ユナとフリア
31、突然の訪問者
みなさんおはようございます。
本日は11月1日。
あーあ、ハロウィンパーティー終わっちゃったなー。
ずっとパーティーしてたかった。
まあ、終わったものは終わったので、今日から新しく仕切り直しまーす。
「やっほー、みんな」
ギルドホームのドア…は今、わたしが蹴り飛ばしたせいで、壊れてるのでそのまま入る。
ライムは…ログインしてない。
それまでに金集めてこないと。
今でもざっと5000万はあるけど。
あ、マイマネーね?
ギルドの資金はまた別にあるし。
…ちなみに、マイマネーの方が多いよ。
ギルド資金は1000万くらい。
「よお」
…は?
「あああああああ!幽霊だー!!」
「はあ!?」
我がギルドホームにイーグルの幽霊がいるー!!
ついにこの世にグッパイしちまったのか…
でも化けてでるのは勘弁してほしーなー。
あと、我がギルドホームに来るのもやめてほしーなー。
そうだ、塩があるじゃん。
えーっと、厨房は確かこっち…
「おーい!オレ様は幽霊じゃねー!」
「え?」
「え?じゃねえよ!」
「え?」
「…」
よっしゃ黙ったぜ。
あくりょうたいさーん!
えーっと、塩の大袋がたしかこっちに…
「あ、あの…」
「へ?」
「…かっ…てに…お邪魔…して…すみませんで…した」
「へ?」
「あなたがルラ氏ですね!?」
「へ?」
「…オレ様のギルドメンバーだ」
「へ?」
「へ?じゃねえよ!」
「へ?」
32、『パニックスター』の皆様
「オレ様たちは『パニックスター』!名前くらいは知ってるだろー?」
「うん。幹部が変人しかいないことで有名だし」
「それはお前らだけには言われたくなかった」
「は?何故だし」
「極振り大量発生プラス上位勢だからな」
ド正論右ストレートパンチ、ありがとうございました。
いやー、でも性格的にはそっちの方が…ねえ?
わたしたちよりそっちの方がトチ狂ってるって。
変人じゃなけりゃあ、勝手に人のギルドホームに入らないもん。
「それは否定できませんね、イーグル氏」
「だからと言って変人…」
「…変人…ですよ…わた…したち…」
「ほらほら、お2人さんにも言われてまーすよ」
…ところで、何故にここに来たし。
しかも誰の許可も取らずに。
普通なら、ギルマスもしくはギルドメンバーの誰かに許可取るよね!?
わたしだったら許可取るもん。
…まあいいや。
「せっかく来たんなら飲み物出すよ。何がいい?名前教えて」
「え、いいのか!?ならコーラ!イーグル!」
「それは知ってるわ」
「…アールグレイティーをいただけますでしょうか?えっと、ワタクシはユナです」
「わたし…は…だいじょ…うぶ…で…す。…フリア…です」
「えー、そんなこと言わずに!うちには優秀な優秀なライムがいるからね!大体何でもあるよ!牛乳とか、メロンソーダとか、コーヒーとか!」
「…なら…メロンソーダを…いただ…いても…よろし…い…でしょうか…?」
「もちろーん!コーラとアールグレイとメロンソーダね!おけ!」
注文を聞くなり、厨房に駆け込んで材料を組み合わせていく。
え、マジで何でもあるじゃん。
まあ、うちのギルドはパーティー頻度高いからか。
33、ドア壊さなけりゃあよかった
「お待たせー」
「おー!」
「ありがとうございます。おいしくいただきます」
「あ…りがとうございます…」
「どーいたしまーしてー」
3人にそれぞれ飲み物を渡して、わたしも椅子に座る。
そして、わたし用に作ったみかんジュースにストローを刺す。
オレンジよりみかん派なんだよねー。
「で、どうした?」
すっげー今更ながら、3人にここに来た理由を問う。
これで理由なかったらぶっ飛ばすけど。
あ、イーグルのみね。
他の2人は初対面だから流石に。
「あー」
「…あー?」
「ちょーっと、敵情視察的な?」
「そっか。今わたし以外誰もいないけど」
「だからちょっとタイミング間違えたかなーと」
「へー」
まあそれはどんまいだわ。
2度と来んな。
ドア早く直してもらっておかないと。
あの時蹴らなければよかったわ。
ごめんライム。
「…なら今日は帰るか。また来るわ」
「いや、来んな」
「えー」
そんなことを言いながら、2人に帰るぞ、と声をかけるイーグル。
あ、でも待てよ。
「ちょいストップ。まだ帰んないで」
「は?」
せっかく来てくれたんだし、1方的に情報を持ってかれるのもねぇ?
どうせなら、さ。
「そっちの情報、聞かせてよ」
グラスをことん、と置いて言った。
34、情報交換
まず気になるのは、そこの2人のスキルだよね。
見たところの装備は無し。
そういや『パニックスター』の幹部3人は全員ユニークスキル持ちだったっけか?
