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暴炎の回復術士 ~火属性ヒーラーが敵も味方も焼きまくる~  作者:
第二章 POWER LEVELING

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100/116

100.これからも

星の数ほどある作品の中からこのお話を見つけて読んで頂きありがとうございます。

少しでも楽しんで頂ければ幸いです。


長くなりましたがパワーレベリング編終了です。


・・人物紹介・・


楠本健吾        Lv41  火魔法使い 元社畜廃人ゲーマーおじさん

スティング       Lv90  風魔法使い 筆頭宮廷魔導士 王太子派

リリィ・ノーブレット  Lv50  聖魔法使い 筆頭聖女 勇者PTの聖女の妹

テーズ         Lv70台 風魔法使い スティングの師匠 ジジイ

コッヂ         Lv70台 土魔法使い スティングの師匠 ジジイ


フリッツ・エーリック  Lv50台 ゴールドランド国王

ケビン・エーリック   Lv60台 王太子 第一騎士団長

「何を話すのか、何となく分かってそうな顔だね。」

「まぁ、大体これかなぁと言うのはあります。」


大方の予想通り、ケビンの話はほぼゴールドランドに限定された恩恵の話であった。

要約すると、


1.鉱山のダンジョンのパワーレベリングの秘匿


2.他国のレベル上げ協力の拒否


3.やむを得ない場合以外の出国禁止


他にもあったが、大きな項目はこの3つだった。


「本当に申し訳ない、何回も言うが君はもう聖女様と並ぶ国の最重要人物になっているんだ。」


「え、アッ、ハイ・・。」


「今までも剣や魔法の才に恵まれ、短期間で活躍し高レベルになった者は何人かいたんだよね。」


「だけど、自分の才能を糧にして他人のレベル上げを手伝う、という人物は一人もいなかった。」


「しかも自らレベル上げに最適な場所を見つけ、短期間で2000人近くの騎士をレベル50に育成するなんて・・・こんな事今まで誰も、考える事すら出来なかった。」


「今も悪魔の巣による魔物の異常繁殖で国家の危機が緩やかに、けど確実に迫っていると言うのにね。」


「一致団結して対処していかねばならない時に、城ではいまだに権力争いなんて馬鹿な事をして足を引っ張り合っている。まぁ証拠は揃ったので近いうちに反王派は一掃する。」


「な、なるほど。」


健吾がレベル上げのノウハウを持った事で国の重要人物になった事、それから反王派についての詳細と愚痴をたらふく聞かされる。


「そういう訳で、君を出国させて他国の利益になるような事をされる可能性を心配するのは当然と思わないかい?」


「思いますね、僕の性格ならガンガンレベル上げ手伝うと思います。」


「しょ、正直だねぇ。ただそうなると我が国としては非常に困るんだ。魔王、そして悪魔の巣の脅威に対して世界各国が同盟を結んでいるが、もしも平和になった時、それは簡単に破られる。」


「どこの世界もそうなんですね。お家の事情で国力が低下した時に同盟を破棄して攻め込んでくるってのは僕の国の歴史にもよくありました。」


「そう、そうなんだ。そこなんだよね。この世界もそうだよ。昔はどの国も年中戦争していてね、同盟を結んだのが魔王という人類の共通の脅威に直面してやっとだよ。」


「悪魔の巣という脅威が去ったら昔に逆戻りするのは目に見えている。ほんと、人間という生き物の限界を感じるよね。」


「だからこそ、ケンゴ殿を他国に渡せないし、レベル上げのノウハウも知られる訳にはいかないんだ。窮屈な生活になるかもしれないが、どうか我が国に残ってこれからも僕らを支えて頂きたい。」


