これ?
印、かぁ…
やっぱりコレの事だよね?
クロエは左肩にある紋章のある所を摩る。
あれから数日たったが消えずにはっきりと残ってるいたのだった。
「あの、たぶんわたしのひだりかたにありましゅ」
うーん、肩だからどうやって出そう…
今日はブラウスの下にインナー着ているからまぁ大丈夫かとクロエは思い、ちょっと恥ずかしながらブラウスを脱ぎ紋章を見せる。
「ふむ、やはりそうか。これは古くからある紋章でな。神を表す印になっている。」
そ、そうなんだ…
「安心しろ。これからは何が起ころうが我らが力になろう。」
「ありがとうごじゃいましゅ!」
「よかったな、クロエ。」
ゼノ様がよしよしと頭を撫でてくれる。
ああぁ…私、溶けます…。
「…なあ、確認も取れた事だし1ついいかぁ?」
「どうした?…ブレイン。」
ようやくこの場が収まりつつある中、団長のブレインが手を挙げる。
国王陛下は不思議に思いながらもブレインの顔を見た瞬間あ、これ悪い事考えてる顔だな。と分かるくらいニヤニヤと悪どい笑みを浮かべていた。
「おれ、騎士団長辞めるわ。」
「「「「は?!」」」」
「んで、このチビ助が10歳になったら教官、いや、師匠としてビシビシ鍛えてやるよ。ククッ」
「貴方が辞めた後、団長はどうするんだ?」
ゼノは当然納得出来ないと言った感じでブレインに問う。
「ンなもん決まってんだろ。ゼノ、お前が今日から団長だ。なぁ、陛下、俺は団長辞めたって別に国に使えるのを辞めた訳じゃねぇ。それに、このチビ助は今や国宝レベルだ。四六時中常に誰かと居ようが必ず空きは出来る、幸い本人も強くなりてぇと思ってるんみてぇだし、ゼノにしたって実力もあるし仲間からも慕われている。…お前ならやれると俺は確信してる。」
いつもは横暴で人の事を滅多に褒めないブレインがゼノの事を認めていた…と言う事実にゼノは胸がグッと熱くなった。
「団長…」
「もう俺は団長じゃねぇ、ゼノ、お前が団長だ。なぁ陛下いいだろ?」
暫く考え込む仕草をした陛下はうむ、と首を縦にふる。
「わかった。訓練場所は騎士団の訓練所の隣でやるといい。騎士舎もある。空きがあったはずだ、そこに住み込み13歳になったらセヴァリー学園に入学するといい。勿論学費はこちらで持つ。どうだ?」
「お、おねがいしましゅ。」
「ライオネルとミアにはこちらから話をつけるから安心しろ。」
師匠がブレインになるのはなにやら恐ろしく厳しい訓練が待っていそうだが、間違いなく強くなれそうだ。
でもまさかゼノ様が団長に昇格する場に立ち会えるなんて、それに騎士舎ってもしかしてゼノ様も住んでるんじゃ…
クロエはなんだか凄い事になって来た、と頭が混乱しながら帰りの長い廊下を歩く。
今日の晩御飯はまたまた赤飯と豪華な食事になったのは言うまでもなかった。




