第97話 砂糖
レイ達が本邸に戻り、厨房に向かいフィーリスに買ってきた食料を出して説明している
「直ぐに使いますが… この根野菜はどうするのですか? この数全て使うのは難しいです」
フィーリスが根野菜を見ている
「作りたい物が有るから、切ってから煮込んで欲しい… ここだと大鍋を使いにくいか…」
レイが説明している
「裏の屋敷の調理場を使いましょう… それか隣でも良いですが…」
フィーリスが微笑みながら説明している
「裏に行くか…」
レイが考えながら言う
「ミミ、案内して向こうの料理人に命令と伝えなさい」
フィーリスが振り返りミミを見て言う
「は~い任せてください」
ミミが嬉しそうに言うと、レイの手を引いて出て行く
裏の屋敷の調理場に入り、ミミが説明して料理人が大鍋と出された根野菜を切って準備をしている
根野菜が煮込んで根野菜の形が崩れ始めると、大鍋から大鍋に布で濾しながら移して最後に布を絞って粕を集めさせている
「このカスはどうするのでしょうか?」
料理人が笑顔でレイを見ている
「それは肥料かな? … その液体を煮詰めて固まるまで頑張ってね… 焦がさない様にね」
レイが笑顔で説明して料理人が大鍋に火を入れて煮込んでいる
屋敷に戻ると、ニースが微笑みながら待っている
「御主人様、お帰りなさいませ」
ニースが微笑みながら言う
「ニース待っていたの?」
「食事の準備が出来ています。 暗くなってますが足元大丈夫ですか?」
ニースが微笑みながら言う
「ニース慣れたかな?」
「はい! 御主人様、夜の見回りを任されています。 明かりが無くても歩けます。 ベイロースさんに剣術も習っています… 買って頂いて本当に感謝しています。 こんなに周囲に良くしてもらえて… 生まれて初めて食事を食べながら侍女達と話も出来ています……」
ニースが嬉しそうに説明している
翌日レイは裏の厨房に向かい、ドロドロになった液体を見てから、鑑定して少し貰って少し舐めている
「中身を皿に入れて乾燥させて… レインこれは何でしょう」
レイが笑顔でレインを見ている
「何ですか? 甘い香りはしますが」
「砂糖… 黒砂糖の原液かな? 乾燥したら黒砂糖になるよ」
レイが笑顔で説明している
「え!! 砂糖!! 本当ですか!!」
レインが驚いて叫んでいる
「安く買い叩いて沢山持って帰ろうかな… 沢山作って… 錬金術姉妹に白砂糖にしてもらえれば… どのぐらいの価値かな…」
レイが笑みを浮かべている
「秘密にして… 将来売れば莫大な利益が…」
レインが驚きながらレイを見ている
「男爵領まで買いに行くか… 次はこの種かな? 」
レイが笑みを浮かべている
料理人に種を渡してレイが説明をして種の中身をお湯で茹でて無くなるのを見ている
「無くなりました… どうすれば」
料理人が困惑気味にレイを見ている
「無くなるか… 冷まして何になるかな?」
レイが説明をして料理人が鍋を冷やしている。しばらくして白い物が固まっている。白い物を集めて皿に上で火を着けて燃えるのを見ている
「蝋か… 蝋燭作り放題だな… 全部が蝋か確認も必要だけど… 蝋なら温度が低いか確認も… 湯煎かな?」
レイが説明を始めて料理人が大きな鍋に水を入れてその中に鍋を浮かべて種の中身を入れて火にかけている
「ろうそくなら売れますが… どう売るかです」
レインが困惑気味に言う
「あの果樹園の木を準男爵家の村に栽培させるかな? ろうそくならある程度安くても売れるし… 石鹸作りにも役にたつな… 酒からは何が出来るかな? 楽しみだな」
レイが笑顔で説明している
「安値でも買い取れますが… 精製方法は教えない方が良いと思います」
レインが考えながらレイと相談をしている
料理人が鍋を冷やして蝋を集めて残った液体をレイの元に持ってくる。レイが鑑定をしている
「オイルか… 食用ではないけど… 何に使えるかな? 匂いは悪くない… 侍女に試してもらうかな… 石鹸にしてからでも良いかな… 」
レイがブツブツ言っている。侍女に錬金術姉妹を呼んできてもらう
「御主人様、お呼びですか? 薬草の下処理勉強に忙しいですが……」
錬金術姉妹がレイを見ている
「これは何でしょう? このオイルは石鹸に出来るかな?」
「石鹸ですか? 蜜蝋無いですけど… これは?」
錬金術姉妹が蝋を見ている
「蝋だよ… 石鹸作れるかな? 」
「蝋ですか… 蝋!! ろうそくの!! それも… 結構柔らかい… 蜜蝋と同じくらいなら… 直ぐに作ってみます」
錬金術姉妹が嬉しそうに蝋を持ち上げて持っていく
「持っていった…」
料理人が苦笑いしている
「何が出来上がるかな? それに増産出来るかな? 高級品が出来たらミリーアリア様にあげて… 王都に持って行ってもらおうかな…」
レイが笑みを浮かべている
乾燥した黒砂糖を持って本邸に戻りみんなで少しずつ味見をしている
「甘くて美味しいです」
アリスが満面の笑顔でレイを見ている
「これが砂糖… 甘くて…いくらでも食べれそうです…」
エリンが尻尾を振っている
「内密に楽しみましょう… 大量に作れる様になるまで… 販売も難しくなるとは思います。 出処の調査もされそうですが… バレたら賊や貴族が押し掛けます」
レインが説明している
「しばらくは内緒にしよう… その前に材料を全部買取って、栽培も増やさないと… 売り出す時にはどうやって作ったか知られないように… ミッドランドから隣国にも売りつけるかな?」
レイが笑みを浮かべている
「御主人様莫大な利益を得られます」
レインがレイを見ている
「その前に全員鍛えておくか… 情報網も作りたいし… 防衛網も構築して… 商隊も作らないと… 村も強化して自給自足させて… ふふふ……」
レイが笑みを浮かべている




