第98話 女盗賊の襲撃
翌日レイ達は商会に向かい、買ってきた商品を倉庫にしまい、担当者達から報告を受けてから宿屋に向かい、フゲルから宿屋の状況を確認して、畑に向かう
「御主人様!! 何か御用でしょうか?」
レイが畑を見て回っていると、まとめ役がレイの元に来て頭を下げている
「卵とミルクの状況と野菜の状態を見に来たけど、問題はないかな?」
「全員ご飯を食べれて、元気に作物を育てています!! 御主人様に感謝の言葉しか思い浮かびません」
「何か困り事は?」
「1つだけ問題が… 3人妊娠していますが… 他にも4組一緒になりたいと話が有りました… その… お許しを頂けますか? それと初めてを奪って頂きたいと思っております… 」
まとめ役が説明していると、人を呼んでいる。集まって来た人をレイが鑑定している
「元気な子供を産んで育てるように… それと畑の仕事はしっかりするように」
レイが8人の若い人達を見て言う
「はい! 御主人様、この場でも良いので初めてを… お願いします」
女性達が頭を下げてから服を脱ぎ始めている
「必要無い!! 服を着なさい」
レイが慌てて言うと、レインが女性達を集めて話し合いをして女性達が驚いた様にレイを見ている
レイ達はそのまま畑を見て回り、妊娠した女性達に声を掛けてから、町に戻って歩いている
「レイさん! 戻られたと聞いて是非奴隷商に寄って頂きたいと思っておりました」
ニーズドンがレイを見付けて近寄ってきて言う
「え! 用は無いだけど」
レイがニーズドンを見ている
「御相談が有ります。 伯爵様を通して話しても良いのですが… まずは話し合いを持ちたいと思います」
ニーズドンが笑顔でレイを見ている
レイ達が奴隷商に向かい、ニーズドンの案内で奴隷が並んでいる部屋に案内される
「こちらは、期間奴隷となります。 村や町中で自分から期間奴隷として買い手を探している者たちです……」
ニーズドンが説明して、奴隷達がレイにアピールをしている
「必要無いだけど…」
レイが苦笑いしている
「容姿が良い者だけでも雇って頂きたい… 借金奴隷になる前に… 期間奴隷なら安いのですから、大体… 2年から3年の奴隷です… この町で有名な商会の代表が期間奴隷を雇わないのは町として損失です」
ニーズドンか必死に説明をしている
「御主人様、少し雇った方が良いと思います。 宿屋の掃除の奴隷も2ヶ月後に期限が切れる奴隷がいます。 交代で雇っても良いと思います」
レインが説明をしている
「え! そうなのか? 少し調べてからでも良いのかな?」
レイが考えている
「レイ様またのお越しをお待ちしております」
ニーズドンが笑顔で言うと、奴隷達も笑顔で見送っている
レイ達が町中を歩いて市場の商品などを見て回り、商会の方に向かおうとする
「御主人様、付けられています」
エリンが警戒した様にしている
「騎士の詰所の方に向かうかな… 面倒だから」
レイが呟いて向かう方向を変えて歩いていき、アリスが後ろを気にしながら歩いている。人が少なくなると後ろから走って近付いてくると、左右に別れて包囲するように武器を構えている
「金持ちな冒険者か? 金を全部出せ!!」
後ろから歩いてきた女がレイ達を睨んでいる。男達が笑みを浮かべている
「面倒だから消えてくれませんか? 女の賊なんて珍しいけど…」
レイが振り返り女を見ていると、レインが訓練用の剣を出して、エリン達に渡している
「ん? 魔法の鞄!! 捕まえれば一生食べていけるぞ!!」
女がレインの鞄を見て大声をあげると、男達が間合いを詰めている
「実力差解らない? 早く去って欲しいけど… やり合うなら死ぬ覚悟と犯罪者奴隷になる覚悟有るの? 一様Bランク冒険者だけど」
レイが女を睨んでいる
「それがどうした? 命を張るのはお前だけだ!! ひ弱さそうな女から人質にしろ!! かかれ!!」
女が声をあげると、男達が一気に迫り、エリンとアリスが訓練用の剣を振り抜き男が弾き飛ばされて、転がっていき、ファーが男達に突進して次々と弾き飛ばしている。 男がルカを捕まえようとすると、ルカが腕をかわして足を蹴飛ばして男が体勢を崩してから男の顔を殴り男が倒れると、直ぐに股間目掛けて蹴りを入れている
「あの女も強いぞ!! あっちの女を狙え」
男が慌てて武器をルカに向けて叫び、男が2人レインに向かって近付き、エリンが男達に向けて剣を振り抜き弾き飛ばして、もう一人も直ぐに弾き飛ばしている
「これで終わりかな? 覚悟出来ているかな?」
レイが女を見ている
「強い… 口先だけで無いのか? … 何故高ランク冒険者がこんな所に… 」
女が後退りしながら呟いている
「逃げるのかな? 逃げれるかな? よく考えてどうするか決めても良いけど… 」
レイが微笑みながら言うと、ルカが倒れている男の腕を掴み膝蹴りをして骨を折っている
「容赦ない… 降伏する… 」
女が諦めた様に武器を捨てている
(勝目無いな… あの弱そうな女が一番容赦無い… 簡単に腕の骨を折るなんて… 不気味な一団… 襲う相手を間違えたな… )
「え! 降伏? どうしよう」
レイが苦笑いしている
「騎士に突き出す前に… 取り引きしないか? 命を助けてくれるなら、身体を自由にしても良い… 抵抗はしない」
女がレイを見て言うと、鎧を脱ぎ始めている
「興味無い… レインとエリンかいるから!! 見て解るだろ?」
レイが慌てて言うと、女が止まりエリン達を見てから自分の胸を見てガッカリして、膝から崩れ落ちている
「容姿も勝てない… もう終わりか… 」
女が涙を流している
騎士が集まって来てレイ達を見て苦笑いしている
「賊の連行しても良いですか? レイ様達も同行をお願いします」
騎士が拘束を始めてからレイを見て言う
「治安悪化したのかな?」
「流れの冒険者でしょう… この町に住み着いている冒険者ならレイ様を襲う馬鹿はいないでしょう」
騎士がレイを見て言うと、女の拘束をしている
騎士の詰所に向かい、賊達は装置に触れさせて確認をしてからレイ達も装置に触れている
「レイ、後で処分したら持ち物を引取りに来てくれ… レイを襲う者がまだいる方がおかしいが… 」
騎士隊長が説明してため息をしている
「必要無いけど… 女盗賊は初めてだよ」
「あの女か? 怪我無しで捕らえたのは久々だ! 手加減したのか?」
「降伏したけど… 男達はルカが骨を折っていたけど…」
「怪我の治療の方が大変だな… 降伏か… 襲ってから降伏しても無駄だろうに… 逃げてもエリンならすぐに捕まえるだろうが… 」
騎士隊長が考えながらレイを見てから女を見ている
(襲ってから降伏しても無駄だろうが… 降伏してなければ両腕砕かれていただろう… レイの奴隷なら女相手でも容赦しないだろうし… 下手したら逆に四肢を砕いているかも… 女は怖いからな…)




