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0にSETされた元1位は、最下位としてもう1度最前線へ駆け上がる。  作者: MIHA☆


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66/70

決戦

遅くなりました!

21、空を操る


「ルカくん!」

「チッ」

「『テレポチェンジ』!」


ヒットアンドアウェイ。

ルカを倒したことを確認したら、すぐに元の場所に戻る。

あと4人。

制限時間以内に倒しきれるか…

…ぶっちゃけ倒しきれなくても、ゲームオーバーとかじゃないんだからいいけど。

なんとなく、わたしのプライドだか好奇心だかが騒いでんだよね!


「まさか、お前1人でこの4人を倒せるとでも?」

「私たちもそう弱くは無いんだよ、ルラちゃん!」

「ここにいる4人は紛れもなく、上位ランカー。…まあ、1人を除くけど」

「えっ、えっ、オレ様は上位ランカーに入ってないのか!?」

「…お前何位だ」

「16だ!」

「論外だな」

「え、論外お揃いじゃん。イーグル、こっち寝返る?」

「断る!」

「そっか」


勧誘失敗したし。

まあ、成功するとは思わなかったけど。

…さて、誰からやるか。

現在は横から見ると、右からイーグル、わたし、ソウ、スコット。

隣にソウがいる時点でかなりピンチ。

とりあえず飛ぶか。


「『飛翔天駆』ー」

「なんだよ、そのやる気無さそうな声は」

「上位勢4人に囲まれて戦意喪失しない方がおかしいって。わたしはしてない」

「してねえのかよ」


空中で素早く飛び回ればソウの魔法はほとんど効かないと思っていいはず。

狙撃手2人は剣で弾こう。

オトは遠距離攻撃手段無い…と思うから大丈夫。

じゃあまずは〜。


「『蒼電』『殲風』」


雷と風で!

翼で飛びながらの、これはカッコいいと思うんだよね。

なんか、空を操るみたいでさ。

いつかは雨も降らせたいな。

…あれ、これをフラグって言うんじゃ無いですかね。




22、爪痕を残す


「まあまあ落ち着いてー」

「いられっか」

「ツッコミが冴えてますねぇ」

「うるせえ」

「…素早く仕留めるぞ」

「うん」

「わかってる」


ま、落ち着いて、とはわたしに対して言った言葉なんだけどねー。

さて、どうしようかな。

多分この2つは気休めにしかならないし。

何か、打開するチャンスは…

そう思った時、前方から声が響いた。


「おー、こんなところにいたのか」

「やほー、アルト。遅かったじゃん」

「チッ」

「増えたなー」


ラッキー。

魔法、使わせなければいいじゃん。

すげえナイスタイミング。

あざーっす。


「アルト!」

「わかってる!『設置』!『サイレント』!『拡散』!」


これでアルトのまわりでは魔法が使えない!

つまり、ソウとオトは戦力外!

狙撃手2人を先にやろう!

パッと方向転換してから『飛翔天駆』を解除し、地上に足をつく。

そのままスコットたちの方に突っ込んだ。


「…!避けて!」

「無理だろ!」

「…なら」

「『常闇』!」

「受けてっ!」

「!!」


スコットの判断は正解だった。

ターゲットが2人に分散されたおかげで、1人にクリーンヒットすることなく、2人とも生きていた。

しかし、残りの体力は半分を切っていた。


「…ポーション、持ってる?」

「無い」

「さて、回復はいないからね?」


もう1度、2人の元へ走った。




23、4対2


「アルトくんがきちゃったから、魔法が使えないのか…」

「俺たちは戦力外らしいな。ルラがスコットたちの方に向かった」

「え、もしかしてこれ、ルラ1人で上位勢捌ききれんのか?」

「さあな」

「でも、ルラちゃんならもしかしたら…」

「ところでお前は敵だろう、アルト」

「まあまあ、お互い戦力外よ」


アルトの今の役割は、スキルでソウたちを妨害すること。

ルラはおそらく、まもなく2人を倒して戻ってくる。

そうすればこの2人も片付けておしまい。

そう、アルトは考えていた。

攻撃手段の無い2人のことだ。

もし素手で来ても成敗できる、と思っていたが、そうではないようで。


「STRはほとんどないが…」

「うん。そうしないと負けちゃうもんね」


2人とも、短刀持ち。

魔導士や狙撃手の場合、メインの杖や弓と同時に、短刀を持てるのだった。

まあそれにはレベルが必要になるが。


「まさか、魔道士が短刀でくんのか?」

「それしかないだろう」

「げー」


アルトはユニークアイテムをメインにしており、短刀の所持は許されている。

しかし、STRは皆無に近く、短刀を使ったこともほとんどない。

この戦い、もしかしたら2人が有利かもしれなかった。

唯一の攻撃手段であった『デストロイシンフォニー』は、回数制限があるため使えない。

…どちらにしろ、2対1の状況は避けたかった。

なので、ルラの元に言って4対2にしようと思う。

オレのことを抜いてルラのところに行かれても困るし、これでいいよな?


