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0にSETされた元1位は、最下位としてもう1度最前線へ駆け上がる。  作者: MIHA☆


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69/70

『雨降る湿原林』

36、前回イベの結果は何処


今日は暇だったので、何となくゲームにログインした。


「なんか強いスキルないかなー」


最近もらったスキルは『テレパシー』か。

にしても、スキル結構あるなー。

全部覚えてられないかも。


「…ん?あれ?」


みなさんみなさん、大変なことに気づきました。

なんとですよ?

なんとわたし、この前のイベントの結果知らないんですよ!!

通常フィールドに戻されて、時間が経って、ハロウィンパーティーして、イーグルたちが来て…そこからは?

イベント結果は!?

え、発表されてないの?

それともわたしが聞いてなかったの?

困ったなあ。

いや、困ることはないけども。

なんか、自分が頑張ったのにその結果知らされないは酷くない?

誰かに聞くかー。

今はとりあえずレベリングかな。

開いていたマップから、湿原林『雨降る湿原林』にワープした。


「うっわ、くっそ雨降ってんじゃん」


さすがは『雨降る湿原林』だわ。

すっげえジメジメしてるし、雨はザアザアしてるし。

うえ、靴がカポカポしてる。

気持ち悪ぅ。


「『召喚』ハティー!乗せてー!」

水たまりにしょっちゅう足突っ込むもんだから、水が跳ねる跳ねる。

顔面まで跳んできた時、諦めてハティーを召喚した。


「レッツゴー!」


傘はないんだ。

ごめんねハティー。

まあ、傘あったとしても邪魔だから出さないけども。




37、イエローカード


「あー、ハティー『猛突進』ー。あ、わたしのこと振り下とさないでね」


なんかめんどくさいし、剣錆びるかもしんないからハティーに攻撃させてるなう。

さっき猛突進させたら振り落とされたから、今回は注意つきで。

『テレパシー』あるけど、気づいたら声に出てるんだよね。

それに今、敵対プレイヤーいないから指示バレたところでねぇ?

特に問題は無いし。


「ん、上がった上がった」


ただし悩んでることは1つ。

レベルがぜんっぜん上がらない!

そりゃあ500も行ったらなかなか上がんないでしょうけどさぁ。

ここ推奨600で、しかももう10体くらい倒した後でようやく1レベよ!?

何この非効率。

範囲系スキル使いたいけど、ここ木たくさんあるから多分無理なんだよなぁ。


「…ん?木?」


木と言えば…

『森の遺志』あるじゃん!!

森でしか使えないとかいう、ただのハズレスキルかと思ってたのに、まさかこんな時に役立つなんてね!


「『森の遺志』!ここにいるモンスター狩りまくって!」


これにて、全自動レベリング完結。

どんどん経験値入ってくぜー!

え、思ったより上がるじゃん。

552…553…あ、1個飛ばした、555…556…いやえぐ。

え、何これ。

ダンジョンって確か無限リスポーンだよね?

これは時間があれば無限に上がるやつ??

えっ、待って嘘でしょ。

わたし最強じゃん。


ピロン!


「ん?…あれ、運営からじゃん。これ、ヤバいやつじゃね?」


内容を見てみると、やはり警告。

全部で3回…つまりあと2回やったらBANされるってよ。

でもさぁ、これ公認のスキルなんだけど。

まあ、BANはまずいのでやめまーす。

レベルは571になってました。




38、前方不注意


『森の遺志』の使用での経験値の乱獲はやめ、ハティーに乗って真面目に攻略し始めた。

目指すは隠しダンジョン。

なんか隠しダンジョンサーチみたいなのほしーよねー。

そしたら楽なのに。


「ハティー『爪痕』ー」


このマップを見る限り、ダンジョン内に壁はなく、横穴が空いてるとは考えにくい。

あり得るとしたら、大木があってそこから入る、定番の地面に穴が空いてる、ないとは思うけど空に歪み、とか。

思いつく限りではその3つかな。

上も下も横も前も注意しないとじゃん。

でも上って雨降ってっからなぁ。

あ、だから上とか…

いやめんどくせえや。

頼むから上以外でよろしくよ?


「あれ、この辺り木が多いな」


しばらく進んでいると、おそらく中央付近、かなり木の多い場所に出た。

この辺りになんかありそうだな…

ほら、木を隠すなら森の中!とかあったような気がするし。

…今探してるのは木じゃなくね?

まあでもなんかありそうだな。

とりあえず燃やすか。


「『炎のけし…雨降ってんの忘れてたわ」


無理だ無理無理。

ならどうする?

『森の遺志』はBANされる可能性あり。

だとしたら『蒼電』と『殲風』?

