返却とランキング
66、偽物との戦闘
ライムの姿をした奴は何も喋らず、目も死んでるので敵と見ていいと思う。
てか、みんなそれぞれ戦ってるのかなぁ。
わたしの相手は誰だろう。
とりあえず手早く終わらせちゃおう。
「『召喚』『炎の化身』『神々を従える者』」
「ルラー!呼んだの!?呼んだんだよね!」
「攻撃対象はコイツだな?」
「そうそう。ハティー『猛突進』『爪痕』!エルド『熱風』『ライジングサン』!」
4人?召喚したけど、MPはミリたりとも減ってない。
最高かよ、コイツら。
「『チャージ』『斬撃波』『急所狙い』!」
みんなは派手に攻撃してるのに、わたしだけ最初の方のスキルで応戦してるじゃん。
今度剣系のスキル取りに行こうかな…
リセット前って何持ってたっけ。
「お、優秀ー」
しかし、わたしは今は、このままでいいらしい。
4人の活躍により、既にHPは4分の1を切っており今も尚継続ダメージが入っている。
稀に『想造』で作られたと思われる物が飛んでくるが、避けられるので気にしない。
5対1は普通に可哀想。
やめないけど。
「ヒューズ、強すぎない風吹かせて!」
「…!わかった」
「エルド『身を焦がす爆炎』!『ライジングサン』!」
ヒューズの放った風がエルドの炎を煽り、炎の勢いが増す。
その炎は残りのHPを消し飛ばし、敵を光に変えるほどの勢いだった。
「よし、しゅーりょー」
それぞれにお礼を言ってから戻す。
さて、みんなはどうなってるんだろう。
わたしが1番乗りだったりして?
67、みんなそれぞれ
その頃ライムはルカ相手に苦戦して…
「あら、スキルさえ使わせなければいいのね」
はいなかった。
今は動きとスキルを封じるアイテムを駆使してルラを完封しているところ。
実質、ルラの強さはスキルだったりプレイヤースキルだったりするのだ。
つまり、それを封じれば勝てるのでは、と踏んだところ、当たっていた。
「あとは爆弾を降らせるだけね」
インベントリから爆弾を取り出す。
もうまもなく、戦闘は終わりそうだった。
「あー、めんどくせーな」
リデルはルカと対峙していたが、ルカの放った魔法はまるで自分を避けていくのかのように当たらない。
しかし、リデルに攻撃力はほとんどない。
1生続くかのような泥試合だが、当たらなければ倒されない。
どちらも…誰も、問題は無さそうだった。
視点は戻ってルラ。
ルラは倒し終えると、自分の周りのみ濃霧が晴れるようになった。
しかし、誰とも遭遇できないので、システムと考える。
マップを見ても何も無い。
「あー、暇ー!」
ハティーの上に乗って暇と連呼してみるが、何も起きることは無く、霧が立ち込めていた。
「とりあえず待ってりゃあいいよね」
再び暇を連呼し始めた。
68、ご褒美の景色
そろそろ喉も乾燥してきたところに、みんながやってきた。
全員、無事に倒し終えたようだ。
その頃には霧も晴れ始めていた。
「よし、全員揃った!」
「もうすぐ霧が晴れそうね」
「ここから外を眺めたらどんな感じなんだろう…」
全員で柵に寄りかかって、霧が晴れるのを待ち、ついに晴れると。
「わぁ…」
「すご!」
まるでユートピアのような光景が広がっていた。
ここまで来たご褒美じゃん!
諦めなくてよなっあ!
てか、これが現実にあったらいいのになぁ。
そしたら何回でもリピートする!
「下は本当に空なんだね」
「あっ、雲も浮いてる!」
「そりゃあ空の上だからね…」
「雲って綿菓子ってほんと?」
「んなわけねえだろ」
「1回雲の上に乗るのが将来の夢なんだよねー!」
「1回雲の上に乗って地上まで落ちてこい」
「え、雲に振り落とされなければいいんでしょ?」
「レイン、普段どんな教育をしてるんだ?」
「…僕はされてる側だよ」
景色を堪能すること10分ほど。
そろそろ帰る雰囲気になってきたので、確認をとる。
「みんなー、そろそろ帰るでいい?」
「いーよー!」
「はい」
わたしたちは、元来た道を歩いて行った。
また今度もみんなとどこか行きたいなぁ。
あれ、2件通知来てる。
明日確認しよー。
69、謝罪メッセージ
宣言通りに、古城を攻略した日はそのままゲームを閉じ、今日再開したわけだが。
そこで気づかなかった通知が来ていることに気づいた。
いつ来たんだろ。
それは、スキル入手の通知と。
運営からだった。
「は?運営から?え、なんかしたっけ」
えっ、垢BANされる?