イーグルのスキルは、この前のイベント以来、結構知れ渡ってるけど、あとの2人のスキルを知っている人はごく僅か。
知っているだけで、対戦するときに大分有利になると思うんだ。
…教えてくれるわけ無いと思うけどね。
「はー?教えるわけねーだろー?」
「デスヨネー」
まあでも、大体の推測はできてる。
少し引っかかることがあるから。
まず、なぜイーグルのスキルは有名なのに他の2人はノーなのか。
イーグルが有名になった理由は、中央の戦いの時にたくさんモニターに映し出されていたから。
そこから『パニックスター』は初心者にも知れ渡る有名ギルドになった。
ならば、そこの幹部である2人のスキルも知られててもいいはずだ。
なぜ、知られていないのか。
それはおそらく、誰にも見せていないから。
いや、その2人が使った、と言うことを知られていないから、かもしれない。
例えばサニーとかだったら、近接戦をするしかなく、その大剣で攻撃をする。
サニーの持っている大剣に当たって死んだなら『サニーのSTRやべえ!』となる。
それはその攻撃力はサニーのものと認識できるからだ。
つまり…
「2人は、遠距離型かな?少なくともイーグルのように前線で暴れ回るタイプではない」
「「「…!」」」
「え、あたり?」
「…いや。4分の3あたり。4分の1違う」
「なんだその微妙な数値」
4分の3だから…
どっちか1人は遠距離で、どっちか1人は両方できるってわけか?
姿を見られずに発動できる…
変身でもすんのか??
まじかよ、人間辞めてやがる。
…まあ、この辺りまで推測つけられたし、あとは実際に対面した時のお楽しみかな。
あれ、わたしの予想だとこの後…
「ありがとね。だいぶ推測できたよ」
「…なら、今度はオレ様たちの番だな!」
予想的中。
めんどくせ。
35、嘘
やられたらやり返す派かー。
わたしと同じじゃん。
でも、あんたたちは何も教えてくれてないでしょうが。
「で?何を聞きたいの?」
「お前のスキル!」
「ざっくりしすぎだろうよ」
スキルか…
えーっと、イーグルの前で見せたスキルなんだっけ。
…忘れたわ。
とりあえず必殺技級のものは教えずに、ほとんど使わないであろうものとかでいっか。
例えば…
あ、いや、いつどこであいつが本当に持っている、このゲーム内のスキルを教えろと言った?
スキルとは、現実世界のスキルかもしれないし、本当に持っているものという制限なんて無いし。
よし、全然関係ないもの教えよう。
「じゃあ…2つだけね」
「おう!」
「まず1つ目は『コピー』。わたしが見たスキルを真似できる。わたしの前で2人のスキルを見たら、真似できちゃうから。2つ目は『透明化』。文字通り透明になる」
「は、強くね?」
「…これは強敵ですね」
「か…て…ない…かも」
「あ、飲み終わった?容器はこっちで回収するからいいよ」
まあ、そんなスキル全く持ってませんけどねー。
ただのハッタリハッタリ。
ついでに『使ったら真似されるぞ?』っていう脅しも入れたし。
これは、戦っても勝てるかもしれないな。
…リーダーチョロいし。
「飲み終わったかー?色々聞けたし帰るぞー」
「はい」
「…」
「君たち、リーダーが大変だね」
「「「…え」」」
「…え?」
待ってよ、何その反応。
「…ギルマスオレ様じゃねえ」
「えっ」
「ギルマスはワタクシです!」
「あ、そうなの。ごめん」
まじかよ。
save7
ネーム ルラ 12
レベル 536
職業 ナイト
武器 白雪の剣
頭 流星の髪飾り
服 純白の大天使
靴 羽の靴
アクセサリー 一匹狼『召喚』
盾 ホワイトパール
STR 630(+80)
VIT 300(+100)
INT 140
MND 30
AGI 155(+15)
DEX 20
LUK 20
スキル
『チャージ』『受け流し』『身躱し』『斬撃波』『武器破壊』『急所狙い』『急所外し』『死神の宣告』『察知』『不意打ち』『峰打ち』『完全炎属性耐性』『炎の化身』『窮地の高揚』『爪痕』『独』『悪魔との契約』『貪食の闇』『確率上昇』『スライムボール』『軟弱化』『アンデット』『ネクロマンサー』『不可視の鎖』『屍』『飛翔天駆』『共同体』『憑依』『森の遺志』『チェンジ』『反転』『蒼電』『殲風』『時空の割れ目』『毒牙の蝶』『幻迷の霧』『紅蓮の吸血鬼』『かごめ』『神々を従える者』『幻想郷』『虚無の1振り』『常闇』『千影の舞』『零の黒光』『フローエリア』『スターダストパレード』『テレパシー』
ネーム ハティー
レベル 111
スキル
『爪痕』『独』『威嚇』『猛突進』『暴走』
ネーム エルド
レベル 109
スキル
『地獄の炎』『熱風』『身を焦がす爆炎』『ライジングサン』




