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暴炎の回復術士 ~火属性ヒーラーが敵も味方も焼きまくる~  作者:
第三章 反撃開始

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103/116

103.辺境伯領到着

星の数ほどある作品の中からこのお話を見つけて読んで頂きありがとうございます。

少しでも楽しんで頂ければ幸いです。


新章始まります。


・・人物紹介・・


楠本健吾        Lv50  火魔法使い 元社畜廃人ゲーマーおじさん

スティング       Lv90  風魔法使い 筆頭宮廷魔導士 王太子派

リリィ・ノーブレット  Lv50  聖魔法使い 筆頭聖女 勇者PTの聖女の妹

テーズ         Lv70台 風魔法使い スティングの師匠 ジジイ

コッヂ         Lv70台 土魔法使い スティングの師匠 ジジイ


辺境伯         Lv70台

「そう言えば墓地のダンジョンでも魔物全部経験値に見えてたな・・・。」


スティングの飛行魔法で夜空をかっ飛びながらぼやく。


健吾がVRMMO「VoVo」で最高レベル・最高装備になって数年。


超不摂生な生活と引き換えに手に入れた最強パーティーのヒーラーの座だったのだが、そこからはデイリークエストと最高レベル狩場での自動狩りというマンネリとの戦いだった。


楽しみは週に一度の対人戦争と新人育成、それに半年に一度の新規狩場やダンジョンのアップデートだけ。


新規アップデートで最高レベルが引き上げられ、未知の魔物が大量に湧いている新規ダンジョンへの挑戦こそが、日々のマンネリから解放される最高の瞬間だったのである。


(ただそれも、「何回死んでもいいゲーム」だったからの事。気を引き締めねば。)


健吾が色々と考えていると、スティングが拓けた場所を見つけ、降りて休憩すると言う。


「えっ、馬車で一日の鉱山まで30分で行けましたよね。じゃあ馬車で三日の廃城には一時間半で行けるんじゃ。」


「え、いやいやいや。」


即座に否定される。


「自分一人ならいいのですが、皆さんを浮かせて飛ばし続けるのは持続的にかなりの魔力を消費しますから。」


「私も魔力量は多い方ですがさすがに1時間も飛び続ける事は出来ませんね。魔力回復の休憩を頂きます。」


そこでお茶と軽食の休憩も入れ、健吾がスティングに魔力譲渡をしながら飛ぶ方角を確認し30分後に再び離陸。


城から45分で休憩30分、再び飛んで45分。

計120分の約2時間で辺境伯の領都近くの森の野営地に到着した。


「馬車で3日が遅いのか飛行魔法が速過ぎるのか分からなくなりますね・・・。」


「飛行魔法が速いに決まっとろうが。」

「お前さんの世界の言葉で言うチートだわな。」


降り立ってからそんな話をしていると騎士たちを連れた一行が近寄って来た。


一番前に黒いひげをたくわえた初老とおぼしき男性。

騎士と同じように鎧を着ているが、健吾が一目で分かる位のオーラがあった。


「皆良く来てくれた。」


「陛下から反王派の粛清を魔道鳩で聞いた。それから間を置かずまさか当日に到着するとはな。さすがスティングよ。」


「閣下、お久しぶりです。師匠もおりましたのでかなり速く飛ぶ事が出来ました。」


「うむ。久しいな、テーズ殿とコッヂ殿、そちらは聖女様か。」


「お久しぶりですわ、叔父様。」

「ん?おお、リリィ嬢か!しばらく見ぬ間に大きくなったな。」


カーテシーで挨拶した後辺境伯にぴょんっと抱き付くリリィ。


「・・・大きくなりすぎではないか?」

「何がですの?」

「い、いや・・・。」


気まずくなったのか他のメンバーと挨拶をしていき、健吾の前で止まる。


「君がケンゴ殿か、召喚された経緯や騎士団の育成の件も聞いている。君のおかげで殿下の粛清と援軍派遣が早くなったようだ。私からも礼を言わせてくれ。」


「い、いえいえ、殿下に貢献できてよかったです。ここでも大いに貢献させて頂きます。」


「はは、勇ましいな。期待している。」

「はい。」


全員の挨拶が終わり、一番大きな辺境伯のテントに通される。


「到着してすぐで悪いが現状を説明する。」


「戦況は極めて不利。今いるこの地が最終防衛線である。」


テントの中にいる全ての人に緊張が走る。


「我ら辺境伯軍と有志の冒険者たちがダンジョンから溢れ出たアンデッドと戦ってきたが、一向に数が減らない。徐々に押され続け、ついに領都の目前にまで来られてしまった。」


「ここで食い止める事が出来なければもう領都での防衛しか残っていない。周りの村は全て魔物に飲まれてしまうだろう。」


そこまで言うと辺境伯は黙り込んだ。わなわなと握った拳が震えている。


「ご安心ください閣下、私達は少数ではありますが最強クラスの魔法使いです。必ずアンデッド共を殲滅致します。」


「おお・・・。」


「ただ一つだけお願いが。」


スティングの要望に辺境伯はすぐに応えた。


「この状況を打開してくれるならどんな願いでも聞き入れよう。領民の為なら金も爵位も全て渡そう。」


「い、いえ、それは必要ありません。」


「この場所から森を経て廃城まで、全ての地に火魔法を使わせて頂きたい。」


「火魔法か、構わない。どうせアンデッドたちのせいで土地は腐食している。焼き払ってくれるのならばむしろありがたいくらいだ。」


「ありがとうございます。」


辺境伯からの許可を貰ったスティングが振り向く。


「これでいいですか?ケンゴ。」


唐突に話を振られ少し困惑していたが、その表情がゆっくりと笑みに変わる。


「・・・はい。」


擬音で表現するならまさに「ニヤリ」。


辺境伯領の危機に駆け付けたはずのヒーローは、どう見ても悪役にしか見えない笑い方をしていた。

滞在している国、ゴールドランドにある8つのダンジョン


低級

南の森ダンジョン  Lv20 ゴブリン・狼系    王都から南へ1時間

国立墓地ダンジョン Lv20 アンデッド系     王都から南東へ30分

川沿いのダンジョン Lv20 スライム・動物系   王都から南西へ2時間

中級

深森のダンジョン  Lv40 亜人・動物系     王都から東へ1日

鉱山のダンジョン  Lv40 昆虫・爬虫類系    王都から西へ1日

草原のダンジョン  Lv50 亜人・動物系     王都から西へ2日

上級

湖畔のダンジョン  Lv60 水棲亜人系      王都から北へ2日

廃城のダンジョン  Lv70 アンデッド系     王都から北へ3日  今ココ



騎士団のレベルと人数

第一騎士団 所属人数 約620人 (肩書だけの役職20人)

レベル20台300人 30台100人 40台70人 50台20人 60以上10人


第二騎士団 所属人数 約1000人 

レベル20台~40台 0人 50台970人 60以上30人


第三騎士団 所属人数 約2000人

レベル20台~40台 0人 50台1980人 60以上20人



もし気に入って頂けましたら評価・イイネ等、よろしくお願いします。

抜け毛が減ってハゲみになります。

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