『スターダストパレード』もあるっちゃあるけど、範囲破壊には向かないし。

そのくらいしか範囲無いし。

バリエーションないとこっから先のPVPに困るから、なんか欲しいけど…

そう簡単には見つからんでしょうな。


「あー、収穫無し…か?はぁ、帰…」


ゴチン!


「いったああああ!!」


前方不注意、完全自業自得。

その場にうずくまって転がっているのを誰にも見られていないことを祈った。

…つーかVIT値仕事しろよ!!




39、木の中に


さてさて気を取り直しましょうか。

木にぶつかって転がったことは忘れて、木に手を付いて立ち上がる。

はぁ、何してくれんのガチで。

イラついたのでその木に蹴りをかまそうとした…が。


スカッ


「えっ」


スカッ

スカッ


何度蹴っても、木には当たらず宙を蹴る。

これはもしかして…

試しに、肩と同じ高さのところにパンチをする。

今度は当たった。

そこから下に手をズラしていく。

少し下、胸の高さ辺りに来た時、当たり判定は無くなった。

つまりは…


「…ビンゴ」


少し屈めば、その中に入ることができた。

よくよく見ればその木は周りと比べて明らかに大きく、ダンジョンの中心かと思う。

というか、多分中央。


「おー、中広くね?」


まあそこはご都合仕様か。

実際の大きさだと、入ったところで何ができるのか問題。

このくらい広いなら、ここでボス戦とかするのかな?

木の中だから火使えるし、戦うならここがいいかなー。


「ん、ここか。最奥」


いや、木の中広いなぁ!

少し歩いてようやく広いスペース前。

ボス戦…か?

ステータスを開き、HP、MP、デバフがかかってないか、などを確認する。

よし、大丈夫そうだ。


「わたしの餌になってくれるのはだーれだ」


自信満々な表情で、大きな1歩をそのスペースに向かって踏み出した。




40、内側から


予想としては、やっぱり木に関するボス。

でも、ダンジョン名的にワンチャン雨降らせてくる。

どちらにしても新しいスキル手にはいんならいいけど。

何も貰えなかったらキレる。


「…さて、出てこいよ。『炎の化身』」


エルドを呼び出して、剣を構える。

どこから出てきてもいいように、感覚を研ぎ澄ませながら。


ボコボコボコボコ…


「…!」


くる!

謎の音と共に危険を感じて、その場から飛び退いた。

振り返ると、そこには地面からは刃物のように鋭利な木の枝。

あれ絶対防具貫通、もしくは破壊じゃん…

避けれてよかった…

ライムに殺されるところだった…

しかし、安心している暇もなく。


「うわっ、まじかよ」


どこもかしこも枝だらけ。

えっ、地面に足をつくなと言いたい?

まあいいけど。


「『飛翔天駆』」


わたしは飛べるんで!

それにエルドもいるし。

わたしは安全圏でとりあえず燃やしときますねー。

てか、ボスってこの木自体を指してんの?

HPバーが見当たらないから、ワンチャンそうだよね。

この大きさだと、燃やすのに時間かかんじゃん。

…ん?


「外、雨降ってるから燃やせなくね?」


燃やしたところで、外からすぐに鎮火されるのでは?

うわー、めんどくせー!

誰か雨止ませろよ!!

…でも、この木はかなりの分厚さがあるはず。

ある程度は燃やして、鎮火されるようになってきたら通常に変えるか…

効率よく効率よく!

作戦決行!


「エルド!『ライジングサン』!燃やせ燃やせー!」




save8


ネーム ルラ 11

レベル 571

職業 ナイト

武器 白雪の剣

頭 流星の髪飾り

服 純白の大天使

靴 羽の靴

アクセサリー 一匹狼『召喚』

盾 ホワイトパール


STR 630(+80)

VIT 300(+100)

INT 140

MND 50

AGI 155(+15)

DEX 50

LUK 100


スキル

『チャージ』『受け流し』『身躱し』『斬撃波』『武器破壊』『急所狙い』『急所外し』『死神の宣告』『察知』『不意打ち』『峰打ち』『完全炎属性耐性』『炎の化身』『窮地の高揚』『爪痕』『独』『悪魔との契約』『貪食の闇』『確率上昇』『スライムボール』『軟弱化』『アンデット』『ネクロマンサー』『不可視の鎖』『屍』『飛翔天駆』『共同体』『憑依』『森の遺志』『チェンジ』『反転』『蒼電』『殲風』『時空の割れ目』『毒牙の蝶』『幻迷の霧』『紅蓮の吸血鬼』『かごめ』『神々を従える者』『幻想郷』『虚無の1振り』『常闇』『千影の舞』『零の黒光』『フローエリア』『スターダストパレード』『テレパシー』



ネーム ハティー

レベル 111


スキル

『爪痕』『独』『威嚇』『猛突進』『暴走』



ネーム エルド

レベル 109


スキル

『地獄の炎』『熱風』『身を焦がす爆炎』『ライジングサン』

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