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暴炎の回復術士 ~火属性ヒーラーが敵も味方も焼きまくる~  作者:
第二章 POWER LEVELING

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60/123

60.再考

https://x.com/talkback2278/status/2010649942818525538


友人が作ってくれたあらすじ紹介の動画です。

Xに載せてますので是非どうぞ

城に帰ってきてから婦長さん達には明日も早朝からやりますと伝え、高レベル者さんには壁役ありがとうございました、と目一杯の感謝を伝えて魔法研究施設に帰って来た。


「1日14周で5レベルアップかぁ・・・。まだまだですね。」


「わたくし達の時は一気に10レベル位上がりませんでした?」

「そうですねぇ。・・・ん?」


部屋に荷物を置き、中庭で夕食を摂ろうと思い向かうと聖女リリィが待ってくれていた。


療養塔で常に魔力不足で疲れ切っていた時と違い魔力が戻り明るくなった聖女様は、持ち前の人懐っこい妹気質の童顔ナイスバディもあって神殿や城で大人気になっていた。


そんな実力派アイドルがわざわざ夕食を共にしようと来てくれる。


普通なら惚れてしまう所だが、元45歳の健吾にとってJKは触れるだけで犯罪扱いされるアンタッチャブルな危険人物。


肉体が19歳にまで若返っているので年齢的には全く問題ないのだが、どうしても現世の45歳基準で考えてしまうので、恋愛感情に発展しない。


逆にそれが心地いいのかリリィも懐いてくれている。


「いくらボスが破格の経験値を持っていてもガンガンレベルが上がるってのは難しいですね。」

「さすがに1パーティーだけでやろうとするから効率が悪いんだなぁ。」


リリィはこちらを見ながらもカツサンドに夢中になっている。


「あ・・・。」

「?」


「今日婦長さん達に言ってたんですが・・・もう明日からやりましょう!」

「婦長さん新人さんがレベル30になるまで1パーティーで、と思ってましたが・・・、騎士さんたちも加えてローテーションさせましょう。」


「ローテー・・・?」


「ボスを数パーティーで回しながら討伐しましょうってやつですね。」

「おおー、いいですわねぇ!(分かってない)」


「となれば早速スティングさんに連絡をしてきますね。」

「あー、それは必要ないよ。」


突然近くでする声にビクっと驚くリリィ。


きょろきょろと辺りを見回していると王太子ケビンがテーブルの下からモソモソと出てきた。


「ひゃっ!?な、何やってますの殿下・・・。」

「いや、現れるところをバレるといけないので一旦テーブルの下に入ったんだ。」

「あ、あはは・・・。」


臣下の礼をしようとするもいらないと言うのでケビンと共に着席した。


「僕が先に声をかけておいたからもうすぐ来ると思うよ。」

「なるほど、ありがとうございます。」

「それよりケンゴ殿。」

「は、はい?」


急に真剣な顔をして近づけてくるので何事かと身構える。


「魔力探知、かなり凄くなってない?」


真顔からニコニコ顔に変わる。


「僕が周辺にいるの分かってたでしょ?姿も音も匂いも全て消してるのに凄いね。」


「そ、そうですねぇ、逆に言うとその「全て消えている空間」を探知してるって感じですかね。」

「んー?・・・と言うと?」


「えーっと、人の魔力を探知するのが出来るようになったので、空中に漂っている弱い魔力も探知してみようと色々やってみたら出来たんです。」


「例えるなら・・・水中、お風呂ですかね。お風呂いっぱいに張ったお湯、これが弱い魔力です。」

「その中にお湯が全く無い空間があったら、これなんだろう?って気付きますよね。」

「そんな感じで見つけました。」


「ほほー!興味深い!全て消えている事が!逆に目立つというのか!」

「はぁー、君は実に面白いねぇ。」


「あ、あはは、ありがとうございます・・・。」


「まぁ魔力探知のそんな使い方、多分できるの君だけだと思うから大丈夫かな。」

「ああ、いかんいかん。ケンゴ殿といると楽しくてどうも横道に逸れてしまうよ。」


「レベル上げの騎士増員の話だよね。構成を聞こうか。あ、スティング来るよ。」


ケビンが言った直後に研究施設の大扉が開き、スティングが現れる。


「殿下、お待たせいたし・・・何です?」


中庭のテーブルにいる3人がスティングを凝視しているので驚く。


完璧なタイミング予想に健吾とリリィはすごいすごい!とケビンを褒め称え、ケビンはこれでもかとドヤ顔を決め、スティングは状況が分からずただ戸惑っていた。

・・人物紹介・・


楠本健吾        レベル24  火魔法使い 元社畜廃人ゲーマーおじさん


婦長さん        レベル23  聖魔法使い 療養塔の婦長

新人さん        レベル21  聖魔法使い 聖女見習い 療養塔で修行中


騎士さんx4人     レベル20台後半 第二騎士団員 最初のレベリング参加者

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