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0にSETされた元1位は、最下位としてもう1度最前線へ駆け上がる。  作者: MIHA☆


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スキルの取得と『パニックスター』

36、異変


お互いに敵意(?)を燃やしながら探索を再開。

後衛2人という、あまりにも危なすぎる編成だが、お互いに足りないところを補いながら探索をしていた。

ちなみに、2人とも被ダメージは0。


「やるじゃねえか」

「そちらこそ」


しかし、それではあまりにもつまらないため、2人はどれだけ敵を仕留められるかの勝負をしていた。

制限時間は30分で、当然のように偽りはタブー。

2人とも結構本気で勝負をしていた。


「…っと、終了!」

「絶対負けた…」

「私は50」

「お?オレ様も50だぜ!」

「…偽りはタブーだよね。ということは引き分けか」

「5位に勝ったぜー!」

「引き分けだって」


今、2人でこのダンジョンに入ってから1時間ギリギリ経っていない頃。

レベルも、スコットは230、イーグルは208とかなり上がっている。

しかし、そんな勝負をしていたため、スキルは手に入っていない。


「あー、オレ様はあと1上がったら終わりだな。宿題と定期テストが待ってる」

「…学生なんだね」

「まあな!」

「そこは威張るところでもない気がするけど…」


スコットは苦笑いしながら前方の索敵を続ける。

イーグルは後方の索敵をしていた。

しかし、とあることに気づく。


「…全くいない…」

「ビビって逃げちまったのか?」

「そんなことはAIが仕事してる限り無いと思うけど…」

「仕事してる限り、な?」

「うん」


その違和感の正体は現時点では分からなかった。




37、蟻


「敵いねーなー!このまま敵でなかったらあと数分探索していなかったらオレ様帰るわ」

「了解」


まもなく1時間が経つ頃だろうか。

イーグルが、キリがないと判断したのか、あと数分探索して帰ると言い出した。

確かに、敵のいないダンジョンに永遠と潜っていても意味がない。

そして、数分が経った。


「あー、そろそろ帰るわ。じゃ…」

「…イーグル」

「ん?」

「どうやら、まだ帰らなくていいっぽいよ」

「は?」


スコットが見つけたのは、大小それぞれ1体ずつの蟻だった。

小と言っても、現実より遥かに大きいが。


「おー、やっと出てきたか」

「…バーが出てる。どっちともボス」

「は?ボスは1体っていう決まりどうしたぁ!」

「そんな決まりないけど」


小さい方はとてもすばしっこく、近くにくるが当てにくい。

そして大きい方は遠距離からずっと攻撃してくるので近づけない。

ここは小さい方をイーグルに任せ、大きい方を私がやるべきか…

そう判断したスコットは、イーグルに指示を出す。


「イーグル、小さい方を狙って!イーグルなら跳び回りながらできるでしょ?」

「そのくらい朝飯前だ!」

「ありがとう!」


私は大きい方に意識を割くことができる。

つまり、安心してスコープを覗くことができる。

遠距離攻撃は範囲外に出てしまえばいいのだから。


「『透眼』『貫通』『オートエイム』」


狙うは頭。




38、トドメ


スコープでしっかりと捉え、引き金を引こうとする、その瞬間。


「危ない!」

「えっ」


なんと、小さい方がターゲットを変更してこっちへ向かってきていたのだ。

スコープを除いていた私は当然避けられず、体当たりを受ける。

ルラだったら構わず斬り倒すだろう。

しかし、VIT、HPどちらも低いスコットにとっては、重い1撃だった。


「っ!」

「回復薬持ってるか!」

「…持って…る!」


急いで回復するが効果の薄いものしか持っておらず、半分まで削れていたHPは、5個全て使ったのにも拘らずに4分の3までしか回復できなかった。

しかし、やられてばっかりではいけないので、銃口を向けて素早く撃つ。


「当たった…かな?」

「いや、当たってねえ!」


ギリギリ回避された。

また弾1個無駄にしたな…


「次こそは防ぐ!またスコープ覗いて大きい奴狙っとけ!」

「わかった!」


今度こそ、アイツを仕留める。

再度スコープを覗いて対象の頭をロックオンする。

いける!

思いっきり引き金を引いた。


くっそ、すばしっこいんだよコイツは!