「ルラ!」

「1人でどうにかしろ!」


…ホワイ?




24、あと2分ほど


なーんか、アルトが2人引き連れてこっち来たんですけど!

分担した意味ないじゃーん!

まあ、元々分担なんてしてないけど。

…せっかく来てもらったなら、働いてもらおっかなー。

わたしは、あえてアルトの方とは違う方を向き、叫んだ。


「今だ、アルト!」


そう、あれだ。

あの時はアルトなんてどこにもいない、ただのハッタリだった。

だけど、今回はアルトの声が2人にも聞こえたはず。

だから、ほとんど確定でそっちの方を向く。

と、同時に、後方で待機していたハティーたちにも指示をだした。

ハティー『猛突進』エルド『ライジングサン』でよろしく、と。

…そういや、ヒューズのスキル名何か分かんないわ。


「「!?」」


2人が振り向いた先には、当然アルトなどおらず。

ただ平原が広がっていた。

その間に、わたしは地面を蹴って急接近。

…勝てる!


「『常闇』!!」

「「!!」」


残り半分を切っていた2人のHPは、今の1撃で、0になった。

あと…2人…!


「ナーイス、アルト」

「は?」


まあ、アルト自体は何もしてなくて、アルトの存在が役に立った感じだけどね。

…は流石にひどいか。


「さてさて」

「わかってる」

「「あと2人!」」


…時間、大丈夫かな。




25、最後


「来たか」

「…負けるとは思うけど…」


2人は、短刀を構えて待っていた。

あと2分ないくらい。

なるべく早く決着つけてゆっくりしたい…!


「じゃ…行くよっ!短期決戦!『フローエリア』!」


『フローエリア』の効果範囲って、魔法だけじゃない。

『常闇』とか『召喚』とかでも、スキルと認識されて効果が高まっていく。

まあ、相手のお2人さんは短刀スキルは多分持ってないけどね。

しかしそれでもSTRは上がってしまうので、マジで短期決戦。


「『千影の舞』!」

「『設置』『執着の恋愛歌』『嘆きの唄』『拡散』!」


ナイス!

アルトが大量にスキルを使ってくれたおかげで、効果がかなり増す。

アルトのデバフが2人にかかり、わたしの圧倒的有利。

ソウにそのまま剣を振りかざした…が。


「そう簡単には当たらない」

「げー」


地面を転がって避けられたみたいだ。

かすりもしなかった…だと?

すげえなコイツ。

…!


キン!


「っあ」

「隙あり」


後ろに迫る気配に、とっさに振り向いて剣を振った。

それはオトで、なんとかガード。

そのまま、オトを斬った。


「…!」

「よし、あと1人」


ソウはわたしから距離をとり、真正面に向かい合った。

やることは分かってる。

正面からの、斬り合いだ。

タッ、とかけだして、剣を構える。

あと数M…

ついに、目の前まで来て、剣を振ろうとした時。


ピピーッ!


『終了!!』


「「あ」」


時間切れ、か。

ま、それはしょうがないか。

再びソウの方を向いて、わたしは言った。


「______」

「!!」


ソウは、珍しく大きく目を見開いた後に、頷いた。


「もちろんだ」




save5


ネーム ルラ 12

レベル 536

職業 ナイト

武器 闇夜の黒光

頭 魔法の花冠

服 純白の大天使

靴 羽の靴

アクセサリー 一匹狼『召喚』

盾 ホワイトパール


STR 630(+80)

VIT 300(+100)

INT 140

MND 30

AGI 155(+15)

DEX 20

LUK 20


スキル

『チャージ』『受け流し』『身躱し』『斬撃波』『武器破壊』『急所狙い』『急所外し』『死神の宣告』『察知』『不意打ち』『峰打ち』『完全炎属性耐性』『炎の化身』『窮地の高揚』『爪痕』『独』『悪魔との契約』『貪食の闇』『確率上昇』『スライムボール』『軟弱化』『アンデット』『ネクロマンサー』『不可視の鎖』『屍』『飛翔天駆』『共同体』『憑依』『森の遺志』『チェンジ』『反転』『蒼電』『殲風』『時空の割れ目』『毒牙の蝶』『幻迷の霧』『紅蓮の吸血鬼』『かごめ』『神々を従える者』『幻想郷』『虚無の1振り』『常闇』『千影の舞』『零の黒光』『フローエリア』『スターダストパレード』『テレパシー』



ネーム ハティー

レベル 111


スキル

『爪痕』『独』『威嚇』『猛突進』『暴走』



ネーム エルド

レベル 109


スキル

『地獄の炎』『熱風』『身を焦がす爆炎』『ライジングサン』

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