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0にSETされた元1位は、最下位としてもう1度最前線へ駆け上がる。  作者: MIHA☆


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55/63

屋上へ

61、階段の壁から


「…また2階探索するのかぁ。もう個室探索飽きた…」

「今は手がかりがあるんだよ!」

「たしかにそうだけど…」


そんな会話をしながら、また渋々と階段を降りる。

体力のない女子高生にはキツイよ…

ちなみにわたしは、階段下りる時は毎回手すりもしくは壁に掴まりながら降りる。

なぜなら、落ちそうになるから!

そのせいでめちゃくちゃ下りるのが遅くて。

今も先導陣に変な目を向けられてます。


「お前さ…」

「幼少期に親のミスで階段5段目から落下し、だんだんと床が近づいてくるのを見ることしかできなかったわたしの気持ちは分かるまい」

「よく無事だったわね…」

「出血はしたけど縫いはしなかった」


体の強度は結構丈夫なんだよねー。

風邪に対する免疫は無いけど。

野菜も日光も運動も嫌いだし。


「…ん?」

「お前、こんだけ話しといてまだ6段しか上れてねえのかよ…って、どうした?」


わたしの右手が触れている部分。

ここだけ、何か違うような気がした。

試しに叩いてみようとする。

が、その前に重要なこと。


「…体のバランスを整えて。足は両方着いてる。手は体に沿わせるように垂直に。下ばかりを見ずに真正面…よし。これで転ぶ要素は無い」

「「「「「「「「「…」」」」」」」」」


ポコン…

コン…


「ん?」


もう1度、その部分とその他を叩く。

何か音違くない??


ポコン…

コン…


もしかしてこれは…

そう思って、今1度バランスを確認してから両手でそこを押す。


「…わたしがビビりでよかった」


そう呟いた。

なぜなら壁は消え、通路が出てきたのだから。




62、秘密の通路その2


「くっら」


地下通路並みに暗いここは、あの台所に出てくる、茶色い素早い奴でも出てきそうな雰囲気だ。

…え、ここは幽霊じゃ無いのかって?

幽霊はでませんよ。

多分。


「あ、そうよ。明かりを作ればいいのよね。『想造』」

「たしかに」


ライムの作り出した、ランタンのようなものは強く、それでも暖かい光を発していた。

材料費節約のために作るのは1個らしい。

それなら普段からすぐにヘリコプター作るのをやめた方がいいと思うけどね?

あっちの方が絶対に材料費高いよ?


「…あれ」

「どうしましたか?」

「…そういうことですか」

「何勝手に納得してんのレイン!あたしにも分かるように!」

「いや、気のせいだと思うんだけどさ」


確証は0に近い…いや、0。

だけれど、なんとなくそう思った自分がいた。


「わたしたち、ここ通ったよね」


薄暗いけれど、周囲は見えるっちゃ見える。

どこかに似ている…

多分、ヒューズがいた地下通路に。


「は?てことはまたあの部屋にいくのか?」

「多分、見逃してたけどどこかで分岐があるんだと思う…」

「にしても、来る時に通ったのは地下通路なのに、今から行くのは屋上なんだね」

「そこは気にしたら負け。ゲームだから」


現実ではあり得ないことが起きる、っていうのはゲームの鉄則(だと思う)。

そもそも、人が剣持って魔法飛びかわせてる時点であり得ないじゃん。

何を今更。


「…ワンチャン分岐上か下にある説」

「下は落ちてバレるし、上はどうすんだよ」

「ルラが『蒼電』とったダンジョンでは空間のズレができてた気がする」

「出来てないじゃん。…とりあえずまた1周回ろ。さっきと違ってランタンがあるんだから、見つけやすいよ」

「はーい」




63、足元でボンバー


それでもやっぱり暗かったのでランタンはライムが持ち、ロナリアが『聖なる光』で地面を光らせ、エルドを呼び出して太陽でも生み出させとく。

いや、でも眩しい。


「エルドストップ。やっぱりそばにいてくれるだけでいいよ」


目と頭が割れそうだったので『ライジングサン』をやめさせ、そばに寄せる。


「あ、横穴らしきものみっけ」

「え、どこですか?」


壁は基本茶色で、薄暗いので明かりがなかったら見つけられなかっただろう。

わずかな色の違いがあった。


「失礼しゃーす」

「お馴染みの台詞きた」


わたしがどこかに入る時、既にお馴染みとなっている台詞を吐きながら壁をぶっ壊そうとする。

むむっ、意外と硬い。


「わたしの出番ね。爆弾を大量に作っておいたの。さ、これで壊してちょうだい」

「え、いつ?」

「さっきね」

「仕事はや」


早速ライムお手製の爆弾を手に取り、ソフトボール投げのフォームを取る。

重心を移動させて…


「あっ」


少々バランスを崩し、わたしの手から爆弾が落下する。

いつだったかの体力テストでやらかしたやつじゃねえかこれ。

その時の記録は−1Mだった。


「あっ、じゃねえんだよ!」

「そういえば爆弾って無差別攻撃…?」

「…あっ」


爆弾は光となり、轟音を轟かせ、熱風を吹かせる。

…レイン以外の極振り全滅じゃね?

