お化け屋敷の肝試し!多分!
春休みに入ったので、1日に2回更新します。
6、お化け屋敷へ凸
やっほー!
あたしはサニー!
今はSVA3人組とギルマスで…
「うおっ!」
「なんでこんなところ来たの…?」
お化け屋敷来てますっ!
あ、もちろんゲーム内の。
「いやー、なんというか、なんとなく?」
「返答になってないね、それ」
「おー、こんなトリックが。これは現実でも使えそうだなぁ」
なんかねー、この前のイベントの後、アップデートで追加されたダンジョンなんだって。
『廃遊園地』っていうダンジョンの中のダンジョンって感じ。
わかりづらいかな?
「ぎゃああああ!」
「うるさっ…わっ!」
「あんたもなかなかうっさいけど」
「こんにゃくじゃんこれ」
全く、男子共はビビりなんだから。
いつだったか墓地に行った時はあんなにピンピンしてたのにね?!
今だって上からこんにゃく降ってきたくらいで声上げちゃって。
これだから非ゲーマーは。
てか、ここ室内だからハティー乗れないんだよね。
天井につっかえて。
だからあたしとレインは追いつくのが大変。
時々止まったりしてくれるけど。
「というか、ギルマスってほとんど毎日ログインしてるけど、勉強とかはそんなに大変じゃないの?」
「んー、これでもテスト2週間前はログインしないよー。ま、効率よくやってるから時間はかけないかな」
え、なにそれかっこい。
7、逸れる
「結構奥まで来たねー」
「…もう帰りませんか?」
「この先行っても何も無さそうですし…」
「「無理」」
「「うぐっ」」
お疲れ様。
まだあと半分だよ。
あー、つまんないからもうちょい敵出てくれてもいいんだけどなー。
とか言ってるとマジで出てくるようでして。
「ぎゃああああ!」
ユアトサン本日2回目の絶叫でございます。
ってあ!
「待って!」
「来るなあああ!『風の旅人』!『神速』!」
「…!『悪魔との契約』!」
すかさずギルマスがAGIを上げて追いつこうとするも、ユアトもAGIを2倍にしてしまうので意味はなく。
それよりあたしたちを見失って1、1、2になるのを恐れたのか、Uターンして戻ってくる。
「まずいって…」
「…パーティー組んでるからマップに位置は表示されます」
「たしかに」
と、マップを開こうとすると、灰色になっていて開くことができない。
「嘘…」
「しっかり仕様じゃん。メッセージも使えない」
「…1、3ですね」
「とにかく、ユアトを探すことを優先するよ。メッセージも使えないから3人で行動しよう」
「「はい!」」
こんな時、1番頼もしいのはやっぱりギルマスだった。
8、状況の悪化
「どうしよう…」
あまりの恐怖に駆られて後先知らずで行動してしまったせいで、3人と逸れてしまった。
「…!メッセージ…!」
しかし、先ほど3人がやったように、灰色で使えなかった。
ログアウト、マップも同様。
つまり、逸れたらその時点で終わりだった。
今いる部屋は、大時計が置いてあるアンティークメインの部屋だった。
どうか、敵が来ないように…
ゴーンゴーン
大時計がなった。
「…ひ」
すると、置いてあった机と椅子。
先ほどまで誰もいなかった場所。
そこに、背中を向けて白く発光している女。
もはや人かどうかはわからない。
それが、首だけを180度回転させてこっちを見た。
…目が、あった。
「…あ…あ…」
「きゃはははははははははははは」
渇いた笑いを発しながら、顔だけが大きくなっていく。
「わあああああああ!『神速』!『神速』!」
部屋のドアを突き破ってただ走った。
行き先なんて誰もわからなかった。
9、解決策
「わあああああああ!『神速』!『神速』!」
聞こえてきたその声に、3人はピタリと動きを止めた。
「…ユアト?」
「結構近くにいます」
「ちょーっとー!ユアトー!止まりなさーい!あたしたちは近くにいるからー!」
と、サニーが叫ぶも、その声は遠ざかっていく。
聞こえていなかったようだ。
「とりあえずそっちに向かおう」
頭を片手で掻きつつ、ふと視線を落として両手を見る。
…ん?
ワタシノテ、イッポンフエテナイデスカ?
「誰やねんお前ぇ!」
バッと振り返って後ろをみると、手のみ浮上。
え、普通に怖いっす。
「ギ、ギルマスの手が3本に…!」
「いや、ギミックだから」
「…ギルマスもギミックだったんですか?」
「違う違う、そうじゃない…ん?」
「システムに不具合が?」
だから違うっつーに。
スキルだって、スキル。
『憑依』
概要 対象に乗り移ることができる。乗り移ると、その対象のステータスとスキル全てを使えるようになる。
取得条件 『廃遊園地』の『お化け屋敷』にて幽霊に30回取り憑かれる。
「…わたしって、30回取り憑かれてたの?」
しかし、これで1つ解決策を思い浮かべることができた。
10、希望か絶望か
「早く…早く誰か…」
逸れてから、約15分ほど。
たったの15分だったが、ユアトにとっては永遠にも感じた。
今のユアトは部屋の隅で縮こまって、早く、と唱えてばっかりだった。
ガタン、と音がするたびに怖くてしょうがない。
あと何分待てばいいのか、それだけを考える。
パタパタ…
「足音…みんな!?」
思わずドアを開けて外にでる、がそこには。
首から上のない人形がいた。
「ああああああ!」
そのまま逃走しようとするが、手に掴まれて動けなった。
「あああ…」
ギュッと目を瞑った時、もう1方から気配を感じた。
僅かな希望を感じて目を開けると、そこにいたのはやはり敵。
…しかし、直感はバカにしてはいけなかった。
「ユアト!」
ソイツから聞こえたのはギルマスの声だった。
save2
ネーム ルラ
レベル 77
職業 ナイト
武器 白雪の剣
頭 流星の髪飾り
服 純白の大天使
靴 羽の靴
アクセサリー 一匹狼 『召喚』
盾 ホワイトパール
STR 120(+80)
VIT 70(+100)
INT 20
MND 30
AGI 65(+45)
DEX 20
LUK 20
スキル
『チャージ』『受け流し』『身躱し』『斬撃波』『武器破壊』『急所狙い』『急所外し』『死神の宣告』『察知』『不意打ち』『峰打ち』『完全炎属性耐性』『炎の化身』『窮地の高揚』『爪痕』『独』『悪魔との契約』『貪食の闇』『確率上昇』『スライムボール』『軟弱化』『アンデット』『ネクロマンサー』『不可視の鎖』『屍』『飛翔天駆』『共同体』『憑依』
ネーム ハティー
レベル 70
スキル
『爪痕』『独』『威嚇』『突進』




