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「二人のときは何て呼べばいいですか」

翌日は連休初日。

朝から午後までの予備校の授業を終えると、

スバルは学校に向かった。


(昨日は結局看板を作れなかったから、行かなきゃダメだ。)


そう自分に言い聞かせている。


鉄研にはグループMINEがあるから、連絡を取ろうと思えばFriend申請ができる。

でも、高二の、サボり部員の、自分に告白したはずの宵野明星からは、

全く音沙汰がなかった。


ひっきりなしにスマホを取り出して通知を確認した自分が馬鹿らしい。

もう放っておこう。

学園祭まで後二週間やりきって、ゲイだかホモだかノンケだか知らないが、

その宵野に……宵野を含む高二にバトンタッチ、それだけだ。


休日の校舎の薄暗い廊下をヒタヒタ歩いて部室に近づくと、微かに人の気配がする。


(いやまさか……)


ドアノブに手を伸ばした瞬間、昨日のキスの感触が頬に蘇り、ピタリと手が止まった。


「部長」


サッとドアが開いて視界が広がる。


「宵野!?なんでいるの!?」


「下校時間が過ぎてるから明日、って昨日部長が言ってたでしょ。

――つーか、遅いし。」


「約束じゃないだろ!あれは……」


「部長」


ドアを塞いだまま宵野がスバルを見る。


「二人のときは、なんて呼べばいいですか。」



この話の次は明日から公開です。ポンポン公開して来週完結予定です。是非、感想やリアクションいただけると嬉しいです♪

そして、完結間近:

『【BL】終局の悪魔―俺を利用するはずの白髪高官が、なぜか俺の目を美しいと言ってくる―』

ドルチェ×フィーネ(左右固定)、終盤に向けて身体接触も保証です。

全51話、9月16日完結予定。

https://ncode.syosetu.com/n4565ml/

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