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暴炎の回復術士 ~火属性ヒーラーが敵も味方も焼きまくる~  作者:
第二章 POWER LEVELING

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84/122

84.臨時ボーナス

・・人物紹介・・


・適正レベルパーティー

楠本健吾        Lv41 火魔法使い 元社畜廃人ゲーマーおじさん

リリィ・ノーブレット  Lv50 聖魔法使い 筆頭聖女 勇者PTの聖女の妹

婦長さん        Lv50 聖魔法使い 療養塔の婦長

新人さん        Lv50 聖魔法使い 聖女見習い 療養塔で修行中

マナ          Lv50 風魔法使い スティングの弟子兼秘書 双子の姉

ナミ          Lv50 水魔法使い スティングの弟子兼秘書 双子の妹

キョウコ        Lv50+ 宮廷魔導士団序列3位 研究派 引きこもり


・護衛パーティー

スティング       Lv90 風魔法使い 筆頭宮廷魔導士 王太子派

スコット・スタインズ  Lv60+ 第二・第三騎士団副団長 ケリーの側近 リックの弟

ブライス        Lv50 宮廷魔導士 火属性魔法使い

アルバート       Lv50+ 第二騎士団員 盾防御スキルが優秀

アラン         Lv50+ 第二騎士団員 盾防御スキルが優秀

「うーん、これは予想外でしたね・・・。」

「え、ええ・・・。」

「まさか・・・大ムカデを狩り尽くすとは・・・。」

「とんでもないな・・・!」


皆がそこまでやる?とでも言いたげな顔で呆然と健吾を見ている。


それもそのはず、スティングが1000匹はいると言っていた大ムカデが2時間ちょっとで殲滅されてしまったのだ。


あっという間に魔力操作レベルをMAXにまで上げ、今も暇があれば鍛錬しまくっている廃人ゲーマーの火魔法の威力はブライスの業火の威力の倍はあるような火力だった。


じゃあなぜ皆魔力操作レベルを上げないのか?

と思うのだが答えは否。

属性魔法使いは皆魔力操作レベルを必死に上げようと日々努力している。


ただそれが「操作レベルがよく伸びる方法を見つけて延々と鍛錬しまくる」という健吾の廃人プレイに及ばないだけの事だった。


射的ゲームで的の火を好きな形に変形させて遊ばせているのすら、効率よく操作レベルが伸びる鍛錬と言って嬉々としてやる程である。


そんな変態健吾の放つレベル40の範囲火魔法、業火ヘルファイアはそれはもうよく燃えた。


燃えすぎて酸素が心配になりスティングが風魔法で空気を循環させるほどだった。


当の本人は「火魔法はダンジョンでは使用が限られる!」と言っていたのはどこへやら。

自らノリノリで業火を投げ入れていた。


最初は「圧倒的じゃないか我が軍は!!」とオタクがつい言いたくなるセリフを言い放ち、笑いながら業火を撃っていたのだが、20発くらいで飽きてきたのか淡々黙々と撃つようになっていた。


大ムカデは燃やされる仲間のピンチに大量に駆けつけては自ら火に飛び込んでいって勝手に延焼し、倒れていく。


それを延々と2時間繰り返した結果大ムカデが全て燃え尽きてしまった。


「あ、あの高HP高耐久の大ムカデが・・・。」

「すごいですわねぇ。」


尊敬とドン引きの視線の入り混じる中、健吾は穴の底を指差した。


「め、めちゃくちゃ魔石落ちてますけど、どうします?」

「お、おお。私が回収しましょう。」


スティングはムカデが1000匹もいて倒しても1時間でリポップする穴の底に降りることは絶対無いと思っていたので、まさか全部倒してアイテムを回収するとは想定もしていなかった。


