瀬を警棒を持ったその男はさらにボコボコにしていく。


(コイツ…この武器の一撃一撃がなんて強さなんだ!!)


いつの間にか岩瀬はその場に倒れていた。そしてその男もこちらに近づいてくる。


「誰だ…」


雨夜と言うこともあり相手がよく見えないが腕を回復した現在、立ち向かう準備は出来ている。


「来い!」


そして拳を振り下ろす、それは見事相手の肩を捕えた。しかしその男は予想外の行動だったのか見るからに焦っているように手をこちらに向けた


「待った!俺だよ俺!名取だ!」


「名取!?何でお前が」


それはかなり予想外の人物だった。名取は首をマッサージしながら蛇山に告げた。


「お前情報屋だろ?あっそっか情報集めに来たのか」


「違う、村雨の奴がな俺から情報を買ったくせに金を渡さなくてな、だから徴収しに来たんだ」


「でも俺もお前に金渡してないけど?」


「いいんだよ、俺から情報渡してたから」


一件穏やかに会話をしているようだが、二人の狙いは村雨一人、拳と警棒のラッシュが能面一家か光源クルー分からないがどんどんなぎ倒していく。


「村雨!!どこだ!!」


名取がそう叫ぶ、しかし近くの路地裏にて白いパーカーの影が揺れ動くのを見た。


「アイツは…!!」


その影は逃げるように去っていった。


「待て!!」


「おい蛇山!どこ行くんだよ!!」


名取の問いかけにも答えず。蛇山は走り出した。


「アイツを…アイツを仕留めれば…!!」


その様子はまるで獲物を見つけた蛇そのものだった。

____________________________________

一方そのころ夏目と佐鹿がまだ互いに向き合っていた。


「こいよ、渋谷のリーダー!!」


そして遂に夏目が動き始めた

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