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0にSETされた元1位は、最下位としてもう1度最前線へ駆け上がる。  作者: MIHA☆


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67/70

ハロウィンパーティーと

20万文字突破、累計PV4000突破しました!

26、バトルでダメなら


ソウと別れた後、すぐに通常フィールドの、我がギルドホームの前に戻された。

勢いよくドアを開けて中に入る。


「みんなー!」

「あっ、ギルマス!」


今回のイベント、3時間だったけど、なんかすごく長かったような気がするなぁ。

特に後半。

めちゃくちゃ動き回ったせいで筋肉痛あるかもしれない。

ゲームだからないと思うけど。


「おかえり」

「ソウって、1位だよな?お前って、12位だよな?その差って、11位だよな?」

「なんかリデルがわけわからんこと言ってるし。ライム翻訳してー」

「つまり、すごいってことよ」

「え、ありがと」


それなら素直に言えよ。

褒められて怒る人はそうそういないって。


「落とされた後に戻されるとか心臓に悪かった…」

「ギルマス強かった!」

「動き回りながらそんなに考えられるんですね…」

「数手先を読む、ある程度はできたと思います。ギルマスの方がすごかったですが…」

「わたしなんか、最初の方にやられちゃってあんまり参加できませんでしたけど、ギルマスのことずっとモニターで見てましたよ!」

「後ろからハティーが来て…びっくりしました」

「それなりに粘ったんだけどね」


みんなが、思い思いのことを口にしながら、自然に自分の椅子に座っていく。

わたしもその流れに任せて、自分の椅子に座った。

あれ、なんかあったっけ。


ピロリロッピロー、ピロリロッピロー、アサダヨー、アサダヨー!


「うわっ!?」


椅子にいつの間にか敷かれていたクッションから、効果音と声が飛び出し、びっくりして椅子から転落する。


「あっはっはっはっ!」

「ひぃー!!」

「バトルで勝てないなら、ってこうしたけど…」

「あっさり引っかかったね」


…ハメられたし。

つーか、アサダヨー、って何だよ!

今昼通り越して夕方なんだけど!




27、やべえ


「とりっくおあとりぃとぉ」


ガン!


さてさて、今日は10月31日!

そう、つまりハロウィンなんです!

今はギルドホームのドアを蹴破…脚を使って開けたんだけど。

やべえ、ドア壊した。

嘘でしょ、これって壊れるんだ。

こんなんじゃ不法侵入されちゃうじゃん!


「ついに壊されたわね」

「…日常的に脚を使うからですよ」

「えー、脚使うのは手が塞がってる時だし。今だってほら」


みんなにあげる用のお菓子を大量に入れた籠を、両手に持っているため、手は塞がっている。

わたしは何も悪くない。


「…インベントリにしまったらどうですか?」

「確かに」


そうだ。

インベントリの存在忘れてたわ。

籠をインベントリにしまって、手を空ける…と。


「あちゃー」


今度はお菓子が地面に溢れた。

そうじゃん、籠だけだとこうなるわ。

よかった、全部包装されてて。


「きったな」

「うるせえ」


とりあえずお菓子をまとめてインベントリに突っ込み、中に入る。


「ルラちゃん?まさかそのままにするつもり?」

「え、だってもう穴空いてるし…」

「修理してください、の1言は無いの?」

「…修理していただけないでしょうか。もちろん私が全額出します故」

「堅すぎだろ」

「ええ。その時になったら請求するわね。とりあえず今はハロウィンでしょう?さあ、中入って」


すみませんでしたライム様。

ありがとうございますライム様。




28、ハロウィンパーティー!


中に入ると、既に飾り付けなどが済まされていて、机に料理も並べられている。

なんか、わたしこの飾り付け会に呼ばれてないんだけど、それはハブられてるの?

それとも自分で来いやってことなの?


「いつもルラちゃんにはお世話になってるからね。わたしたちからせめてものの感謝よ」

「え、でもわたしも…」

「いいのいいの。とりあえず座って座って」


促されるままに、自分の椅子に座…る前に、またあのクッションが敷かれていないかを確かめる。

あれで転落して痛かったんだからね!?


「ふふ、そう何回も無いわよ」

「…だよねー?」


半信半疑で座る。

…よし、何も無い。


「ルラちゃんが来たわよー。切り上げてこっちにいらっしゃい」

「はーい」

「…予定より早いですね」


ライムが厨房に呼びかけると、中から数人がゾロゾロと出てくる。

そして、それぞれの席に座った。


「さあ、これからハロウィンパーティーを始めるわよ」

「いえーい!」

「お腹すいた…」

「我慢して」


まずはお菓子交換らしい。

わたしは大量に持ってきてるんだよねー。

とりあえず、大体均等になるようにして全員に渡す。

みんなからは、チョコパイやグミ、飴などをもらった。

え、どれも美味しそうだし。

あとで全部食べちゃお。

ゲームの中だと太らないし。


「…あれ、ルラは仮装してないんだね」

「あ」


スコットに指摘されて、よくよく周りを見れば、確かに服装が違う。

マント羽織ってたり、顔にシール貼ってたり、カチューシャつけてたり。

そういえば何も用意してなかったな…


「そういえばルラちゃん用に作ったものがあったの。何もないなら来てもらえないかしら?」

「え、いいの?」

「ええ、少し待っててね」




29、仮装がダサい


それからちょっとして戻ってきたライムの両手には、悪魔のような黒い羽。

…ちょっと、わたしの印象は何なの?