風魔法で穴の底に降り、魔法のカバンでサクサクと魔石を回収して上へ戻って来る。


「そ、それにしても大きい魔石ですね。ボスの魔石並みですよ。」


大ムカデが落とした魔石はテニスボールサイズの大きさだった。

それが1000個以上あるのも凄いが、その容量をさっさと収める魔法のカバンの方が健吾には魅力的に映った。


「昨日倒したブライスの分もあると思いますので、ブライス2割、ケンゴさん8割で分けますね。」


「・・・この魔石、1ついくら位ですか?」

「これだけ大きければ何にでも使えますからね、金貨1枚(1万円相当)はあるでしょう。」


「えっ?じゃあ全部回収したから1000万・・金貨1000枚以上!?」

「そうなりますね。」


「ふぁあああ!!」

「良いお小遣いになりましたわね。」


慌てる健吾の横でお小遣いとのたまうリリィ。

さすが公爵家のお嬢様。


「今までに大ムカデ数匹倒す者はいましたが、倒した所で魔石なんて取りに行けませんでしたからね。」


「穴底のムカデは1時間でまた沸きます。その1時間より前に全部倒しきったのはあなただけですよ。」


「すごすぎますわ。」

「おおー。」


スティングたちに絶賛され照れる健吾。

大幅にレベルアップ出来たうえに魔石の回収でとんでもない稼ぎにもなった。


「じゃあ、僕の分は全員で分けましょう。」

「・・・・。」


「「「ええええ!?」」」


一呼吸おいての驚きの声。

皆理解が追い付いていなかった。


「な、なぜ・・?」

「いや、衣食住全て何不自由なくお城でお世話になってますし。」

「こんな無茶なお願いを聞いて来てもらってるのですから報酬はみんなで分けたいです。」

「じゃあ僕の分も分配でいいですよ。」


ブライスも分配に賛成してくる。


「ぜ、善人すぎる・・・。」

「ひえ・・・。」


「ただ、一気に換金しちゃうと値が落ちると思うので現物分配でいきましょう。研究派のキョウコさんなら魔石の使い道も色々あるのでは?」


「そ、そうよ!めちゃくちゃ欲しいわ!」

「わ、私もです。」


キョウコとスティングの魔石に対する目の色が変わっていた。


「ではこうしましょう。城に帰還後魔石を均等に分配します。換金したい方は我々魔導士団が買い取りますのでお声がけ下さい。」


「「「おおおお!!」」」

「ありがとうケンゴ殿!」

「同僚を呑みに連れて行ってやるか!」


12人で分配しても1人100万という破格の臨時ボーナスが入る事となりテンションが上がる面々。


「え、まだまだ時間ありますよね?休憩して1時間で沸いたらまた1000匹倒しましょう。」


「「「ええええ!!?」」」


「本命はレベリングですから。レベルが一番低い新人さんが50になるまで続けましょう!」


「「「えええええ!!?」」」


「大丈夫!明日の朝には全員レベル50になれますから。」


「「「ひえええええ!!」」」


宣言通り1時間後に湧いた大ムカデを殲滅、魔石回収、休憩、湧き、殲滅を繰り返し、4回目の殲滅が終わった所で新人さんがレベル50を達成。


魔法のカバンにとんでもない量の魔石を回収し、全員でダンジョンの外に出ると、ちょうど朝日が昇り始めていた。

ゴールドランドにある8つのダンジョン


低級ダンジョン

南の森ダンジョン  Lv20 ゴブリン・狼系    王都から南へ1時間

国立墓地ダンジョン Lv20 アンデッド系     王都から南東へ30分

川沿いのダンジョン Lv20 スライム・動物系   王都から南西へ2時間


中級ダンジョン

深森のダンジョン  Lv40 亜人・動物系     王都から東へ1日

鉱山のダンジョン  Lv40 昆虫・爬虫類系    王都から西へ1日

草原のダンジョン  Lv50 亜人・動物系     王都から西へ2日


上級ダンジョン

湖畔のダンジョン  Lv60 水棲亜人系      王都から北へ2日

廃城のダンジョン  Lv70 アンデッド系     王都から北へ3日



騎士団のレベルと人数


第一騎士団 所属人数 約620人 (肩書だけの役職20人)

レベル20台300人 30台100人 40台70人 50台20人 60以上10人


第二騎士団 所属人数 約1000人 

レベル20台200人 30台500人 40台200人 50台70人 60以上30人


第三騎士団 所属人数 約2000人

レベル20台500人 30台1200人 40台200人 50台80人 60以上20人

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