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心の目で見てとれる喜びを
作品番号 No.22
2024.8.3 21:07〜21:23
少しばかり後悔の残る過去は、私にはもう必要のないものだった。
この何でもなく、何でもありな世界では、全ての感情を鍋に入れて煮こんでも、「感動」という言葉で完結させられる。
「俺についてこい」なんていう幻想は、「恥」でしかない。そうバッサリと切り捨てることによって、少数の人間に「感動」という感情を植え付けることができる。礼はいらない。
シリアスだか何だかは知らないが、放置されることによってできた自由を持て余すのは好ましくない。「他人のため」に自分が幸せにならなくちゃいけないから。
理想を掲げていて、良かったこともあった。やっぱり妄想に近くて、自分を「痛い奴だな」なんて嘲笑したりはしたけれども、今が楽しいし、何より喜びが多いから、それでいいんだ。
作品解説
入院中、退院前日に書いた一作。
これからの「今」について、「入院」という過去に触れながら描いている。




