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暴炎の回復術士 ~火属性ヒーラーが敵も味方も焼きまくる~  作者:
第三章 反撃開始

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105/116

105.作戦立案

星の数ほどある作品の中からこのお話を見つけて読んで頂きありがとうございます。

少しでも楽しんで頂ければ幸いです。


新章始まります。


・・人物紹介・・


楠本健吾        Lv50  火魔法使い 元社畜廃人ゲーマーおじさん

スティング       Lv90  風魔法使い 筆頭宮廷魔導士 王太子派

リリィ・ノーブレット  Lv50  聖魔法使い 筆頭聖女 勇者PTの聖女の妹

テーズ         Lv70台 風魔法使い スティングの師匠 ジジイ

コッヂ         Lv70台 土魔法使い スティングの師匠 ジジイ


辺境伯         Lv70台

「うん?・・作戦立案はスティングではないのか?」


健吾の作戦に辺境伯が驚いて聞いてくる。


「はい、ケンゴさ・・ケンゴ殿はこの世界にない高度な知識を持っておりますので。」


「ワシらの考えつかないような方法で騎士団を高速育成したしの。」


「ゲーム内の普通の知識であって高度な知識なんかじゃないんですけどね・・・。」


褒めてくれるスティングたちの横でボソっと呟く健吾。


「ほう、ではよろしくお願いする。悔しいが我らの知恵では打開策が見つからぬのだ。」


辺境伯やスティングたちからの期待値が上がっていく。

コホンと咳払いをして心を落ち着かせた後、語り始める。


「作戦はシンプル・・・単純です。」


「コッヂさんの土魔法で壁を作り、侵攻経路を全て塞いじゃいましょう。」


「!??」


「そして壁の上からの遠距離攻撃で数を減らしながら前進し、最終的に旧領都を壁で囲みます。」


「は、はぁ!?・・・う、うん・・・???」


驚きと言うより作戦の規模がでかすぎて「何を言ってるんだコイツは!?」という顔をしている辺境伯。


「ほっほっほ!分かったぞい!要は大ムカデ狩りと同じような環境にしたいんじゃな。」


「壁を作って上から撃ち下ろすのですか、なるほど。」


「ああー、そうじゃったか。しかしお前・・・さすがに大規模過ぎるじゃろ。」


確かにムカデ狩りをした鉱山のダンジョンの少し広い程度の通路を考えると、壁を作成するだけで何kmもかかる今回は比べようがないほどの大規模になる。


「確かに壁を作るのはかなり労力を要すると思います。」


「なのに何故今から壁作製?と言う所から説明しましょう。」


「現状、南にある山が険しく、かなりの大きさなのでアンデッドの移動先は北東西の3つです。」


「北は国境に沿って高い壁があり、防御力の高い要塞に国境防衛の最精鋭部隊がいます。」


「西はエルフの森で、魔法による結界とコッヂさんが築いた土壁で盤石の守りです。」


「それにより平坦で通行しやすい領都への道がある東の森にアンデッドが殺到し、領都近くまで押されている。というのが現在ですよね。」


「うむ、現状はそうだな。」


地図を見ながら説明する健吾に同意する辺境伯。


「先ほど火魔法使用の許可を頂きましたが、壁作成はその為の準備という面もあります。」


「ほう・・・?」


「私は魔力量が多く、魔力回復速度も早いので火魔法を撃ち続ける事が出来ますが、森での火魔法使用となると間違いなく大惨事になります。」


「その前にアンデッドの進軍と飛び火を防ぐ意味でも壁の作成が急務なのです。」


「それは理解できたが、コッヂ一人で数kmもの壁を作るなど無理なのでは?」


「それも私がコッヂさんに魔力譲渡する事で可能になります。」


「む!?君は魔力譲渡が出来るのか!?」


「はい、テーズさんに飛行魔法で飛んでもらい、コッヂさんと私で壁を作りまくる。」


「森の外まで撤退し、森の外側から南の山まで壁を作り進行を止めます。スティングさんが空から弓兵を倒してくれればかなりの早さで完成できると思います。」


