62.全力サポート
https://x.com/talkback2278/status/2010649942818525538
友人が作ってくれたあらすじ紹介の動画です。
Xに載せてますので是非どうぞ
「では明日の早朝から3日間、国立墓地ダンジョンを一般立ち入り禁止にするね。」
健吾はケビン、スティングと綿密に話し合った。
健吾が提案したものをスティングが可能か判断し、ケビンが調整する。
リリィはガチな会話に飽きて健吾の教えてくれた魔力操作を練習した後、神殿に帰っていった。
ケビン曰く、最も効率良くレベルを上げるシステムを作ってくれるからには、それに全乗っかりさせてもらおうと言う事で強権発動。
・国立墓地ダンジョン3日間立ち入り禁止
・第二騎士団のレベル20台、40台騎士の半数を現地へ
・看護師さんをパーティーに1人入れてレベル上げ 護衛の練習も兼ねる
・国立墓地ダンジョン入口に大型野営施設
・24時間体制のローテーション討伐
と、本当に全力で城がサポートする事になった。
「こそこそと隠れてやるよりは大規模にやったほうが逆に目立ちにくいからね。」
「・・・確かに冒険者には不人気のアンデッドダンジョンですし、短期間なら問題ありません。」
「す、すごいですね・・・。」
「補佐役にに第二副騎士団長を同行させるのでよろしくお願いするよ。」
「分かりました。」
ケビンが左手を上げるとスゥっと王の影の人が現れ指示書みたいなものを預かりまた消えて行った。
「おおー、見事ですねぇ。」
「ふふ、かっこいいだろう?王の影。」
「・・・殿下、本当にその名にするのですか?」
「そうだよ。諜報機関名なんて普通は知らないしね。」
「まぁそうですが・・・。」
あのスティングが呆れながらも認めている。
正確には認めざるを得ない、だが。
「よし、これで全部かな?明日からが楽しみだね。」
「はは、そうですね、頑張ります。」
ようやく全ての話し合いが終わり、明日からダンジョン全力稼働が始まる。
さすがにゲーム内でもこんな大人数の同時レベリングはした事が無かったので責任を感じると同時に楽しみも湧き上がってきた。
「ところで、テーブルの下と後ろの庭の木の下・・・。魔力操作の練習?」
「えっ、あっ、はい。そうですね。」
「聖女様との練習で出してた火魔法ですよね、もう2~3時間経ってますが・・・。」
リリィが会話に飽き始めた頃、マナやナミにやった魔力操作の的当ての縮小版を火魔法で中庭の来の下に展開し、リリィがそれで遊びながら練習していたのだが、彼女が帰ってからも火は消えずに動いていた。
それとは別にテーブルの下で小さな火を多数出して自由に動かしていたのだ。
「ケンゴ殿は練習熱心と言うか何と言うか・・・魔力操作レベルはMAXの10だよね?」
「はい、でもまだ色々な事が出来るのではないかと思って片手間で練習してます。」
「か、片手間ですか・・・。」
ケビンもスティングも「まだやるのかよコイツ」的な顔をしている。
完全な呆れ顔だ。
「操作レベル10がMAXとは聞きましたが、こうも考えているんです。」
「もし今がレベル10の0%ならまだまだ上げる事が出来るんじゃないか、もし上げられるのなら100%が本当のMAXなんじゃないかなって。」
「な、なるほど。レベル10にも段階があると・・・。」
「うーん、それならMAXという表記はおかしいよね。一番上って意味だし。」
「まぁでもケンゴ殿らしくていいね。研鑽を積めばレベル11になったりして。」
「・・・・。」
「え、ならないよね?」
「さぁ・・・。」
スティングも言葉に詰まる。ケビンとスティングの顔は「コイツならやりかねない」に変わっていた。
「あはは・・。」
一方向に全振りしたゲーム脳廃人の思考に全くついていけない異世界の重鎮二人。
挨拶をして二人と別れ、部屋に戻って明日のレベリングの事を考えながらベッドに転がっていると、今日の疲労もあってかすぐに睡魔に襲われ寝落ちしていた。
・・人物紹介・・
楠本健吾 レベル24 火魔法使い 元社畜廃人ゲーマーおじさん
リリィ・ノーブレット レベル31 聖魔法使い 筆頭聖女 勇者PTの聖女の妹
婦長さん レベル23 聖魔法使い 療養塔の婦長
新人さん レベル21 聖魔法使い 聖女見習い 療養塔で修行中
騎士さんx4人 レベル20台後半 第二騎士団員 最初のレベリング参加者
スティング レベル90 風魔法使い 筆頭宮廷魔導士 王太子派
ケビン・エーリック レベル??? 第一王子 王太子 第一騎士団長




