97.SUPER POWER LEVELING
星の数ほどある作品の中からこのお話を見つけて読んで頂きありがとうございます。
少しでも楽しんで頂ければ幸いです。
・・人物紹介・・
・適正レベルパーティー
楠本健吾 Lv41 火魔法使い 元社畜廃人ゲーマーおじさん
騎士50人 Lv50 第二・第三騎士団員
・護衛パーティー
スティング Lv90 風魔法使い 筆頭宮廷魔導士 王太子派
リリィ・ノーブレット Lv50 聖魔法使い 筆頭聖女 勇者PTの聖女の妹
テーズ Lv70台 風魔法使い スティングの師匠 ジジイ
コッヂ Lv70台 土魔法使い スティングの師匠 ジジイ
スコット・スタインズ Lv60台 第二・第三騎士団副団長 ケリーの側近 リックの弟
マナ Lv50 風魔法使い スティングの弟子兼秘書 双子の姉
ナミ Lv50 水魔法使い スティングの弟子兼秘書 双子の妹
健吾が起きたのでスコットがリリィたちを起こし、魔法使い組で遅めの朝食を取る。
リリィ、マナ、ナミは昨日の風呂も朝の添い寝も全く気にせず、朝食をモリモリ食べている。
(そ、壮絶なお色気イベントだったな・・・。無知なのかわざとなのか分からないけど。それにしてもよく食べるなぁ・・。)
現世では朝食抜きが当たり前だったので、朝もガッツリ食べる魔法使いたちに毎回驚いている。
朝食に来なかったスティングは昼まで仮眠の後、リリィやレベル50になった騎士たちを連れて城へ帰るらしい。
手を繋げば10人くらいを浮かせて飛べる魔法はレベル70で覚えるそうで、取得者はスティングとテーズの他に1人しかいないとの事。
「もう1人いるんじゃがあいつは忙しいからのぅ。」
「元々魔道具作りが好きだったんじゃが、魔法付与にも手を出してしまってのぅ。」
「魔法付与?」
「ほれ、お前さんの着ている服や指輪、威力アップとか効果あるじゃろ。」
「で、ですねぇ。」
「その効果を付与するのにハマってな、元が優秀だったからあっという間に国イチの魔法付与士よ。」
「高レベルダンジョン産のマジックアイテムにはさすがに劣るがな、それでも高い効果がある。」
「今は弟子たちと6属性の攻撃・耐性の付与をしとるぞ。騎士の鎧とかにな。」
「はえーすっごい。」
元々魔道具や魔法・属性付与に興味はあったが、ゲーム内ではガチの戦闘狂だったのでダンジョンや戦場の現場担当ばかりをしており、製作よりも戦闘向きの健吾には少し遠い世界であった。
「あー食った食った。さぁて行くかの。」
「今日こそはマシなボスドロップが欲しいのぅ。」
「今日からレベル30台の騎士じゃったか?」
「そうじゃな、第二の30台500人。一番人数が多い。」
「まぁ第三の30台1200人よりはマシじゃろ。」
「ん?第三の40台は上げんでいいのか?」
「殿下がまず第二から上げてくれとさ。」
「そうかやれやれ、まぁ国の為にたっぷり貢献してやるか。」
愚痴を言いながらもテーズたちの準備が整い、いつもの3階へ。
今日から一番多いレベル帯の30台の騎士たちのパワーレベリングになる。
と言ってもやる事は同じ。
変わったのはムカデ1000匹狩りが10分程で終わるようになった事。
「ほっほ、まだ威力上げよるか。」
「はい、日々鍛錬です。」
「こっわ・・。」
ジジイ二人にドン引かれながらも淡々とムカデ討伐をこなす。
レベル40に近い騎士たちからの育成だったので昨日とさほど変わらず、3時間ほどで連れてきた50人が全員レベル50に到達。
「大体3時間位で騎士さん50人がレベル50になるのは変わらないですね。」
「これを4セットやれば1日200人位が50に。」
「うへぇ、この大人数を3日かからずにやりきるつもりか!」
「相変わらず無茶苦茶じゃのぅ。これはワシら以外にもボスを狩れるヤツらを連れて来んとな。」
「それがいい、老人二人にこんな激務させてはイカンわ。」
健吾の予想を聞きボス討伐のヘルプを魔道鳩で依頼するテーズ。
「異世界人が無茶な計画でゴリ押しするのでいたいけな老人二人では激務に耐えられません、と。」
「どこがいたいけな老人なんですかねぇ。」
「なんじゃとー!」
護衛として来てくれているスコットが両手を広げるポーズをしながら呆れる。
「でもようやくこれで狩り方を固定できましたね。あとはひたすら周回するだけの簡単なお仕事です。」
「こっわ。」
「なんか城に帰りたくなってきたわ。」
「ええ~・・。」
長時間サービス残業をしていた経験をゲームに生かし、長時間延々と狩りをしていた健吾を理解するには熟練ジジイ二人ですらもまだ早かったようだ。
こうして長きにわたり超パワーレベリングの効率化を模索し続けた結果、遂に完成する。
以後ボス討伐の日替わりヘルプ以外はほぼ同じ護衛メンバーで周回していった。
限界社畜出身の名残でたまにフルタイム(24時間勤務)や2日連続徹夜をやらかしていたのがケビンにバレ、王太子殿下自ら鉱山の野営施設に来てガチ説教されたりもあった。
そんな社畜の暴走の甲斐もあって、第二・第三騎士団のレベル20台~40台全員がレベル50になるという偉業を一か月で成し遂げた。
「わずか一ヵ月でレベル50騎士が2000人量産じゃとwww」
「ウケるwww」
「すごいですわぁケンゴさん!」
「いやー、やり切っちゃいましたね。効率を求めて試行錯誤するのも大好きですが、見つけた後の延々と繰り返す単純作業も好きなんですよ。」
「えええ、マジで怖いわ。」
「ジジイドン引き。」
「ええ~・・。」
最期までテーズたちにおちょくられながら鉱山でのパワーレベリングが終了した。
滞在している国、ゴールドランドにある8つのダンジョン
低級ダンジョン
南の森ダンジョン Lv20 ゴブリン・狼系 王都から南へ1時間
国立墓地ダンジョン Lv20 アンデッド系 王都から南東へ30分
川沿いのダンジョン Lv20 スライム・動物系 王都から南西へ2時間
中級ダンジョン
深森のダンジョン Lv40 亜人・動物系 王都から東へ1日
鉱山のダンジョン Lv40 昆虫・爬虫類系 王都から西へ1日
草原のダンジョン Lv50 亜人・動物系 王都から西へ2日
上級ダンジョン
湖畔のダンジョン Lv60 水棲亜人系 王都から北へ2日
廃城のダンジョン Lv70 アンデッド系 王都から北へ3日
騎士団のレベルと人数
第一騎士団 所属人数 約620人 (肩書だけの役職20人)
レベル20台300人 30台100人 40台70人 50台20人 60以上10人
第二騎士団 所属人数 約1000人
レベル20台~40台 0人 50台970人 60以上30人
第三騎士団 所属人数 約2000人
レベル20台~40台 0人 50台1980人 60以上20人
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