「うへぇ、ワシらまたこき使われるのかのぅ。」

「殿下と同じで人使いの荒い異世界人じゃ。」


嫌そうな顔をしながらも念入りに準備体操を始め、段々と強者の笑みに変わりつつゴキゴキと骨を鳴らす頼れるジジイ二人。


スティングはテント内なのにもうフワフワと浮いて今にも飛び立ちそうにしている。


「リリ・・聖女様のレベル50魔法に物理攻撃を1度だけはじく魔法がありますので、森の外への撤退時に皆さんに掛けてあげてください。」


「祝福魔法も忘れずにお願いします。矢に気を付けて。」

「分かりましたわ!」


サクサクと指示を出していく健吾。

別世界から来た人間に対し、それを当然のように信頼し行動を始めようとしている城の重鎮スティングたちを見て辺境伯の信頼度も一気に上がった。


「なるほど。」


辺境伯の決意が固まる。


「分かった。我が軍は森の外まで撤退し、そこを最終防衛線とする。」


「壁が完成するまで耐えてみせよう。是非ともお願いする。」


「はい!それでは行ってきます。」


威勢よく返事をし、ジジイ二人とテント外へダッシュで出る。

スティングは既に上空から風魔法で近くのアンデッドへ攻撃を始めていた。


「我々は森の外まで撤退する!戦闘を止め後退せよ!」

「伝令!我が軍は森出口まで後退!」


辺境伯が叫び、指示が全軍に行き渡る。

辺境伯軍や冒険者たちがゆっくりと後退していく。


不幸中の幸いだったのは移動が遅いアンデッドだった事。

戦闘を止めて距離が離れるとゆっくりと歩いて来るので容易に撤退する事が出来た。


リリィがスティングから預かった魔法のカバンから体力アップや魔力アップ効果のある指輪を大量に取り出し、辺境伯に渡す。


「鉱山のダンジョンのボス産の指輪ですわ。おじい様たちが頑張って集めてくれましたの。」


「おお、こんなに。感謝する。」


渡された魔法の指輪を騎士団や魔法使いに配り、リリィは祝福を掛けていく。


「おし!準備出来たぞい!」

「はい!行きますか。」

「ふいー!ちいとばかり飛ばすぞ!」


ふわりと浮いた3人の身体。

そこから空に向かって一気に飛び立った。


見送りながら各部隊に指示を出している辺境伯。


「まずは撤退先の森の外へ、そこから壁を作って行きましょう。」


「そこから・・・南の山までか?」

「はい、南の山まで。」


「ワシらジジイ相手にホントいい根性しとるわ・・・。」


言葉と裏腹に嬉しそうに笑うコッヂ。


「久しぶりに本気を出すかのぅ!」


飛行しながら魔力量アップの指輪、腕輪、ネックレスの3点セットを装備し万全の態勢で森の外へ向かった。


滞在している国ゴールドランドにある8つのダンジョン


低級

南の森ダンジョン  Lv20 ゴブリン・狼系    王都から南へ1時間

国立墓地ダンジョン Lv20 アンデッド系     王都から南東へ30分

川沿いのダンジョン Lv20 スライム・動物系   王都から南西へ2時間

中級

深森のダンジョン  Lv40 亜人・動物系     王都から東へ1日

鉱山のダンジョン  Lv40 昆虫・爬虫類系    王都から西へ1日

草原のダンジョン  Lv50 亜人・動物系     王都から西へ2日

上級

湖畔のダンジョン  Lv60 水棲亜人系      王都から北へ2日

廃城のダンジョン  Lv70 アンデッド系     王都から北へ3日  今ココ



騎士団のレベルと人数

第一騎士団 所属人数 約400人(再編成中)

レベル20台200人 30台100人 40台70人 50台20人 60以上10人


第二騎士団 所属人数 約1000人 

レベル20台~40台 0人 50台970人 60以上30人


第三騎士団 所属人数 約2000人

レベル20台~40台 0人 50台1980人 60以上20人



もし気に入って頂けましたら評価・イイネ等、よろしくお願いします。

抜け毛が減ってハゲみになります。

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