ナンテコッタ。




64、ハティーガチ最高


「『プロテクト』!」


しかし、ルカが魔法を発動させて全員を守る。

それ、範囲だったんだ。


「ナイスー!」

「お前のせいで危なくなったけどな」

「構えたら後ろに落ちるって…どういうことですか?筋力が足りないんじゃないんですか?運動したらどうですか?」


なんか最近、ユアトがお母さんに見えてきた。

いやだよ、わたしは運動はしない。

運動は敵だ。


「もうわたしが投げるわ」


全員で少し後退し、爆風の範囲外に逃げる。

みんなが範囲外に逃げたことを確認してライムが構えを取る。

しかし、ライムの手から爆弾がこぼれ落ちる。


「あら」

「お前もかい」

「…『プロテクト』」


「…はあ」

「何でため息ついてんの?」

「いや、まさかライムもやるとは思わなくて…」

「ごめんなさいね」


どうにかして爆弾で壁を破壊すると、奥にあったのは階段。

…また階段登るの?

しかし、わたしは究極のサボり魔だった。

上と幅を目視で測定し、脳内で計算し始める。

…よし、いける。


「助けてハティー!『召喚』!」


やっぱり相棒の背中の上は安心するなぁ。

毛はモフモフしてるし。

撫でてあげると可愛い声で鳴くし。

狼っていいね。


「さ、着いてきて!こんなところでへばるな!」

「いっちゃん楽してるやつに言われたくねえ」




65、幻


「ようやく着いた…」


100段以上の階段を登って屋上へ着く。

わたしは息1つ乱してないっていうのに、みなさんは肩で息してます。

ありがとうハティー。

わたしはもっとすごいことになってた(多分)。

で、扉を開けると外になるんだけど、窓から見える。

ボスいる。

何回ボスと戦わされるの?


「体力とか回復させといてねー」

「了解」


わたしは特に減ってないから大丈夫かな。

MPも全快。

装備品も大丈夫そう。


「準備できましたー」

「できてない人ー。いないねー?よし、行こう!」

「おー!」


扉を力いっぱい開け放ち、そこに佇んでいた者を見る…が。

そこに窓から見た敵の姿は無く、貴族たちが屋外ティーパーティーをしているだけだった。


「は?」

「ひ?」

「ふ?」

「ちょっと黙れ」

「ほ?」

「そこはへ?だろ!」


後ろでまじでどうでもいい会話をしている2人は放っておいて、とりあえず斬りかかる。

しかし、その攻撃はすり抜けて終わった。

うわ、幻見せてくるタイプか…

そんなことを思っていると、辺りを濃霧が包む。


「げ、図書館かよ」


全身の神経を研ぎ澄ませて、近づいてくる者は斬り倒す気で剣を構える。

すると、後ろから気配が。

躊躇いもなく、剣を振り切る。


「えっ」


こんな声を漏らしたのは、空振ったからでは無かった。

目の前にいるのが、ライムだったからだ。




save 13


ネーム ルラ

レベル 145

職業 ナイト

武器 白雪の剣

頭 流星の髪飾り

服 純白の大天使

靴 羽の靴

アクセサリー 一匹狼『召喚』

盾 ホワイトパール


STR 200(+80)

VIT 100(+100)

INT 20

MND 30

AGI 125(+45)

DEX 20

LUK 20


スキル

『チャージ』『受け流し』『身躱し』『斬撃波』『武器破壊』『急所狙い』『急所外し』『死神の宣告』『察知』『不意打ち』『峰打ち』『完全炎属性耐性』『炎の化身』『窮地の高揚』『爪痕』『独』『悪魔との契約』『貪食の闇』『確率上昇』『スライムボール』『軟弱化』『アンデット』『ネクロマンサー』『不可視の鎖』『屍』『飛翔天駆』『共同体』『憑依』『森の遺志』『チェンジ』『反転』『蒼電』『殲風』『時空の割れ目』『毒牙の蝶』『幻迷の霧』『紅蓮の吸血鬼』『かごめ』『神々を従える者』



ネーム ハティー

レベル 111


スキル

『爪痕』『独』『威嚇』『猛突進』『暴走』



ネーム エルド

レベル 109


スキル

『地獄の炎』『熱風』『身を焦がす爆炎』『ライジングサン』

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