82.検証開始
・・人物紹介・・
楠本健吾 Lv41 火魔法使い 元社畜廃人ゲーマーおじさん +2up!
リリィ・ノーブレット Lv44 聖魔法使い 筆頭聖女 勇者PTの聖女の妹 +1up!
ブライス Lv40+ 宮廷魔導士 火属性魔法使い +1up!
アルバート Lv50+ 第二騎士団員 盾防御スキルが優秀
アラン Lv50+ 第二騎士団員 盾防御スキルが優秀
スコット・スタインズ Lv60+ 第二・第三騎士団副団長 ケリーの側近 リックの弟
キョウコ Lv50+ 宮廷魔導士団序列3位 研究派 引きこもり
スティング Lv90 風魔法使い 筆頭宮廷魔導士 王太子派
婦長さん Lv31 聖魔法使い 療養塔の婦長 +8up!
新人さん Lv29 聖魔法使い 聖女見習い 療養塔で修行中 +8up!
マナ Lv37 風魔法使い スティングの弟子兼秘書 双子の姉 +4up!
ナミ Lv37 水魔法使い スティングの弟子兼秘書 双子の妹 +4up!
「んん・・・。」
リリィが目覚めたのは日が傾いた夕方。
双子のマナとナミはすでに起きているようで話し声が聞こえてくる。
「ふぁ~あ・・・、浄化。浄化。浄化。」
贅沢にも全身と服とベッドに浄化魔法を掛け、寝室から出ると健吾やスティングたちが今日のレベル上げについて話を詰めていた。
「おはようございます~・・・。」
「おはようございます・・もうすぐ出発ですよ。」
健吾の部屋には昨日のメンバーが揃っていて、そこにマナ、ナミ、婦長さん、新人さんが加わった。
昨日の適正パーティーは健吾とリリィ、ブライスの3人だけだったので、今日は4人加えて7人のフルパーティーでの検証になる。
皆が移動する中、まだ寝ぼけている聖女様を婦長さんが手を繋いで城の外まで連れて行く。
寒さ対策で火の回復魔法をかけ、スティングの風魔法で鉱山のダンジョンまでひとっ飛びで到着した。
今回は日が沈み始めた頃に飛行してたのであまり目立つ事は無かったようだ。
「さて、行きますよ。」
小休止を取った後にダンジョンへ突入開始。
スティングとスコットのお陰で3階の狩場まで難なく到達。
(一度行った場所だと攻略速度がハンパないな、さすが国の最高レベル。)
「ではブライスお願いします。ケンゴさんのレベルが上がったら休憩です。」
「はい。」
「お願いします。」
リリィの祝福、健吾の魔力譲渡をかけてもらい業火を撃つブライス。
3発ほど撃った所で大ムカデが10匹ほど倒れ、サクッとレベルアップ。
「おお、レベル40になりました!ありがとうございます。」
「おめでとうですわ。」
「おめでとうございます。10匹ほどなら昨日のうちに倒しておくべきでしたね。」
「まぁ昨日は40になっても魔法書も無かったですから。」
「そうですね。では早速業火の魔法書をどうぞ。」
スティングから業火と書かれた魔法書を受け取り、中を見る。
すると脳内に呪文が浮かび、覚えると魔法書が燃えて消える。
魔法を撃つ時も簡単で、呪文詠唱した後は何発も撃てるようになる。
ただしっかりと「業火」と言わないと魔法が出ないので、そこだけが不満だった。
(撃つ時に技名言ったら相手にバレるじゃん・・・帰ったら色々検証してみよっと。)
「おお、覚えましたか。では指輪を。」
城から持ってきた3つの指輪。
金色の指輪
赤い宝石の指輪
緑の宝石の指輪
スティングがまず金色の指輪を手渡す。
すると健吾はなぜか戸惑っていた。
「ん?ケンゴさんどうしました?怖くなってしまいましたか?」
「い、いえ!・・その・・・。」
「どうしましたの?」
指輪を一向に装備しない健吾に不思議がるメンバーたち。
「あの、は、恥ずかしながらどの指に付けたらいいのか分からなくて・・・。」
「あ、ああ。なるほど。」
現世で独居中年だった健吾は結婚指輪をどちらの手のどの指にするのかも知らなかった。
スティングに色々説明すると理解してくれた。
「ケンゴさんの世界と同じか分かりませんが結婚指輪は左手の薬指にしますね。」
「おおー、ありがとうございます。では右手の指のどれかに。」
金色の呪いの指輪を躊躇なく右手の薬指にはめると、指輪から何かしらの魔力が体に流れてくるのを感じた。
だがやはり呪いの効果は分からない。
「・・・とりあえず撃ってみますね。」
頭に浮かんでいる少し長めの呪文を恥ずかしいので小声で詠唱していると魔力が両手に集まってくる。
そこでブライスの業火をイメージしてみると大きめの火の玉が出現。
(あれ?業火って言う前に火が出たけど・・・?まぁいいか。)
「行きますよー!ヘルファイアアア!!」
火の玉を勢いよく穴に投げ入れると、とんでもない火力で穴底一面が火の海になる。
「えええええ!?」
「うおおお!」
「ひゃあああ!」
「なっ、何ですかこの威力は!?」
業火一発で広範囲に火が燃え広がり、火に触れた大量の大ムカデたちはブライスが倒した時より遥かに早い時間で倒れていく。
「ギシャアアアアアアア!!」
怒った大ムカデたちが火の方向に押し寄せるが、着火して燃えて倒れる、の繰り返し。
たった一発でムカデ50匹以上がバタバタと倒れて行った。
さらに奥からもまだまだやってくるムカデ。
「れ、レベルがすごい勢いで上がってますううう!」
「わ、わたしも・・・!」
婦長さんや双子たちは簡易鑑定でレベルが上がりまくるのを見て驚いていた。
「ケンゴさんはどうです!?」
「ダメですね、もうレベルが1つ上がってしまいました。」
「とりあえず消します。」
穴の底でハンパなく燃える業火を消し、リリィの元に戻って来る。
「経験値カットの指輪ではないみたいですね。ではリリィさんお願いします。」
「はい!わたくしにお任せあれ!!」
リリィの解呪の魔法をかけてもらい、無事に指輪を外す事ができた。
「何の呪いだったんでしょうね・・・。色々試してみたかったですが次行きましょう!」
少し残念な顔をしながら今度は赤い宝石の付いた指輪をはめた。
ゴールドランドにある8つのダンジョン
低級ダンジョン
南の森ダンジョン Lv20 ゴブリン・狼系 王都から南へ1時間
国立墓地ダンジョン Lv20 アンデッド系 王都から南東へ30分
川沿いのダンジョン Lv20 スライム・動物系 王都から南西へ2時間
中級ダンジョン
深森のダンジョン Lv40 亜人・動物系 王都から東へ1日
鉱山のダンジョン Lv40 昆虫・爬虫類系 王都から西へ1日 ← Next target !
草原のダンジョン Lv50 亜人・動物系 王都から西へ2日
上級ダンジョン
湖畔のダンジョン Lv60 水棲亜人系 王都から北へ2日
廃城のダンジョン Lv70 アンデッド系 王都から北へ3日
騎士団のレベルと人数
第一騎士団 所属人数 約620人 (肩書だけの役職20人)
レベル20台300人 30台100人 40台70人 50台20人 60以上10人
第二騎士団 所属人数 約1000人
レベル20台200人 30台500人 40台200人 50台70人 60以上30人
第三騎士団 所属人数 約2000人
レベル20台500人 30台1200人 40台200人 50台80人 60以上20人