別にチートとかはしてなかったはずなんだけど。
いやでもワンチャンチートと間違えられて通報されたとか…?
「…えっ」
それは、わたしがリセットバグの被害者であることの確認、そうでなければ消せ、リセット前のレベル、スキル、ステータスポイント、武器や防具が入っていた。
あれ、バグだったんだ…
てか全部帰ってきたんですけども。
てかスキル、意外と少なかった。
よくこれでやりくりしてたなぁ。
とりあえずお礼のメッセージ送らないと。
「あー…見つけてくださってありがとうございます…たしかにわたしは数ヶ月前に…リセット…されました…」
間違えないように読み上げながらメッセージを打ち込んでいく。
とりあえず、感謝などを述べて送信する。
にしても、全部戻ってきたのかー。
「え、懐かしー!」
取り出したのは、リセット前につけていた防具たち。
たしか頭が『死神の髪留め』で服が『地獄の迎え』で靴が『闇に沈む足』とかだった気がする。
今考えたらダサい。
で、剣が『闇夜の黒光』。
これはかっこいいと思ってる。
「てかレベルよレベル」
元々あった145に加えて、リセット前の384。
合計で529になってる。
え、これトッププレイヤー凌ぐんじゃ無いですか?
スキルも中々。
リセット前に持っていた物、全て帰ってきてる。
リセット前は剣系ばっかりだったから、めちゃくちゃありがたいし…
「とにかくやったぁー!」
ちなみに、取得スキルは『幻想郷』。
なんか幻見せるらしい。
ステータスポイントは適当に振っておく。
…え、わたしのステータス強くね?
70、プレイヤーランキング
83 情報屋 こんにちーは
84 ななしさん こんにちーは
85 ナイト 今日はどうした
86 毛玉 こんにちーは
87 情報屋 ランキングを見ろ
88 ナイト は?
89 情報屋 プレイヤーランキングを見るんだ
90 ななしさん えっともしかして?
91 毛玉 もしかして?
92 情報屋 プレイヤーランキング、13位。ルラだ
93 ナイト いつの間に急浮上しやがった
94 ななしさん 毎日チェックしてたんだぞ!?
95 ナイト 何をしたらこうなるんだ?
96 毛玉 つーかハク来ない
97 情報屋 それな
98 ナイト それな
99 ななしさん それな
100 ななしさん 100達成
1 情報屋 100達成
2 ナイト 先越されてて草
3 毛玉 100達成
4 ナイト お前は遅すぎる
5 ななしさん 本題戻そう
6 情報屋 いや、これだけだ
7 ナイト …そうか
8 情報屋 かいさーん!
save 14
ネーム ルラ 13
レベル 529
職業 ナイト
武器 白雪の剣
頭 流星の髪飾り
服 純白の大天使
靴 羽の靴
アクセサリー 一匹狼『召喚』
盾 ホワイトパール
STR 620(+80)
VIT 300(+100)
INT 125
MND 30
AGI 155(+45)
DEX 20
LUK 20
スキル
『チャージ』『受け流し』『身躱し』『斬撃波』『武器破壊』『急所狙い』『急所外し』『死神の宣告』『察知』『不意打ち』『峰打ち』『完全炎属性耐性』『炎の化身』『窮地の高揚』『爪痕』『独』『悪魔との契約』『貪食の闇』『確率上昇』『スライムボール』『軟弱化』『アンデット』『ネクロマンサー』『不可視の鎖』『屍』『飛翔天駆』『共同体』『憑依』『森の遺志』『チェンジ』『反転』『蒼電』『殲風』『時空の割れ目』『毒牙の蝶』『幻迷の霧』『紅蓮の吸血鬼』『かごめ』『神々を従える者』『幻想郷』『虚無の1振り』『常闇』『千影の舞』『零の黒光』
ネーム ハティー
レベル 111
スキル
『爪痕』『独』『威嚇』『猛突進』『暴走』
ネーム エルド
レベル 109
スキル
『地獄の炎』『熱風』『身を焦がす爆炎』『ライジングサン』