いかに健吾が必要かを語り、そして改めて頭を下げてくるケビン。

最上級の礼であるのは健吾でも理解できた。


「いいですよ。むしろこちらからお願いしようかと思ってました。」


「えっ?」

「!?」


それはもうあっさりと、あっけなく健吾は応えた。

スティングやテーズたちも驚いている。


「い、いいのかい?」

「はい、と言うか・・・あわわ!頭を上げてください!」


姿勢を戻し、驚いた表情で健吾を見つめるケビン。

国に縛り付けるのを拒否される事も想定していたので拍子抜けしたようだった。


すーっと深呼吸をしてゆっくり語り出す。


「スティングさんに召喚してもらってから3か月位ですかね。向こうの世界での散々な生活と召喚してもらった恩返しの話は何回かしたので省略します。」


「で、結論から申し上げますと、僕にはまだまだこの世界の知識が足りてません。」


「もし殿下の提案を拒否して他国に行くとしても、他国の知識・・・と言うか国の名前すら知りません。」


「ぶはっ!」

「そ、そこまでか!がっはっは!」

「ケンゴさん無知ですわぁ。」


耐えられなくなったテーズやリリィに笑われてしまう。


「そうなんです、圧倒的に知識が足りてないのです。そんな世間知らずが他国に行って「レベル上げのノウハウ知ってます!」なんて言うの危なくないですか?」


「ま、まぁそうだね。良くて国賓待遇、悪ければ奴隷落ちさせて死ぬまでレベル上げさせられたりもあるかも。」


「こわっ!」

「贅沢させるより因縁付けて奴隷にした方が無償でこき使えるからな。」

「あの国ならやりそうじゃな。」


「奴隷・・・そういうのができる国があるんですね、ならやっぱり今の待遇を捨ててまで出国する理由にはならないです。」


「衣食住全て快適で、何より魔法の研究、実践が出来る。それに殿下やスティングさんたち国の重鎮にも認めてもらっている現状、もったいなさ過ぎますよね。」


「ぶふっ!素直でよろしい・・・。」

「・・・。」


素直過ぎる意見にケビンも吹いてしまう。

スティングも嬉しそうに笑いながら無言で頷いている。


「という訳なので、これからもよろしくお願いします。レベルを上げた騎士さんたちは悪魔の巣から国を守る為にレベル上げを手伝いましたので、出来れば他国を攻めるような事はやめて欲しいですが。」


「おお、ありがとう!君の言いたい事は分かってるよ。少なくとも僕が生きている間は侵略戦争は行わないよ。そこまで腹黒くないからね。」


「殿下ほんとか~?」

「怪しいのぅ~?がっはっは!」

「し、師匠やめて下さい!」


テーズたちの不敬なツッコミに慌てるスティング。

ケビンは全く気にしてないようなのでかなり深い信頼関係があるのだろう。


「じゃあ明日からでもこの世界を知ってもらう為の講師を付けよう。」

「本当ですか!それは嬉しい。」


「まぁ、君の知識が無いのはほとんどレベル上げに時間を費やしてくれていたからだしね。いい先生を紹介するよ。」


「ではわたくしは神殿とカティア教について教えて差し上げますわ!」


「おおー!ありがたいですねぇ。お願いします!」


その後は国の特産物やおいしい料理などの話題に花が咲き、お開きとなった。


研究施設に帰る途中でリリィと別れ、一人になる。


「本当に魔力操作とレベリング以外ほとんど何もしてなかったんだなぁ。」


「現状を考えると不謹慎だけど、まだまだ楽しい事がいっぱいありそうだな、それにそろそろヒーラーがしたい・・。」


ふーっと一息付いて、夜空を見る。


「ああ、女神様、本当にこの世界に呼んでくれてありがとう!」


女神様に改めて感謝し、空に火魔法を放った。

花火のようにドーンと弾け、キラキラと余韻で光る。


現世の花火を小さくしたような物だったが出来が良かったので満足していると、


「キャーー!!」

「何だ!?敵襲かっ!?」

「騎士団集合せよ!!!」


見慣れていない城の人達が叫び出して大騒ぎになり、色々と台無しになった。


それを見た健吾がその場からダッシュで逃げて行くのを、王家の影の人が笑いを押し殺しながら見ていた。

滞在している国、ゴールドランドにある8つのダンジョン


低級ダンジョン

南の森ダンジョン  Lv20 ゴブリン・狼系    王都から南へ1時間

国立墓地ダンジョン Lv20 アンデッド系     王都から南東へ30分

川沿いのダンジョン Lv20 スライム・動物系   王都から南西へ2時間


中級ダンジョン

深森のダンジョン  Lv40 亜人・動物系     王都から東へ1日

鉱山のダンジョン  Lv40 昆虫・爬虫類系    王都から西へ1日

草原のダンジョン  Lv50 亜人・動物系     王都から西へ2日


上級ダンジョン

湖畔のダンジョン  Lv60 水棲亜人系      王都から北へ2日

廃城のダンジョン  Lv70 アンデッド系     王都から北へ3日



騎士団のレベルと人数


第一騎士団 所属人数 約620人 (肩書だけの役職20人)

レベル20台300人 30台100人 40台70人 50台20人 60以上10人


第二騎士団 所属人数 約1000人 

レベル20台~40台 0人 50台970人 60以上30人


第三騎士団 所属人数 約2000人

レベル20台~40台 0人 50台1980人 60以上20人



もし気に入って頂けましたら評価・イイネ等、よろしくお願いします。

抜け毛が減ってハゲみになります。

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