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暴炎の回復術士 ~火属性ヒーラーが敵も味方も焼きまくる~  作者:
第二章 POWER LEVELING

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85/122

85.分配

・・人物紹介・・


・適正レベルパーティー

楠本健吾        Lv41 火魔法使い 元社畜廃人ゲーマーおじさん

リリィ・ノーブレット  Lv50 聖魔法使い 筆頭聖女 勇者PTの聖女の妹

婦長さん        Lv50 聖魔法使い 療養塔の婦長

新人さん        Lv50 聖魔法使い 聖女見習い 療養塔で修行中

マナ          Lv50 風魔法使い スティングの弟子兼秘書 双子の姉

ナミ          Lv50 水魔法使い スティングの弟子兼秘書 双子の妹

キョウコ        Lv50+ 宮廷魔導士団序列3位 研究派 引きこもり


・護衛パーティー

スティング       Lv90 風魔法使い 筆頭宮廷魔導士 王太子派

スコット・スタインズ  Lv60+ 第二・第三騎士団副団長 ケリーの側近 リックの弟

ブライス        Lv50 宮廷魔導士 火属性魔法使い

アルバート       Lv50+ 第二騎士団員 盾防御スキルが優秀

アラン         Lv50+ 第二騎士団員 盾防御スキルが優秀

「ぶふぉっ!・・・それは本当なのかい?」

「スティング様からのご報告です。」


「そうか。ありがとう。」

「はっ。」


早朝のケビンの寝室、王家の影と自ら名付けた諜報員に起こされる。

彼は日没から夜明けまでの時間でパーティー全員がレベル50を達成したと報告。


たった半日でのとんでもない成果に驚きすぎてむせてしまった。


「いやぁ、やっぱり彼はとんでもないね。本当に心強い。」


(ただ、この国を守る者として、この先彼には腹黒い提案をする事も・・・うーん、いっぱいあるんだよなぁ。)


(あーやだやだ。とにかく絶対に彼と敵対する事態は避けないとね。)


国の為に色々裏事情のある王太子の立場に嘆きつつベッドから起きる。


(彼が我が国に居てくれるだけですさまじい恩恵がある。しばらくはでしゃばらずに恩義を感じでいるスティングに全てを任せていよう。)


「あれ、着替えたいんだけどー?」

「はっ。」


一向に来ない侍従の代わりに、着替えを持った諜報員がすーっと現れる。


「え、君が着替え役なの?」

「私が殿下を起こしてしまいましたので。城の者が来るのはまだ先かと。」

「そ、そう・・・。まぁ頼むよ。」


ケビンがモソモソと着替えている時、城に到着したスティングたちは魔石の分配をしていた。


「4回殲滅したので約4000個、ブライスの200個足して大体4200個ですね。これを12人で割ると・・・。」


「あっ、ああああのっ!!」

「わ、私達何もしてませんので受け取れません!」


魔石の計算をしていたスティングを婦長さんと新人さんが止める。

最初は一人100個貰えると聞いて泣いて喜んでいたのだが、数がどんどん増えていくにつれ顔もどんどん青ざめていった。


「こ、こんなにたくさん頂く権利がありません・・。」

「3つも頂ければ十分ですので・・・。」


確かにパーティーに呼ばれ鉱山に連れて行かれて勝手にレベル上がって帰って来ただけではあるが、それは他のメンバーも同じである。


「謙遜しなくてもよろしいですわ。あなた方が最初にパーティーに呼ばれたのは、あなた方の普段のお仕事を皆が感謝しているからですのよ。」


「療養塔の激務でレベルが上げられず覚えられなかった聖魔法を覚えて頂く最高の機会になりましたし!魔石なんてそのオマケですわ!」


「ああっ、聖女さま・・・っ!」


婦長さんの言葉にピクリと反応する健吾。

好きだった漫画のタイトルと似てますね!などとは言えず、我慢しながら感動的なやりとりを見ていた。


「魔石は分配後に買い取ります、その後騎士団に送って頂きましょう。」

「身に余る金額ならば神殿に併設する孤児院の為に色々買えばよろしいかと。」

「そ、そうですね!」

「こ、子供たちも喜びます!」


ようやく明るくなった二人。


「では、12で割って一人350個、と。」

「換金すると金貨350枚(350万円相当)ですね。」

「「ひ、ひえええ!」」


金額を聞いてまた青くなってしまった。


それに対し騎士さん達はドッシリと構えててさすがだなあと見てみると、皆引きつった笑顔をしていた。


さすがに一晩で350万円はやりすぎだった。

騎士団員の年収にも相当する金額だったのだ。

名家出身のスコット副騎士団長も苦笑いする程である。


平気な顔をしているのは魔法使い組の面々。

スティングやリリィは超お金持ちオーラが出ていたので分かるが、ブライスも名家の子息なのかもしれない。


魔石を換金し婦長さん達を騎士団に送ってもらって解散となった。


「さすがに個人に分けるのは金額が多すぎるので、次からは半分を城に渡しましょう。」

「ですね、殿下もお喜びになるでしょう。」

「いつも底に転がっていた魔石を眺めるだけでしたが、まさか全滅させて全て回収できる日が来るとは・・・。」


「4回殲滅させて4000個か、凄いですな・・・毎日でも行きたいものですなぁ。」

「「はっはっは。」」


魔石でほくほくのスティングとスコットが興奮気味に話している。


「うーん、国立墓地みたいにボス倒したら1時間の湧き待ちが10分になりますよね・・・。そしたらもっと稼げると思いますよ。経験値も魔石も。」


「な、なっ・・!?」

「お、おおお!?」

「さらに効率良く出来ないかなぁ・・・。」


現状に満足せず、さらに貪欲に効率を追い求める健吾に二人は開いた口が塞がらなかった。


「効率厨って言うらしいですわ!効率厨!(分かってない)」


リリィは大きな魔石でお手玉をしながら健吾の教えてくれた言葉を繰り返していた。

ゴールドランドにある8つのダンジョン


低級ダンジョン

南の森ダンジョン  Lv20 ゴブリン・狼系    王都から南へ1時間

国立墓地ダンジョン Lv20 アンデッド系     王都から南東へ30分

川沿いのダンジョン Lv20 スライム・動物系   王都から南西へ2時間


中級ダンジョン

深森のダンジョン  Lv40 亜人・動物系     王都から東へ1日

鉱山のダンジョン  Lv40 昆虫・爬虫類系    王都から西へ1日

草原のダンジョン  Lv50 亜人・動物系     王都から西へ2日


上級ダンジョン

湖畔のダンジョン  Lv60 水棲亜人系      王都から北へ2日

廃城のダンジョン  Lv70 アンデッド系     王都から北へ3日



騎士団のレベルと人数


第一騎士団 所属人数 約620人 (肩書だけの役職20人)

レベル20台300人 30台100人 40台70人 50台20人 60以上10人


第二騎士団 所属人数 約1000人 

レベル20台200人 30台500人 40台200人 50台70人 60以上30人


第三騎士団 所属人数 約2000人

レベル20台500人 30台1200人 40台200人 50台80人 60以上20人

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