「ルラちゃん、翼を生やせるスキルがあったでしょう?これと同時にやってもらえる?」

「いいよー。『飛翔天駆』」


え、すごい!

この翼と全く同じ大きさだ!

黒の方は動かせないけど、翼がマジで4枚生えたみたい!

なんか、天使と悪魔のハーフみたいな?

せっかくだし、これもやってみようかな。


「『紅蓮の吸血鬼』」


『魔法の花冠』を外し…あれ、ずっとつけてたんだ。

カラコンを片目だけつける。

そして、運営から帰ってきた、リセット前につけてた黒の鎧『地獄の迎え』をつける。

なんかダサい気もするけど、ハロウィンだし別にね…?


「おー!」

「天使か悪魔か」


ちなみに今のわたしの外見は、白髪、左目青、右目赤、黒の鎧、白の靴。

なんだこの変な見た目は。

やっぱりダサい。


「えー、外さないでよ!みんなで写真とろー!」

「いいよ」

「え、これでとんの!?」


全員で集まって、写真を撮ることに。

カメラはライムのお手製。

タイマー機能も付いており、全員で写ることができる。

『想造』つえー。


「撮るわよー。タイマーは5秒ね」

「はーい」


5、4、3、2、1…


パシャリ!




30、イーグルとユナとフリア


「…『混沌ルーラー』…です…か?」

「そうなんだ!すっげーおもしれーんだぞ!」

「ワタクシは無駄な接触は避けたいです。ここに籠ってワタクシだけの推しを…!」

「はー!?そんなこと言うなってー!お前、推し何人目だよ!?」

「…ユナ…に賛成…です」

「フリアまで!?」


ライトフォース中心地から遠く離れた、すこし寂れた裏路地。

とあるギルドホームにて、響く声が3つ。

1人は元気はつらつとした男子、イーグル。

1人はつっかえながらも話す女子、フリアと呼ばれた者。

1人はオタク気質な女子、ユナと呼ばれた者。

話題は『混沌ルーラー』のこと。


「そこのギルドマスターのルラってやつが特に面白くてさー!あとスコット!」

「…ルラ…スコット…どちらも…ランキングに載って…ます…ね」

「ルラ様!?ルラ様が戻っていらっしゃったのですか!?」

「んー、いや、あの1位のルラじゃないかなー。同じ名前だけど違う人」

「…そうなんですか」


あからさまに興味を失ったユナは、再びスケッチブックに目を向ける。

そこには、数人の人が書かれていた。

どれも顔もスタイルもよく、まさにアイドルのよう。


「この方は上手く描けました!この方にしましょう!」


そう言って、白黒だった世界に色を落とした。

すると、2次元だった彼は立体として、その場に現れた。


「…ちょっ、いい加減にしろよ!もうスペースないんだぞ!」

「いいでしょうそのくらい!フリア氏!」

「…また…やるのですか…?…いい…ですけ…ど…『ものまね』…」


フリアが『ものまね』と唱えると、フリアの姿が、先ほど現れた彼の姿になる。

絵から出てきた者は動かないが、フリアが化けた者は動いた。

つまり、これで実際に新しく創った推しと会話ができるのだ。


「あーもう!話題が逸れたしな!とりあえず、今度『混沌ルーラー』に会いにいくからな!」




save6


ネーム ルラ 12

レベル 536

職業 ナイト

武器 闇夜の黒光

頭 空色のコンタクト

服 地獄の迎え

靴 羽の靴

アクセサリー アクマの翼

盾 ホワイトパール


STR 630(+80)

VIT 300(+100)

INT 140

MND 30

AGI 155(+15)

DEX 20

LUK 20


スキル

『チャージ』『受け流し』『身躱し』『斬撃波』『武器破壊』『急所狙い』『急所外し』『死神の宣告』『察知』『不意打ち』『峰打ち』『完全炎属性耐性』『炎の化身』『窮地の高揚』『爪痕』『独』『悪魔との契約』『貪食の闇』『確率上昇』『スライムボール』『軟弱化』『アンデット』『ネクロマンサー』『不可視の鎖』『屍』『飛翔天駆』『共同体』『憑依』『森の遺志』『チェンジ』『反転』『蒼電』『殲風』『時空の割れ目』『毒牙の蝶』『幻迷の霧』『紅蓮の吸血鬼』『かごめ』『神々を従える者』『幻想郷』『虚無の1振り』『常闇』『千影の舞』『零の黒光』『フローエリア』『スターダストパレード』『テレパシー』



ネーム ハティー

レベル 111


スキル

『爪痕』『独』『威嚇』『猛突進』『暴走』



ネーム エルド

レベル 109


スキル

『地獄の炎』『熱風』『身を焦がす爆炎』『ライジングサン』

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