何回撃っても全く当たらない。

挙げ句の果てにはスコットのところまで行ってしまった。

あと1度体当たりしにいったら、スコットのHPは4分の1を切る。


「当たれぇ!『レイバレッド』!」


どれだけ偏差打ちをしても、避けられる。

こうなったら…

インベントリから武器を変更し、短刀を持つ。

そして、ダッシュでコイツに追いつく。


「食らえ!」


短刀をぶん投げて、コイツに突き刺した。

しかし、短刀はほとんどダメージにならない。

しかし、その場に留められたのなら十分。


「今度こそ!『レイバレッド』!」




39、『パニックスター』


2体ともVITとHPが低かったらしく、1撃で倒すことができた。


「まあ、蟻だな」

「蟻だね」


という謎の会話をした後、スキルを入手していることに気づいて確認する。


『ロックオン』


概要 照準で捉えた対象をロックオンする。5秒経つと解除される。

取得条件 『双子蟻』を倒した時に『オートエイム』を持っている。


…!

運がいいみたいだ。

1発のレベリングで手に入れることができるなんて。

そうすると、イーグルは…?


「おー!『オートエイム』!」

「…手に入れちゃったか」

「ん?」

「いや、なんでも」


イーグルが『オートエイム』を手に入れたのなら、若干私が不利になっちゃったかな。

頑張ってAGI上げないと。


「じゃ、帰るわー」

「わかった。じゃあね」

「じゃ…あ、最後に」

「ん?」

「お前の所属ギルドなんて言うんだ?」

「『混沌ルーラー』だよ。巷で噂になってるルラがギルドマスターのところ」

「うわ、つえーところじゃん。オレ様は『パニックスター』だ。また勝負しようぜ」

「うん」


そう言って、イーグルはログアウトをしていった。

『パニックスター』…か。

これまでのイベントでことごとく10位以内に入っている強豪ギルド。

幹部のスナイパーはイーグルのことだったらしい。

だとしたら、かなりすごい人と知り合いになったわけだ。


「…また勝負しよう。イーグル」




40、リアル雷


そしてその頃、同様にルラのメッセージを受け取った学生たちは、全員ギルドホームにいた。

サニー、レイン、ユアトは既に2週間前に入っているのでログインしてない。


「あら、そういえばこんな時期ね」

「あと3週間くらいか?オレらは」

「難易度上がってそうだなぁ…」

「帰ったら復習しておかないと…」

「あっ、もしかしたらもう2週間前入ってるかも!?」

「それは流石に」

「…えっと、今日が…だから…明日からしばらくいません!」

「多分わたしもです」

「2人もね。ルカはどうかしら?」

「僕は…多分…3週間後」

「ならオレらと同じだな」

「1週間、スコットさんだけになりますね」

「あれ、でもその前に3人が帰ってくるんじゃ…」

「たしかに」


学生最大の敵の定期テストを控えながらもゲーム内で呑気に会話している彼ら。


「リデル、次赤点取ったらしばらくゲーム禁止にする、ってあなたのお母さんが言ってたわよ?」

「は?」

「…次回イベントは9人での参加だね」

「おいおいおいおい」

「だとしたら、ギルド対抗戦が来た時の作戦も見直しですね」

「ちょっ…え?」

「『共同体』での立ち回りは見直した方がいいと思います」


普段おとなしいヨミやロナリアからも煽られる始末。

これは、リデルが頭がとてつもなく悪いことを指していた。


「…オレまだ3週間前だけど明日からゲーム辞めるわ」

「あら珍しい」

「これ以上に煽られると考えると…」

「それでもし赤点回避できなかったらルラちゃんにまた言われるものね」

「それだけは嫌だ…!」

「なんでかしら?」

「ライムは言葉で雷落とすけどアイツはリアルで雷落としてくる…ああああああ」


「くしゅっ!…うわ、テスト前に風邪は勘弁しろよ…?」




save 8


ネーム ルラ

レベル 141

職業 ナイト

武器 白雪の剣

頭 流星の髪飾り

服 純白の大天使

靴 羽の靴

アクセサリー 一匹狼『召喚』

盾 ホワイトパール


STR 200(+80)

VIT 100(+100)

INT 20

MND 30

AGI 125(+45)

DEX 20

LUK 20


スキル

『チャージ』『受け流し』『身躱し』『斬撃波』『武器破壊』『急所狙い』『急所外し』『死神の宣告』『察知』『不意打ち』『峰打ち』『完全炎属性耐性』『炎の化身』『窮地の高揚』『爪痕』『独』『悪魔との契約』『貪食の闇』『確率上昇』『スライムボール』『軟弱化』『アンデット』『ネクロマンサー』『不可視の鎖』『屍』『飛翔天駆』『共同体』『憑依』『森の遺志』『チェンジ』『反転』『蒼電』『殲風』『時空の割れ目』『毒牙の蝶』『幻迷の霧』『紅蓮の吸血鬼』『かごめ』『神々を従える者』



ネーム ハティー

レベル 110


スキル

『爪痕』『独』『威嚇』『猛突進』『暴走』



ネーム エルド

レベル 107


スキル

『地獄の炎』『熱風』『身を焦がす爆炎』『ライジングサン』

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