24時間の結果は
36、束の間の安心
ソウが勝利を確信した時。
「『テレポチェンジ』『テレポチェンジ』!」
同じスキルが2つ。
それは、スコットとソウを入れ替えた後、スコットとわたしを入れ替えた。
つまり、わたしが今ソウの真後ろにいる。
「残念でした!」
「…!『透明化』」
剣を振り上げようとすると、透明化されて逃してしまったがそれでも退けることは出来た。
復帰試合としてはまあまあ、上出来かな?
「あっぶなー!」
「ありがとう」
にしても、また引き分けか…
もうちょっと早く近接入れたらなー。
今度振り分ける時はAGIに振っとくか。
「あ、見て!」
「ん?」
スコットが提示してきた画面を見ると、そこにはランキング2位、の文字が。
そして、1位との差は僅か0.6ポイントだった。
「おー!」
「これなら、1位も夢じゃないかもね」
いや、もともと夢じゃないけど。
割と本気で狙ってましたけど!?
そんな顔をするわたしを見て、スコットは微笑んだ。
「ふふ。じゃあ、行こっか」
「うん!」
なんかこう言うところってライムとロナリアが混ざってるんだよなぁ。
ほんと保護者!って感じ。
37、最後まで
『残り時間が1時間になりました!ポイントを倍増します!プレイヤーを倒した場合には10点、モンスターを倒した場合には5点、レアモンスターを倒した場合には30点とします!尚、ランキングは隠させていただきます!』
なんと、ここにきてのポイント倍増とランキングの不可視化。
最後の1時間、どの位置にいるか分かんないけど精々頑張れ、とね。
「よし、最後のもう1頑張り!」
「うん。頑張ろう」
ギルドのみんなに、メッセージを送っておく。
ギルドマスターとして、このくらいのことはやっておかないと。
『みんな!これまで23時間お疲れ様!あとの1時間も、全力で頑張ろう!』
「よし」
「最後の最後まで、気が抜けないね」
「まあ、それがイベントの楽しいところ!」
どれだけ疲れても、その終わった後の達成感と仲間との協力が最高に楽しい!
だから、わたしはゲームが好きなんだ!
「ルラ、気をつけて。ちょっと囲まれてるかも」
「わーお、ほんとだ。見える見える」
全く、隠れるの下手だなぁ。
「スコット!」
「…うん」
「「背中は任せた!」」
わたしたちはまた戦い始めた。
しばらくして終了の合図が鳴り、全員が通常フィールドに呼び戻されるまで。
「最後、ルラが大暴れしてたからね」
「さすがに1位いったんじゃね?」
「どうかしら…?」
1位、取れたかな?
38、結果は
『それでは、集計が終了したので結果を発表します!』
心拍数が高まっていく気がする。
鼓動がうるさい。
『今回は10位から順に発表します。まずは10位!れーずん愛好会!200.6ポイントでした!9位!パニックスター!200.9ポイント!8位!ダークホワイト!205.3ポイント!ここ、結構離してきましたねー』
ここまではいい感じだ。
『続いて7位!STR特化隊!210.1ポイント!6位!シード!210.9ポイント!5位!lemon!211.4ポイン ト!またしてもかなりの僅差!』
わたしたちの、最後に確認したポイントは226.9。
それは終了3分前ほど。
『4位!カラフルズ!215.4ポイント!3位!虹の光!225.3!』
「…どっちだ?」
「『秩序のソラ』がまだ出てないね。どっちが1位だと思うよ」
「あー、勝ってますように!」
わたしはただアナウンスに耳を傾ける。
ギルド対抗だとは言え、アイツに勝ってみたい。
『2位!混沌ルーラー!227.1ポイント!』
「あ…」
「でちゃったね…」
『そして1位は…秩序のソラでした!227.2ポイント!ギリギリで1位に立ちました!』
うわー。
もっと効率よくやってれば!
「まあまあ、みんなそう気を落とさないで。また次回勝てばいいじゃない。さ、祝勝会よ」
「はーい!やったぁ!」
「切り替えはやっ!」
39、属性魔法も使いたい…かも?
