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0にSETされた元1位は、最下位としてもう1度最前線へ駆け上がる。  作者: MIHA☆


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狙撃系仲間

今回と次回少しスコット(and イーグル)回です。

31、スコットは冷静です!


ルラの送ったメッセージにすぐに気づき、返信したのがスコットだった。

そういえば学校では中間テストか。

たしか『混沌ルーラー』は私以外学生だったはずだ。

しばらくはいないな。

ならばこの期間にたくさん成長してみんなを驚かせたい。


「この銃、ユニークアイテムとしてゲットしたんだけど…ライムがいるからそうもいかなくなっちゃったか」


それは、まだスコットがゲームを始めて1年くらいのこと。

偶然見つけたボスを倒して手に入れたユニークアイテムとユニークスキル。

この銃のおかげで注目され、今では5位に上り詰めた。

しかし、そんな注目されている私でも『混沌ルーラー』に入れば影は薄かった。

井の中の蛙とはこのこと。

ランキングに載ってない人で、こんなにすごい人がいるなんて知らなかった。


「…すごい人ってラ行に集まってるのかな」


今までこのゲームをやってきて、本気で強い、勝ちたい、と思ったのは5人。

その人たちの共通点は、名前がラ行なこと。

ルラ2人とライム、ルカ、レオ。

特にルラ2人が。

…ソウ?

