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「スバルくん」と呼ばれるまで3秒

「呼び……え?え!?」


「昨日から考えてて……呼び捨てもいいけど、『さん』か『くん』を付けたいス。

くもじさん、くもじくん、スバルさん、スバルくん、どれがいい?」


「突然の四択?」


「3秒以内で決めて。

3……

2……」


「急過ぎん?」


「1……」


「……スバルくん。」


「スバルくん……!」


急に、宵野はスバルを部室に引き入れると、強く抱き締めた。

宵野の白シャツが汗ばんでいる。


「ハァァ……ヤベェ……

――スバルくん。」


耳元で囁く宵野の吐息に、思いがけずゾクゾクしてくる。


(他校の女子と付き合ってたし、宵野は手慣れてるんだな……

いや、それは女子……僕は男子……)


スバルの戸惑う心を知ってか知らずか、宵野はスバルの耳に唇を擦りつける。


「スバルくんは『メイセイ』って呼んで。」


「それは一択?」


「3秒以内に呼んで。

3……」


「宵野じゃだめ?」


「2……」


「アッ!」


宵野に耳を甘噛みされたのだ。


「1……」


熱い宵野の唇がまたスバルの耳に触れようとするとき、

スバルはとうとう声を上げた。


「メイセイ!」


パッと宵野――メイセイが、スバルの顔を見つめる。


「はい、スバルくん。」



令嬢、冒険、現代など色々と執筆していますが、BL2つが来週完結します。

週末BLいかがでしょう☆

『【BL】終局の悪魔―俺を利用するはずの白髪高官が、なぜか俺の目を美しいと言ってくる―』

ドルチェ×フィーネ(左右固定)、冒頭から糖分高く、終盤に向けて身体接触も保証します。全51話、9月16日……あと三話で完結します。

https://ncode.syosetu.com/n4565ml/


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