「うーん、もうすでに炎は持ってるから水?いやでも『反転』でどうにかなるしなぁ。あ、雷もかっこいい!え、台風も起こせるの!?…いや、これはルカがやるか。ルカって魔法って天変地異起こすからなぁ。…じゃなくて!」
1度は諦めた、掲示板に書かれてるスキルの取得。
やっぱり攻撃手段の少なさを、前回イベントで身をもって味わったからなぁ。
だから、今回こそ攻撃手段を手に入れる!
てなわけで、何がいいか迷ってるんだけど、どうしようかなぁ。
よし、決めた!
「全部取りに行こう!」
と思ってきたのが、推奨レベル100。
『天空の楽園』だった。
パッと辺りを見回すと、ここは雲の上っぽい。
本当に楽園かなぁ。
楽園ならモンスターいないと思うんだけどなぁ。
で、ここで取りにきたのは『蒼電』と『諸刃の風』っていう属性スキル。
名前の通り『蒼電』は雷。
『諸刃の風』は風。
なんか名前カッコよさそうじゃない?
と思って。
「わ、雲の上に雲が飛んでる」
遠方から目撃したのは、バチバチと周りに雷を纏って飛行している雲だった。
あれ、もしかしてアイツ倒したら『蒼電』もらえる?
近くに他の敵がいないことを確認してソイツの元に駆け寄って、認知されると同時にスキル発動。
「『チャージ』『急所狙い』」
しかし、HPは思うように減らなかった。
うわ、もしかして雲だからって物理耐性ついてる?
だとしたら…
「『炎の化身』『地獄の炎』!いっけ、燃やせー!」
40、雷風神の部…?
やっぱり、炎には耐えられなかったようで雲は光となって消えた。
…あれ、スキル貰えてない。
「えー、絶対コイツだと思ったのになぁ」
ま、簡単に貰えたらつまんないけど!
だから今日はレベリングついでに『蒼電』と『諸刃の風』探しでいっか!
そんな急いでるわけでもないし。
「…ん?『雷風神の部』?」
何やら興味深いアイテムが。
どうやら、これは破れている半分の内の左側らしい。
アイテム名もちぎれてて読めない。
でもつまりはこれを探せと?
暇だし、やっちゃおうかな!
「『召喚』!ハティー、乗せてー。歩くの疲れたー」
しかし、わたしは体力が無いことを忘れずに。
シャトルランの最高記録は38です。
低!とか言わないでよ。
人には得意不得意があるんだよ。
「さて、しゅっぱーつ!」
ハティーに乗って、気ままに雲の上を旅すること1時間経ったか経ってないか。
思ったことが1つ。
ガチでどうでもいいけど、ハティーが乗って落ちないんだ。
不思議ー。
「あ」
もしかして、あれかな?
向こうのほうに、風を纏った雲。
さっきの雷と似たようなやつ。
呼び出しっぱなしの『炎の化身』を再度呼び寄せる。
「よし!それ貰うね!『地獄の炎』!」
save 8
ネーム ルラ
レベル 82
職業 ナイト
武器 白雪の剣
頭 流星の髪飾り
服 純白の大天使
靴 羽の靴
アクセサリー 一匹狼 『召喚』
盾 ホワイトパール
STR 120(+80)
VIT 70(+100)
INT 20
MND 30
AGI 75(+45)
DEX 20
LUK 20
スキル
『チャージ』『受け流し』『身躱し』『斬撃波』『武器破壊』『急所狙い』『急所外し』『死神の宣告』『察知』『不意打ち』『峰打ち』『完全炎属性耐性』『炎の化身』『窮地の高揚』『爪痕』『独』『悪魔との契約』『貪食の闇』『確率上昇』『スライムボール』『軟弱化』『アンデット』『ネクロマンサー』『不可視の鎖』『屍』『飛翔天駆』『共同体』『憑依』『森の遺志』『チェンジ』『反転』
ネーム ハティー
レベル 70
スキル
『爪痕』『独』『威嚇』『猛突進』




