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0にSETされた元1位は、最下位としてもう1度最前線へ駆け上がる。  作者: MIHA☆


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38/63

『血塗られた図書館』にて

10万文字達成!

81、3人で


イベント1週間前。

イベントの内容が発表されていた。


「よかったぁ、ギルド対抗じゃなくて」


今回は、前回イベの個人バージョン。

ギルド関係なく、とにかくモンスターやプレイヤーを倒しまくればいいんだって。

モンスター1ポイント、プレイヤー5ポイント。

ただし、死ぬと10ポイントマイナス。

上位10人には表彰と装備、上位100人には表彰。

まあこれは100位入れればいいかな。

入れる気すらしないけど。

まあその辺りは全力尽くそー。


「ルラちゃん、ちょっといいかしら?」

「ん?」

「レベル上げに付き合ってほしいの」

「いいよー。行こー!」

「あ、リデルもいっしょね」

「おけー」


この3人かー。

初期メンだけど行ったこと無かったかもな。

ルカとは火山で、SVAとはお化け屋敷で、ヨミとは…あれ、ヨミはみんなとなら行ったけど、個人では行ってない?

今度誘おうかな。

で、スコットは迷子時に、ロナリアは悪魔討伐。

結構共闘してたりするんだね。


「2人ともレベルいくつー?」

「101ー」

「115よ」


ライムたけー。

まあそのくらいなら…


「ここでいー?」


指したのは、推奨レベル130『血塗られた図書館』。

理由は特に無い。

なんか面白そうだから。


「わかったわ」

「りょー」

「じゃあ現地集合でー」




82、『血塗られた図書館』


数分後、3人が『血塗られた図書館』に集まった。

なんかダンジョン情報で、画面で見るのとリアルで見るのは全然違うなぁ。

…血のついてる箇所多くなってない?

アプデ?

アプデだと思いたい。


「よし、全員来たね。入るよー」


と、図書館に足を踏み込むと、プシュー、という音がして赤い霧が出てくる。

それは1瞬で収まったが、何だったのだろうか。


「何だか血がつきすぎて気味が悪いわね…放水機でも作ろうかしら?」

「待って、多分これ仕様。仕様だから。ここでお金無駄にしないで」

「ふふ。分かってるわよ」


ライムが言うと本気にしか聞こえないんだよなぁ。

リデルが言ったらはいはいそうすか、で済むけどさぁ。


「オレが今貶された気がする」

「多分気のせい」

「貶すとしたら今更ね」

「おい?」


軽口を叩き合いながら、奥へ進んでいく。

一応ホラーダンジョン扱いなのか、所々で本棚が倒れる音がするが、全く気にならないので別にいい。


「…ところでさ」

「ええ」

「分かってる」

「敵、でなくない?」


ここまで1本道、何とも遭遇しないのだ。

気味が悪いほどに。

外れダンジョンだったかなぁ。


「ここは一旦出て違うところに…あれ?」


…ステータス画面がでない。

明らかにおかしい。

これはまた仕様か…

くるりと振り返ってライムとリデルの方を見る。


「ここまで1本道だから引き換え…そ…う…?」


…ひっかかった。

2人の体から、入り口で見たあの赤い霧がとても薄く、それでもしっかり出ていた。




83、霧


「ルラちゃん、ここでなるべくお金を稼いで帰りたいのだけど…」

「ねー。ライムが作ってくれるとすぐにお金無くなっちゃうし」

「お前が無駄遣いしすぎなんだろ」


結構奥の方まで来たはず。

ただ、敵が全くでないわね…

ダンジョンから出ようかしら?


「2人とも、ここを出ない?」

「ええー、なんでぇ?」

「ここの方が楽しいよぉ?」


…違う。

2人の様子がおかしい。

これはもしかして…


「盛大にひっかかったわね。2人の本物はどこに行ったのかしら?」


「…てなことがあってさあ」

「ふふ、それは災難だったわね」

「笑い事じゃない!」


言葉にできない違和感。

何だ?

2人は何が違う?

同じ容姿、同じ口調、同じ距離感。

だけど何か…


「リデルもそう思わない?」


くるりとルラが振り向く。

その途端、脳内でけたたましく警鐘がなった。

…コイツらは敵だ。

本能に従い短剣を出して、容赦なく突きつける。

その2人は顔を見合わせて、それから。


「うっわ、ストーカーとかさぁ」


わたしが正体を見破った途端、2人は完全に赤い霧と化し、追いかけてきた。

幸いAGIはほとんどないらしく、簡単に撒くことができたがそれでも角でこんにちはする。

ワープ機能搭載されてるんですか?