あんなのはルラに弱点教えてもらったから別に。


「やるべきことは…」


ステータスを開いて、今の状況を確認する。

レベルは216。

DEXとLUKが高め。

銃に使えそうなスキルは『透眼』『貫通』『ホークアイ』『オートエイム』。

いつまでもこれで戦うわけにはいかない。

いずれ破られてしまう。


「…スキルはどこで手に入れられるかわからないから、とりあえずレベルを上げよう」


何事もルラのようにはいかないことを彼女は知っていた。




32、分析結果


「さて、今日は雑魚を狩りまくればいいかな」


ルラが言っていたように、推奨レベルは30くらい上で。

200帯に入ったら50上げても大丈夫な時があるらしいけど、危険な時もあるって。

…でも、何でそんなこと知ってるんだろう。


「『透眼』『貫通』『ホークアイ』」


いつものようにスキルを発動させて敵を狙う。

スコープは危ないので覗かない。

覗かなくても当たるし。


「よし」


ライムお手製の状態異常+デバフのついた弾で標的を撃ち抜く。

…ライムもよくこんなもの作れたな。

『混沌ルーラー』の生産職は敵に回ると恐ろしい。

そんなことも思いつつ、敵を狙いながら自分を分析する。

リデルやユアトは衝動的に動いたのに対して、スコットはとても冷静だった。

その姿からは、最年長としての威厳を保とうとしているようにも見えた。


「…外した」


スコットのスナイパーにおいての長所はいくつかある。

まず、狙撃系にしては命中率がかなり高い。

次に、高台に登らずとも当てることができる。

それは『透眼』や『貫通』が影響しているだろう。

ただし、機動力が圧倒的に無い。

狙っている最中は激しい動きは控えないといけないし、後ろから来られたら反応ができない。

AGI値が低いからでもあるだろう。

つまり、やるべきことは2つ。


「AGIを上げて…ロックオン系スキルを取りに行く」


それが合っているかは分からないけれど。

掲示板にその系統のスキルが無いかを確認しにライトフォースへ戻ることにした。




33、イーグル


「…無い」


このゲームにおける、狙撃系のジョブの割合は1割にも満たない。

なぜなら、じっとして敵を淡々と狙い続け、精密な射撃が求められるから。

それに、外すとメンバーに大きな負担がかかり、責め立てられる場合がある。

そのような役はほとんど誰もなろうとはせず、このような結果になっている。

しかしそれも、スコットが狙撃系でトップ5位を獲得してからは狙撃系に変える人も出てきたけれど。


「…ナイトや魔導士のスキルならたくさん出てくるんだけど…」


これは自分で見つけるしか無いかもな。

と思ったその時。


「は、狙撃系のスキルすっくな!」


隣から大声が聞こえ、びっくりしてそっちの方を見た。

その声の主は、私が見ていることに気がつくと、ごめん、と言った後に自らの口を塞ぐ。

赤い髪と目した男の子だった。

茶色のハットで目が半分隠れている。

狙撃系だとしたらその帽子はやめた方がいいけれど…


「…君も狙撃系?」

「あ、うん。アンタも?」

「うん。私はスコット。君は?」

「イーグル!…つーか、スコットってあれか?あのランキング5位の」

「そう」

「へー、すげーや。そのランキング5位も掲示板見るんだ」

「そこは当たり前。なんなら1位だって掲示板見てるよ」

「どっち?現?それとも元?」

「両方」

「そんなトッププレイヤーも見んのねー」


トッププレイヤーといえども、元は新人の最下位。

それに、掲示板にはゴロゴロと無数に情報が存在している。

そんなお宝の山を見逃すわけにはいかないだろう。

上手い人ほど基礎に忠実だったりするのだ。


「なー、お互い狙撃系だろ?で、お互い見つけたいもの見つからなかったんだろ?ならいっしょにいこーぜー」

「え、うん。いいけど」

「よし来た。番号プリーズ」

「5901」

「りょ」




34、レイバレッド


なんと、そのイーグルという少年はランキング18位だったのだ。

レベルも190代と高めで、これなら推奨220でもいけるだろう。


「まあまあ見てなって!オレ様の身のこなしをさ!」

「え、うん」


なるほど、オレ様タイプらしい。

敵を見つけてそちらの方へ走っていく。

…機動力もあるタイプか。

しかし、ここで重要なことに気づく。

彼は何も持っていないことに。


「イーグル!武器は?!」


この声が届いた彼はそう返し、振り向いてウィンクをした。

おそらくは大丈夫、という意味。

しかし、彼は狙撃系だと言ったはずだ。

何をするつもり…?


「オレ様にはそんな大層な銃やしょぼい弓も要らねえ!この手さえあれば十分だ!『レイバレッド』!」


レイバレッド、と彼が大声で唱えた瞬間、彼の指先から1閃の光が放たれた。

それは、敵の胴体のちょうど真ん中を貫き、空中に霧散していった。


「どうよ?オレ様のカッコいい技は!」

「…すごかった」

「それだけか!?もっとこう…あー、なんだろ。いやでも、もっとこうさぁ!」


大きく身振り手振りする必死そうな彼に、思わず少し吹き出す。

私の弟みたいだな。


「何も持たずに飛び出してった結果、指先から光線を出すのは驚きかな」

「だろ!?そうだろ!?そうだよな!?で?他には?」

「そして…」

「そして?」

「…いや、やめておこうかな」

「はあああああ!?」


…そして、敵に回したら厄介この上ないこと。




35、敵に回せば厄介


「で、話は逸れちゃったけど、イーグルはどんなスキルが欲しいの?」

「オレ様は別にそんなスキル無くても勝てるけどな!勝てるけどメンバーにとってこいと言われてな!」


…聞きたいのはそれじゃない。

本当、子供って分かりやすいな。

子供って言っても私より身長は高いけれど。


「で、えーっと、取りに来たのは…『オートエイム』?とかいうやつ。機動力は足りてっから」

「…『オートエイム』」


もし敵に回られた際、辺りを跳び回りながら弾を撃ってこられたら普通に厄介。

なるべく手に入れないで欲しい。

しかし、味方にきたら、どれほど頼もしいか。

まあ、イベント傾向的に味方になることはほとんどないけれど。


やべー、喋りすぎたかな。

アイツらに、敵に回る可能性がある他ギルドの奴には自分の情報教えんな、って言われたばっかりなのに…

また怒られる…!

…あ、こういう時って、コイツの情報を持ち帰ればチャラにしてくれんじゃね?

ほとんど賭けとして話しかける。


「そういうアンタは?」

「私?私は…ロックオンしたらそのまま照準が合うスキルとか、あとは単にAGIがもっと欲しい。エイムはなかなかある方だよ」


…げ。

コイツってたしか、絶対的なエイムで知られてた気がする。

弱点は機動力が無いこと、というのも知れ渡っている情報。

そんなん克服されたらどう勝てっていうんだ!?


そして、2人は同時に思った。

コイツ/イーグルのスキル取得を止めなければ!と。




save 7


ネーム ルラ

レベル 141

職業 ナイト

武器 白雪の剣

頭 流星の髪飾り

服 純白の大天使

靴 羽の靴

アクセサリー 一匹狼『召喚』

盾 ホワイトパール


STR 200(+80)

VIT 100(+100)

INT 20

MND 30

AGI 125(+45)

DEX 20

LUK 20


スキル

『チャージ』『受け流し』『身躱し』『斬撃波』『武器破壊』『急所狙い』『急所外し』『死神の宣告』『察知』『不意打ち』『峰打ち』『完全炎属性耐性』『炎の化身』『窮地の高揚』『爪痕』『独』『悪魔との契約』『貪食の闇』『確率上昇』『スライムボール』『軟弱化』『アンデット』『ネクロマンサー』『不可視の鎖』『屍』『飛翔天駆』『共同体』『憑依』『森の遺志』『チェンジ』『反転』『蒼電』『殲風』『時空の割れ目』『毒牙の蝶』『幻迷の霧』『紅蓮の吸血鬼』『かごめ』『神々を従える者』



ネーム ハティー

レベル 110


スキル

『爪痕』『独』『威嚇』『猛突進』『暴走』



ネーム エルド

レベル 107


スキル

『地獄の炎』『熱風』『身を焦がす爆炎』『ライジングサン』

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