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異世界転移のんびり自由に生きます  作者: 桂崇
第5章 ルセイドの宿屋とホルスウィナー

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第92話 アーマーリザード

レイ達が戦闘準備を終わらせて暗闇の方を見ている

「火球」

アリスか火の玉を作り暗闇に向けて飛ばして近付いてくるリザードに当たり爆発している。草木に火の燃え移り3匹のリザードの姿が見えている

「アーマーリザード!!」

騎士がレイ達の後ろから叫び

「ファイヤーボール」

ファーが魔法を放ち、アーマーリザードに火の玉が当たり爆発している

「硬そう…」

エリンがアーマーリザードを見て呟き、アーマーリザードに近付いて行き、レイも後を追っている


エリンがアーマーリザードの頭に剣を振り下ろして、剣が弾かれて別のアーマーリザードがエリンに噛み付きにくる。 レイが闘気をまとった一撃を下から振り上げる様にアーマーリザードの首に剣が当たり、深々と切り裂き、エリンは飛び退く様にレイの背中に回り込んでいる。アリスの火球がもう一匹のアーマーリザードに当たっている


アーマーリザードが暴れていると、レイも離れて他のアーマーリザードを見て剣を構えている。 エリン目掛けてアーマーリザードが飛び付き、エリンがかわしながら剣を振り上げて、アーマーリザードの顎が上に向くと、レイが剣を突き刺してから無理矢理横に切り裂き、アーマーリザードが鮮血を周囲に飛ばしながら暴れ、もう一匹が飛び付こうとするとファーのファイヤーボールが当たって地面に転がり、起き上がろうとするとエリンが剣を突き刺してから暴れるアーマーリザードから距離を取る


レイ達が警戒しながらアーマーリザードが動かなくなるのを見ている

「硬かったです」

エリンが剣の血を拭いている

「怖いな… こんな強い魔物が現れるなんて…」

レイがアーマーリザードを見ながら言うと、ファーと警備担当達がアーマーリザードに近付いて剣を突き刺して動かないか確認をしている

「リザードって食べれるのですか?」

アリスがアーマーリザードを見ている

「聞いたこと有りますが… 固いと言っていたような…」

レインがアーマーリザードを見ながら呟く

「え! 残念です…」

アリスがガッカリした様に言うと、ホルスウィナーが近付いてきて顔が引き攣っている

「レイ殿が強いとは聞いていたが… アーマーリザードを余裕で倒すなんて… 3匹でも騎士団が総掛かりで対応していたのに… 直ぐに男爵家の騎士団を呼んで調査をさせます」

ホルスウィナーがレイを見ている

「アーマーリザードは食べれるのですか?」

レイが笑顔でホルスウィナーを見ている

「は? それは調査が必要ですが… アーマーリザードを3匹をこの数で倒せる方が凄いです。 それに冒険者ギルドの褒賞金もかなりの額になるとは思います… 」

ホルスウィナーが説明している。騎士が馬に乗り走っていく


翌朝、騎士が近くの村から馬車を借りて戻ってきて、同行してきた村人がアーマーリザードを見て震えている

(凶悪な魔物がこんな近くに!! 恐ろしい…)


騎士の指示で村人達と協力してアーマーリザードを荷馬車に乗せて出発して街道を進んでいく


町が見えてくると、ミッドランド公爵家の騎士が門番に伝えて、門番がアーマーリザードを見て悲鳴をあげて腰を抜かして、声に驚いた兵士達が馬車を見ている

「ホルスウィナー様!!」

数人の騎士が近付いてくる

「直ぐに男爵に伝えよ… 街道でアーマーリザード3匹を倒して来たと」

ホルスウィナーが馬車から降りて言う

「お見事です!! 直ぐに使いに行ってきます」

騎士が笑顔で言うと直ぐに町に戻っていき、他の騎士に宿屋の手配を頼んでいる


騎士の案内で領主の館に向かい、騎士達が列び待っている

「ホルスウィナー様、アーマーリザードを討伐感謝します」

男爵が出て来て笑顔で言う

「あの冒険者が倒したが… 礼はあの冒険者にするように」

ホルスウィナーがレイ達を見て言う

「冒険者がですか? 凶悪なアーマーリザードを? 信じられませんが……」

「アーマーリザードの死体を見ても文句を言えるか? 」

ホルスウィナーが馬車を見ている

「ホルスウィナー様が言われるならば、信じますが… あの冒険者が公爵様より連絡が有った冒険者ですか?」

「その通りだ… 予想よりも強いぞ… それもあの護衛達もそれ相応に強い… 」

ホルスウィナーと男爵が話し込んでいる


レイ達は騎士の案内で宿屋に向かい、ゆっくり休息を取り、翌日レイ達は町中を歩き色々な物を見ている。後ろには男爵家の騎士が警護をしている


宿屋に戻り、レイとレインは男爵家の屋敷に向かい部屋に入る

「レイ殿、アーマーリザードの討伐の証明書を発行してある。これを冒険者ギルドに持っていってくれれば、報酬を受け取れる」

男爵が説明をしている

「ありがとうございます」

「アーマーリザードの素材だが、革は硬く良い防具になるだろう… 加工はミッドランドで行う事をお勧めする」

「何故でしょうか?」

「加工にはそれ相応に腕が必要である… この町で加工を完全に出来る者がいない… 」

男爵が説明していると、ホルスウィナーが追加で説明している


「ホルスウィナー様と相談したが… 領地再建を進め始めたが、ここまでの罠になっているとは思ってもいなかった… マーブリル子爵家から派遣された重臣を調査して、横領に中抜… 商業ギルドとの癒着… 犯罪の見逃しなど… かなりの罪状もあり取り潰したが… 大きな商会を取り潰して交易にも影響が出ている… 財政難の為にどうにもならない… 」

男爵が説明している


ん? これは支援してくれなのか? 何も言わずに放置しようかな? 公爵様の罠かも…


「大変ですね… 冒険者には理解できません」

レイが笑顔で言うと、ホルスウィナーが苦笑いしている

(これは逃げられたのか? )

「実は前男爵の父が作っていた果樹園が有るのだが… これが全く機能してない… 加工が出来なくてどうにもならない…」

男爵が説明していると、木の実が運ばれてきてレイが鑑定しながら見ている。 侍女が切り分けてレイ達が少し食べる


「甘くて美味しくな… 」

ホルスウィナーが笑顔で男爵を見ている

「色合いが黒くなれば食べれるが… 日持ちがしない為売れない」

男爵が苦笑いしている

「美味しいのに勿体無いですね」

「ジャムにしても直ぐに腐り、酒にしようとしても腹を壊す酒になってしまう」

男爵が説明している


残念な果実か… 酒になっても腹を壊す酒か… アルコールの種類が悪いのかな? それにしても日持ちしないのなら何をしても無理かな… 酒になるなら発酵はするのかな… それなら何故だろう? 甘くて美味しい果実なのに…




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