鉢合わせするたびにUターンしてまた走る。

この霧達に通常攻撃は効かない。

だから、ここにヒントがあるはず。




84、手掛かり


「…ワープしてくるのね」


本棚の陰に隠れながらライムが呟く。

1定以上引き離すと、プレイヤーの近くに湧いてくるようだ。

それならば、その距離を空けないように、相手に合わせて走ればいい。

しかし、そんなことは難しく。


「…っ!」


やはり曲がり角で鉢合わせ。

既に作ってあるジェットを靴裏につけて走っているので、撒くことは容易い。

しかし、それではまた目の前に湧いてしまうのだ。


「全く、どうすればいいのかしら…」


こんな時、ルラちゃんなら…

ルラちゃんなら…


「…飛ぶわね。わたしも飛びましょう」


「あーもう!キリがねえ!」


斬っても斬っても再びくっつく霧。

まあ、霧なので斬れない事は明白なのだが、リデルの頭は残念なのだ。

『運に全てを』を発動させているので限りなく運がいいが、それでもいつかは当たってしまう。


「チッ。…うおっ!?」


後ろの霧を見ながら走っていたので、足元に散乱していた本達に躓く。


「…強運も、ここまでか?」


しかし、その本はルラが探し求めていた手掛かり。

その霧に対抗できる手段だった。


「やっぱり飛ぶに限るよねー」


ライムの考察通り、ルラは飛んでいた。

幸い、この図書館は天井がとても高い。

人1人飛んでも大して問題はない。


「で、手掛かりはー。…ん?」


向こうから飛んでくる若草色の髪をした見慣れた少女。

あれは…




85、光って、消えて、また湧いた


「ライム!?」

「ルラちゃん!」


図書館の天井付近にて、ライムと遭遇。

しかし、一応確認しておこう。

先ほど霧に騙されたばっかりだ。


「…ライム、だよね?さっき霧に騙されたばっかりだし…」

「ええ。わたしもよ。そちらこそ、ルラちゃんで合ってる?」

「いえすいえす」


まあ、そんな口ばかりだからわからないけれど。

なんとなく、さっきのライムとは違った、柔らかい雰囲気。

…本物、かな。


「あとはリデルね。アイツは飛べないから」

「飛べる方が異常なんだけどねー」

「どこら辺にいるのかし…」


ライムが言い終わる前。

すぐ近くで眩い光が走った。


「「!?」」


ここから僅か10Mほど離れた場所。

もしかして…

そっちの方に目を凝らす。

やっぱり!


「「リデル!」」

「お前ら!」


急いで降り立ち、側による。

しかし、ここでまずいことに気がついた。

リデルがいたのは3方を囲まれた行き止まり。

そこに、わたしの分の霧とライムの分の霧、そして元からそこにいたリデルの分の霧。

3対6だった。


「状況説明よろしく」

「逃げてたらこの本につまづいた。そしたらこの本が急に光って、一瞬だけ霧が消えた。その後にまた湧いてきたけどな」


光る、消えた、また湧いた?

あれ、もしかして、だとしたら…!


「もしかしたらいけるかもしれない」

「は?」

「…本当?」


確証はないけれど。

多分、リデルの話を聞く限り、これが効くと思うんだ。




save 17


ネーム ルラ

レベル 125

職業 ナイト

武器 白雪の剣

頭 流星の髪飾り

服 純白の大天使

靴 羽の靴

アクセサリー 一匹狼 『召喚』

盾 ホワイトパール


STR 160(+80)

VIT 100(+100)

INT 20

MND 30

AGI 105(+45)

DEX 20

LUK 20


スキル

『チャージ』『受け流し』『身躱し』『斬撃波』『武器破壊』『急所狙い』『急所外し』『死神の宣告』『察知』『不意打ち』『峰打ち』『完全炎属性耐性』『炎の化身』『窮地の高揚』『爪痕』『独』『悪魔との契約』『貪食の闇』『確率上昇』『スライムボール』『軟弱化』『アンデット』『ネクロマンサー』『不可視の鎖』『屍』『飛翔天駆』『共同体』『憑依』『森の遺志』『チェンジ』『反転』『蒼電』『殲風』『時空の割れ目』『毒牙の蝶』



ネーム ハティー

レベル 93


スキル

『爪痕』『独』『威嚇』『猛突進』『暴走』



ネーム エルド

レベル 92


スキル

『地獄の炎』『熱風』『身を焦がす爆炎』

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